「小さなお葬式」はネット注文で…追加料金なしの明朗会計で急成長

「小さなお葬式」はネット注文で…追加料金なしの明朗会計で急成長
2015年6月1日 産経新聞

 インターネットで販売する定額、低料金の葬儀「小さなお葬式」を全国展開するユニクエスト・オンライン(大阪市北区)が業績を伸ばしている。追加料金を請求しない明朗会計や通夜を省略する大胆なプランなどが人気だ。昨秋には安心な料金プランのノウハウを生かし、結婚式事業に進出した。(栗井裕美子)

 ◆独自に相場調査

 同社は田中智也社長が平成18年に起業。多くの追加料金を求められる葬儀費用に疑問を抱いたのが、きっかけだ。葬儀の会場や参列人数などに応じて葬儀費用を自動で見積もりできるソフトを開発し、価格順に葬儀社がリストアップされる専用サイト「葬儀本ドットコム」の運営を始めた。

 ところが、検索結果によって同じサービス内容でも葬儀社間の価格差が大きいことが分かり、顧客から「どの葬儀社を選べばいいのか分からない」と問い合わせが寄せられた。同社は「会場の使用料やひつぎの買い取り料などの相場価格が存在しないのが原因」としてひつぎや花などの卸業者に聞き取りを重ね、独自に設定した相場価格を基に定額制プラン「小さなお葬式」を開発。同社がネット販売し、提携先の葬儀社に委託して葬儀を執り行う業界初のビジネスモデルを構築した。

 ◆通夜なしプラン

 通夜、告別式、火葬をセットにしたスタンダードなプラン「小さな家族葬」(49万3千円)、同じ内容で100人までの参列者に対応する「100名までのお葬式」(64万3千円)のほか、通夜を省いた「小さな一日葬」(34万3千円)や、火葬のみの「小さな火葬式」(19万3千円)を販売している。

 日本消費者協会が26年に発表した業界平均(約122万円)に比べ、割安に料金を抑えた。戒名といった寺院関連の手配料などのオプションメニューのほかは、追加料金がかからない明朗会計を徹底。質素な葬儀を求める顧客ニーズに合わせた商品が人気を集める。

 40~60代の問い合わせが多く、利用者からは「表示価格はすべて込みの金額だったので助かった」「追加料金がなく、明確」などの声が寄せられているという。サービスを開始した21年は約5千件を販売し、25年に1万4千件に達した。

 ◆ブライダル進出

 さらに生前に葬儀などの準備を整える「終活」が広まっていることを受け、同社は26年3月、早く購入するほど葬儀費用が安くなる「早割チケット」の販売を始めた。チケットは1枚500円で、購入後31日目以降の3年間、「小さな家族葬」の場合で最大5万円を割り引く。3年の有効期限が過ぎれば、チケットを改めて買い直す仕組みだ。

 販売開始から1年で約5千枚が売れた。今年4月から全国の大手コンビニエンスストアの専用端末で支払いできるようにした。

 これらのノウハウを生かし同社は26年11月、結婚式事業に進出。式場やホテルと提携し、日取りが申し込みから4~2カ月以内の場合は割り引くサービスをブライダル業界で初めて導入したという。式場や宴会場などに空きがある日が間近に迫っている場合、そのまま埋まらない可能性が大きいため、割引の優遇策によって“駆け込み”の利用申し込みを掘り起こす狙いで、申し込みから2カ月以内の挙式が最大の割引となる。

 挙式のみの「挙式プラン」(9万8千円)、披露宴をセットにした「披露宴プラン」(64万8千円)、食事会をセットにした「会食プラン」(19万8千円)がそれぞれの最安値だ。

 同社の田中社長は「不明朗な葬儀価格を明確にするという社会的役割を追求してビジネスモデルを構築した。予算的にも安心して冠婚葬祭に臨んでいただければ」と話している。


<バチカン>同性愛の仏大使を同意せず 3カ月以上も

<バチカン>同性愛の仏大使を同意せず 3カ月以上も
2015年4月12日 毎日新聞

 フランスのオランド大統領が駐バチカン(ローマ法王庁)大使に任命した同性愛者の仏外交官に対し、バチカンが同意を与えず、物議を醸している。最終的な不受理が決まったわけではないが、キリスト教カトリックにとって同性愛者の処遇は敏感な問題だけに、バチカンとしても対応に苦慮しているようだ。

 大使を派遣する際には事前に駐在国から「アグレマン」と呼ばれる同意を得る必要がある。バチカンの場合、同意に必要な期間は通常3~4週間。だが、仏外務省のローラン・ステファニーニ儀典長(54)は1月5日の閣議で駐バチカン大使に任命されたが、3カ月以上が経過してもバチカンから同意の通知が届いていないという。

 同意の遅れを仏週刊紙カナール・アンシェネや仏紙ルモンドが報じ、仏テレビ・新聞が一斉に後追いした。バチカンは事実関係の確認を求める報道陣に対して「ノーコメント」の姿勢を取っている。仏カトリック紙ラクロワによると、オランド大統領は「最良の外交官の一人」として任命撤回には応じない構えを見せている。

 ステファニーニ氏はカトリック信徒。フランシスコ・ローマ法王は一昨年3月の就任以来、「神を求める同性愛者を裁くとしたら私は何者か」と同性愛者に融和的な姿勢を示している。だが、イタリア紙スタンパによると、同性愛者や再婚者らは、男女の結婚を神聖視するカトリックの教義に反するとして駐バチカン大使に就任できないのが通例という。

 フランスは1789年の仏革命以来、政教分離を貫く世俗国家。同性愛を「自然に反する不道徳」とみなすカトリックの総本山・バチカンに対して、フランスは同性愛者を含め事実婚のカップルに正式婚とほぼ同等の権利を認めている。大使任命を巡る対立には双方の文化の違いが横たわっている。【ローマ福島良典】



<ローマ法王>9月キューバ訪問を検討
2015年4月17日 毎日新聞

 バチカン(ローマ法王庁)の報道官は17日、フランシスコ法王が今年9月下旬の訪米時にキューバを訪問する方向で検討を進めていると発表した。法王は米国とキューバの国交正常化に向けた秘密交渉で仲介役を果たした。訪問が実現する場合、1日前後の短期間の旅程になるとみられる。

 南米アルゼンチン出身の法王は昨年、オバマ米大統領とキューバのラウル・カストロ国家評議会議長に書簡を送り、歩み寄りを促した。昨年10月には米国とキューバの代表団による大詰めの協議の場にバチカンを提供した。

 バチカンは1935年にキューバと国交を樹立。フランシスコ法王のキューバ訪問が実現すれば、先々代の故ヨハネ・パウロ2世(98年1月)、前任のベネディクト16世(2012年3月)に続き3人目となる。【ローマ福島良典】



ローマ法王:ダライ・ラマの面会断る 中国との関係配慮
2014年12月13日 毎日新聞

 フランシスコ・ローマ法王が、ローマ訪問中のチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世からの面会希望を断った。イタリア・メディアが報じた。バチカン(ローマ法王庁)は断交中の中国との関係改善を模索しており、中国政府を刺激しないようにとの配慮があるとみられる。チベット高原一帯で「高度の自治」を求めるダライ・ラマを中国政府は「分離独立主義者」とみなしている。

 ANSA通信によると、ダライ・ラマは11日にローマ到着後、法王との面会をバチカンに申し込んでいたが、「できないと言われた」と述べた。バチカン報道官は法王が「ダライ・ラマを大いに尊敬している」としながらも、中国との「微妙な状況」から面会の予定はないと認めた。

 中国のカトリック教会は政府公認の「中国天主教愛国会」と、法王に忠誠を誓う非公認の地下教会に分かれ、バチカンと中国は聖職者の司教を任命する権限などを巡り対立している。法王は昨年3月の就任以来、中国に対して、関係改善のための対話に応じるよう呼びかけている。

 ダライ・ラマは12日からローマで3日間の日程で始まった「ノーベル平和賞受賞者世界サミット」に出席している。サミットは当初、南アフリカ・ケープタウンで開催予定だったが、対中関係を重視する南ア政府がダライ・ラマへのビザ発給を拒否したため、ローマに変更された。

 ダライ・ラマが最後に法王と面会したのは、前任法王ベネディクト16世時代の2006年。【ローマ福島良典】



被爆から「何も学んでいない」 ローマ法王、戦争や核の脅威憂慮
2014年12月1日 共同通信

 ローマ法王フランシスコは11月30日夜(日本時間12月1日未明)、世界各地で戦争が起きている現状について「第3次世界大戦といえる」と憂慮、核兵器の脅威にもさらされ、長崎や広島などの被爆の歴史から「人類は何も学んでいない」と嘆いた。訪問先のトルコからの帰途、特別機での同行記者団との会見で語った。

 第2次大戦終結から来年で70年になるのを前に、中東をはじめ世界中でテロや紛争が続き、多くの人々が犠牲になっている状況にあらためて警鐘を鳴らした。【ローマ法王特別機中、共同】



ローマ法王 テロ無くすため宗教間対話を
2014年11月29日 NHK

ローマ法王のフランシスコ法王は訪問先のトルコで会見し、戦闘が続くシリアなど中東の現状に懸念を示したうえで、テロ行為を無くすため異なる宗教間の対話を進めるべきだと訴えました。

トルコを訪れているフランシスコ法王は28日、首都アンカラでエルドアン大統領と会談したあと、2人そろって記者会見しました。この中で、フランシスコ法王は「中東で戦闘が続いていることに、われわれは目をつぶってはならない」と述べ、イスラム過激派組織「イスラム国」の台頭などで今も戦闘が続くシリアやイラクの現状に懸念を示しました。

そのうえで「あらゆるテロ行為を終わらせるため、異なる宗教や文化の間での対話が重要だ」と述べ、異なる宗教間の対話を進めるべきだと訴えました。

一方、エルドアン大統領は「法王の訪問はイスラム世界に肯定的な影響を与える」と述べ歓迎したうえで、ヨーロッパなどでイスラム教への偏見が広がらないよう対策を取る必要があるという考えを示しました。

フランシスコ法王は、29日からはトルコの最大都市イスタンブールを訪れ、およそ10世紀前に東西に分裂した東方正教会の総主教と会談するなど、東西の教会の間での対話も進めることにしています。



ローマ法王:移民の受け入れ促す 欧州議会で演説
2014年11月25日 毎日新聞

 フランシスコ・ローマ法王は25日、フランス東部ストラスブールにある欧州連合(EU)の欧州議会で演説し、欧州が「内向き」にならず、高齢者や貧困者、移民に対する連帯の精神を実践するよう呼びかけた。ローマ法王の欧州議会訪問は1988年10月の故ヨハネ・パウロ2世以来、26年ぶり2度目。

 フランシスコ法王は演説で「世界は『欧州中心』でなくなり、欧州はやつれ、世界の主人公ではなくなっている」と述べ、欧州経済危機を受けて高齢者や若者、貧困者の孤独が深まっていると指摘。「(移民船の遭難が続く)地中海が巨大な墓地になるのは容認できない」と語り、移民の受け入れを促した。

 バチカンのお膝元である欧州では近年、宗教離れが進んできたが、フランス人のバチカン専門記者によると、飾らない人柄で人気のフランシスコ法王の就任以来、カトリック信仰回復の傾向が出始めているという。

 フランシスコ法王はカトリック史上初の中南米出身法王。欧州域外出身の法王誕生は約1300年ぶりで、バチカン(ローマ法王庁)の「脱欧州」の流れを印象付けた。昨年3月の就任以来、社会的弱者に寄り添う「貧者の教会」路線を打ち出している。【ローマ福島良典】



<ローマ法王>食糧市場が「飢餓などを克服する戦いの障害」
2014年11月20日 毎日新聞

 フランシスコ・ローマ法王は20日、ローマで開催中の「第2回国際栄養会議」で演説し、穀物などの食糧を金融投資の対象として扱う「市場・利益優先主義」が「飢餓や栄養失調を克服する戦い」の障害になっていると批判した。

 法王は、食料危機など地球規模の問題の解決にあたって「国家主権や国益に基づく取り組みの限界」を露呈していると指摘。国際社会が国家の枠組みを超えて、世界の富や食料の適正な配分に努め、飢餓や栄養失調に苦しむ人々に連帯を示すよう呼びかけた。

 法王は昨年3月の就任以来、「貧者の教会」路線を掲げ、社会的弱者に寄り添う姿勢を打ち出してきた。1992年の第1回国際栄養会議では先々代法王の故ヨハネ・パウロ2世が開幕演説をした。【ローマ福島良典】


<小倉・天疫神社>拝殿放火容疑で26歳男を再逮捕

<小倉・天疫神社>拝殿放火容疑で26歳男を再逮捕
2015年3月31日 毎日新聞

 北九州市小倉南区の天疫(てんやく)神社で拝殿が全焼する火事があり、福岡県警小倉南署は31日、拝殿に放火したとして住居不定、無職、中西祐輝容疑者(26)=現住建造物等放火未遂容疑で既に逮捕=を非現住建造物等放火容疑などで再逮捕した。

 再逮捕容疑は3月14日午後11時半ごろ、小倉南区下城野2の天疫神社拝殿に放火し、廊下を含む木造平屋計約200平方メートルを全焼させたとしている。

 小倉南署によると「火をつけたことは間違いない」と容疑を認めている。

 小倉南署は3月17日未明に神社から約170メートル離れた市営住宅に放火しようとしたとして20日に中西容疑者を逮捕していた。【田中韻】



<盗撮>遍路姿で 容疑で今治の42歳会社員を逮捕 松山東署 /愛媛
2015年3月31日 毎日新聞

 お遍路さん姿で盗撮をしたとして、松山東署は29日、今治市伯方町木浦、会社員、山本竜容疑者(42)を県迷惑行為防止条例違反(盗撮)容疑で現行犯逮捕した。同署によると、山本容疑者は容疑を認めているという。

 調べでは、山本容疑者は29日午後6時20分ごろ、道後温泉本館近くの土産物店内で、20~30代の女性5人のスカート内をコンパクトカメラで動画撮影したとされる。巡拝袋を手に提げて動き回る不審な動きに女性らが気付き、山本容疑者が逃走したため、約150メートル追いかけて取り押さえ、松山東署員に引き渡した。

 山本容疑者は白衣につえを持っていたほか、カメラは「巡拝袋」と呼ばれる白いショルダーバッグの外ポケットに入れ、ゴム製のフードで見えないようにしていた。巡拝袋は納経帳や納め札、線香など、お遍路に必要な物を入れる袋で、インターネット通販でも売られている。同署は「女性に警戒されないようにお遍路姿をしていたのでは」とみている。【伝田賢史】


性的虐待罪で元大司教起訴 バチカン、初のケース

性的虐待罪で元大司教起訴 バチカン、初のケース
2015年6月15日 中日新聞

 ローマ法王庁(バチカン)は15日、未成年者への性的虐待の罪で、バチカンの駐ドミニカ共和国大使だったヨゼフ・ベゾロフスキ元大司教を起訴したと発表した。7月11日に初の審理が開かれる予定。法王庁によると、バチカン内で高位聖職者が性的虐待の罪で刑事責任を問われる初のケース。

 カトリック教会の聖職者による性的虐待が近年、世界各地で発覚。信者らの批判が強まる中、バチカンは再発防止策や被害者支援への取り組みを強化し、問題を起こした当事者だけでなく、事件の隠蔽に関わった聖職者の責任も追及する司法部門を新設した。

 元大司教はポーランド出身。【ローマ共同】


・この問題に関して、以下の記事に「2004~13年の10年間に3420件の虐待被害の申し立てがあり、848人の聖職者が資格を剥奪された」とある。考えてみると物凄い数字のように思えるが信者数から考えるといいのかもしれない。

この司法的処置だが、きちんと判断ができるのか注目される。

加えて児童虐待も広く知れ渡っているカトリック教会だが、なぜ神を信奉する人たちが神の名のもとに自らの欲望を達成しようとするのか理解に苦しむ。

単に処罰するだけではなく、その心理過程を検討しないと沈潜してしまうだけだろう。これがカトリック教会特有の問題ではないだろうから今後ともに注目されることになろう。


<ローマ法王庁>性的虐待の法廷新設 隠蔽の司教裁く
2015年06月11日 毎日新聞

 キリスト教カトリックの総本山・バチカン(ローマ法王庁)は10日、神父らによる児童への性的虐待を隠蔽(いんぺい)した司教を裁く法廷を新設すると発表した。性的虐待は近年、カトリック教会を揺るがしたスキャンダルの一つ。フランシスコ・ローマ法王の諮問委員会が法廷設置を求める勧告を出し、法王が受け入れを決めた。

 性的虐待を隠蔽したり再発防止を怠ったりした司教は、教会法によって「聖職乱用」の罪を犯したとみなされる。バチカン報道官によると、疑いのある司教はまず法王庁内の担当部局で調査され、裁判にかけられるかどうかが判断される。

 司教を裁く新たな法廷は、カトリック教会の教義と道徳を担当する法王庁教理省内に設置される。法王が新法廷の担当者を任命し、今後5年間の審理状況を踏まえた上で、将来的な対応を検討する。

 バチカンによると、2004~13年の10年間に3420件の虐待被害の申し立てがあり、848人の聖職者が資格を剥奪された。だが、隠蔽した司教の責任を問い、処分を下す組織的な司法制度は整っていなかった。国連・子どもの権利委員会はカトリック教会には虐待関与の聖職者をかばい、隠蔽する「沈黙のおきて」があると批判してきた。

 新法廷設置について、諮問委員会に参加している虐待被害者は「前向きな一歩」と評価。一方、米市民団体「司祭による虐待被害者の会」は「加担した司教の追放と隠蔽抑止につながればよいが、そうなるかどうかを判断するのは時期尚早だ」との声明を出した。【ローマ福島良典】



<ミケランジェロ>20年前バチカン盗難…今ごろ身代金要求
2015年3月11日 毎日新聞

 ルネサンス芸術の巨匠ミケランジェロ(1475~1564年)の書簡がバチカン(ローマ法王庁)から20年近く前に盗まれ、最近になって、返還の条件として約10万ユーロ(約1310万円)の「身代金」の要求があったことが分かった。8日付イタリア紙メッサジェロが伝え、バチカン報道官も盗難と金銭要求を認めた。

 盗まれたのは、サンピエトロ大聖堂管理局の文書館に収められていたミケランジェロ直筆の手紙と、サインの入った文書など数点。バチカン報道官によると、文書館で働いていた修道女が1997年、手紙などが見当たらないことに気が付き、上司に報告した。

 メッサジェロによると、最近、文書館の元男性職員が大聖堂担当の枢機卿のもとを訪れ、「手紙のありかと、誰が持っているかを知っている」と明かし、返還の交換条件として約10万ユーロを要求したという。バチカン報道官によると、盗難であることが明らかになったため、枢機卿は申し出を拒否した。

 バチカンはこれまで、手紙などミケランジェロの文書数点の紛失を公表していなかった。元職員の盗みへの関与の有無や、盗まれた文書の詳細は明らかになっていない。バチカン警察がイタリア警察当局と連携して捜査にあたっている。

 サンピエトロ大聖堂はミケランジェロらが設計。1506年に着工され、約120年がかりで1626年に完成した。文書館は1579年に設立され、大聖堂の建設や歴史に関する書類や書簡、図画などが保管されている。【ローマ福島良典】


「ピラミッドは宗教施設」墓説否定…吉村作治氏

「ピラミッドは宗教施設」墓説否定…吉村作治氏
2015年3月6日 読売新聞

 日本のエジプト考古学の第一人者、東日本国際大学の吉村作治副学長は6日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、約50年間続けてきた発掘調査を踏まえ、王の墓とされてきたピラミッドについて自説を披露した。

 吉村さんは「ピラミッドで発掘調査が行われた時、石棺とされる石の箱にミイラも副葬品もなかった」と指摘し、「墓説」を否定。「神が降りてきて、人々がお祝いする宗教施設、日本でいえば神社」と推測した。ピラミッドの近くの地下で見つかった「第2の太陽の船」の発掘や復元の様子も紹介した。


・ピラミッドパワーなど、不可思議な力を手に入れたいという方はいる。オカルト系雑誌には、このような特集が今でもあるのだろうしグッズ販売も続いていることだろう。

このような古代の遺物については、驚異的な建築・建設技術など科学の対象としても面白い。その理屈が全て解明されているわけではないだろう。ただ集金・売名のために脚色されたストーリーが数多く存在しよく分からないのが実情だろう。

吉村博士の言うように墓所でなく礼拝施設なのか、総合的に判断するしかないだろう。

エジプト在住の方からのNHKラジオリポートをたまに聞くことがあるが、日本人に対しては好意的であり長年の友好関係がある。エジプトも一時期混乱していたが、このところは安定しているのだろうか。

在エジプト日本国大使館  http://www.eg.emb-japan.go.jp/j/


『世界ふしぎ発見!』番組史上初ピラミッド登頂 エジプト政府が特例許可
2015年3月5日 オリコン

 14日に放送されるTBS系『世界ふしぎ発見!』(毎週土曜 後9:00)が、1986年の放送開始以来、初めてエジプトにあるクフ王のピラミッドに登頂し、頂上からのリポートに成功したことがわかった。遺跡の保護と安全確保のため1983年に登頂が禁止されて以来、エジプト政府の許可を得て日本人と日本メディアが登るのは今回が初めて。

 放送第1回で扱うなど、これまで70回以上も古代エジプトをテーマとして放送してきた同番組。今回は、番組でもおなじみの名古屋大学・日本学術振興会特別研究員の河江肖剰氏の調査に同行取材することで特別な許可が下り、ミステリーハンターは番組最多出演を誇る竹内海南江が務めた。

 今回の調査とは、201段あるピラミッド全段の石の高さを測ること。クフ王のピラミッドの高さは138.74メートル、傾斜角度は51度で完全に左右対称の四角錐。その四面は正確に東西南北を向いているが、どのように作られたかいまだに謎が多い。全段を計測したのはおよそ100年前と40年前の2回のみだといい、今回調査した最新データに注目が集まる。

 番組では、最下段から201段までの登頂の様子を中心にリポートし、ピラミッドの構造に関するミステリーも紹介する。さらに、空撮も用いたという360度開けた頂上からの景色も放送される。

 自身も登頂に同行した担当ディレクター・岩垣保氏は、命綱をつけずに登ったことを明かし、「最初の段は1メートル50センチくらいあるので大変でした。とにかく這うように登って、僕は上からの画を撮っていたから一番怖かった」と振り返る。竹内は、同番組の原点ともいえるピラミッドの頂点に立ち、「これからも世界の不思議をお届けするという番組の使命への思いを新たにしました」と決意を語っている。



「世界ふしぎ発見!」第1351回
日本初!ピラミッド登頂!!!201段全段計測!
2015年3月14日 TBS

出演:草野仁、出水麻衣、黒柳徹子、野々村真、高橋英樹、伊集院光、武井壮、市川紗椰、竹内海南江

[書評]『寺院消滅――失われる「地方」と「宗教」』

[書評]『寺院消滅――失われる「地方」と「宗教」』(鵜飼秀徳 著 日経BP社)
鵜飼秀徳 著
2015年06月25日 WEBRONZA 松澤 隆

まさに諸行無常、ただしそれだけではない  

 5万2000と7万7000。全国のコンビニエンスストアと仏教寺院の数。「われわれはコンビニほど、寺を必要としているだろうか」。

 これが、本書を貫く著者の問いだ。現代仏教の実情を通して、日本社会の急所を突いた一冊。

 4章から成り、1章は「地方から寺と墓が消える」、2章は「住職たちの挑戦」、3章は「宗教崩壊の歴史を振り返る」、4章は「仏教教団の調査報告」。
 書名と副題から多くの読者が予想し、また、1974年生まれの元「報知新聞」記者で現役の「日経ビジネス」記者という著者の経歴から期待するような内容は、おそらく1章と4章だろう。

 過疎と高齢化は、あらゆる寺と檀家の関係に容赦ない。

 「跡取りがいない」「副業なしで食えない」という住職、「墓さえあれば寺も住職も要らない」という住民。経営と自足。各地で人間臭い本音がこだまする。

 島根県の山間部、長崎県の島嶼部のような世界遺産(と候補)を近くに擁する風光の地も、例外でない。

 また、文字通り瞬時に《消滅》した寺もある。岩手県陸前高田市。しかし、葬礼は残る。多くの死者を弔ったのは寺としての面目。ところが、被災地での本堂再建には、「政教分離」の厚い壁と、供養料の低額固定化という生々しい経済原理がのしかかる。

 本書執筆のきっかけが、2014年に日本創成会議が発表した「消滅可能性都市」と聞けば、著者の問題意識、取材の方向に共感が深まる。「都市が消滅するのに、寺や神社だけが生き残ることはあり得ない」という識者(石井研士國學院大学教授)の発言も、取材から引き出される。

 「消滅可能性都市」に存在する宗教法人数は、6万3000弱。試算では2040年までに35%が「消滅可能性寺院」になるそうだ。冒頭に挙げた7万7000の寺院のうち、住職がいない「無住寺院」は、宗派を超えておよそ2万、すでに宗教活動を停止した「不活動寺院」は2000以上あるという。

 各宗派の本部がテコ入れすればと、つい思う。ところが、「資金援助したり、後継者の面倒を見たりするようなことは不可能」(戸松義晴全日本仏教会元事務総長)。なぜなら、個々の寺院は個別の宗教法人格を持つので、宗門本部は「調査、指導、監督はできても『直接関与』はできない」。結果、滅びを待つか、危ない団体に悪用される。

 本書の読みどころは、こうした、経済記者らしい周到なルポだけではない。実は、著者自身が仏門の出なのだ(実家は京都の寺とか)。その《仏教者としての反省と模索》が、2章と3章。苦く、真剣な自問自答が、聞こえてくる。

 近現代に、転機が2度あった。まず、明治の廃仏毀釈。某国の原理主義にも似た仏像破壊の凄まじさ(逆に、昭和の戦争まで続く従軍僧など各宗門挙げての戦争協力)。そうした「負」の宗教史に僧侶は背を向けるなと、著者はいう。

 一方、政策としての妻帯・肉食が「葬式仏教」を推進したと指摘。今や住職の求婚問題は深刻だが、その裏にある、女性軽視にどう向き合うのか。古都の有名な尼寺ですら尼僧不足が深刻。ここにも、《消滅》の遠因がある。

 2度目の転機は、敗戦後の農地改革。改革は、「地主」でもあった日本中の多くの寺から広大な土地を奪った。その正否を論じることは、著者はしていない。ただ「小作人の寺に対する積年の恨み」と、書く。中には土地を失い「ショックで自殺した」住職も出た。

 その結果、「現在、深刻になっている兼務住職の問題、空き寺問題は、農地改革が起因していることが多い」と報告する。高齢化・過疎化が進行する前の、《消滅》への重い序奏だ。

 そして、今。生き残りをかけて、遺骨を全国から「ゆうパック」で受けつける寺が、登場。火葬場で数分の「釜前読経」に積極的に応じる僧侶も、常態化した。人々が求める《コンビニエンス》に、仏教が順応したというべきか。

 そうした、いかにも今日的現象の一方で、一般人から伝統仏教に入信し、「感動できる葬儀をやりたい」と、一寺を起こした若き住職の格闘、あるいは、東証一部上場会社役員を退任後に得度して、孫ほど年齢差のある指導僧から怒鳴られつつ修行を終え、無住寺院を一般人向け研修センターに変貌させた元企業人の軌跡も、紹介される。

 かくして著者は、吐露するのだ。《消滅》は「結局は僧侶が寺という『安全地帯』にとどまりながら、自分磨きを怠っていることに起因するのではないか」。

 巻末には、キリスト教徒・佐藤優氏の「解説」。こちらも秀逸である。


マザー・テレサ、来年にも列聖か

マザー・テレサ、来年にも列聖か
2015年5月20日 時事通信社

 イタリアのメディアは19日、インド東部コルカタを拠点に貧困者救済に尽力したマザー・テレサ(1910~97年)について、2016年9月にカトリックで最高位の崇敬対象である「聖人」に認定されるとの見通しをフィジケラ枢機卿が示したと伝えた。

 マザー・テレサは1979年にノーベル平和賞を受賞。03年に「聖人」の前段階の「福者」に叙せられている。

 一方、バチカン(ローマ法王庁)報道官は、列聖はまだ承認されておらず、「この日程で決まったと述べるのは時期尚早」と指摘した。【バチカン市AFP=時事】


・確報でないが、人気あるマザー・テレサだけに話題性はある。

カトリック信者でない人は聖人に対しての思い・憧れは薄いと考えるが、どうなのだろうか。


追記

シスター・ニルマラ・ジョシー死去
2015年6月23日 時事通信社

マザー・テレサが創立した女子修道会「神の愛の宣教者会」の後継総長、シスター・ニルマラ・ジョシーが23日、インド東部コルカタで死去した。81歳。報道などによると、心臓病を患っていた。



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Mother Teresa's Successor Sister Nirmala Dies at 81
2015年6月23日 バチカン放送局

Sister Nirmala Joshi, the first to lead the Missionaries of Charity after Mother Teresa, died Monday night, in Calcutta. She was 81 years old. She had suffered from heart problems for the past few years. After a kidney failure, on Friday, June 19 the doctors wanted to hospitalize her to undergo dialysis. The nun, however, preferred to stay with her sisters: After a Mass celebrated by a Jesuit priest in the hospital, she was discharged. Her funeral is scheduled for 4pm (local time) Wednesday at the headquarters of the Congregation.

Tuesday her body will be laid in the Church of St. John, before being transferred by evening to the Missionaries’ home in Tengra, a Calcutta suburb.

Sister Nirmala was born in 1934 in Ranchi, capital of Jharkand, which at the time, was a part of the province of Bihar and Orissa under the British Empire. His parents were from Nepal and her father was a British army officer, until India’s independence in 1947. Although her parents were Hindus, Nirmala was educated by Christian missionaries in Patna, capital of Bihar state.

It was then that she first met Mother Teresa and expressed her desire to share in her work. She soon became a Catholic and joined the Missionaries of Charity.

A graduate in political science and after a period spent as a lawyer, she became one of the first sisters of the congregation to lead a foreign mission, when she was sent to Panama.
In 1976, Sister Nirmala started the contemplative branch of the Missionaries of Charity, of which she remained in charge until her election as successor to Mother Teresa in 1997, six months after the death of the founder.

January 26, 2009 (Republic Day) the Indian government awarded her the Padma Vibhushan, the second highest civilian award of the country, for services rendered to the country.

Her term as superior general of the Missionaries of Charity ended March 25, 2009: she was succeeded by German Sister Mary Prema Pierick, who is still at the head of the congregation of Mother Teresa. (AsiaNews)



追記

ローマ法王庁 高山右近を「福者」認定へ
2015年6月25日 NHK

国外に追放されながらも信仰を貫いた戦国時代のキリシタン大名、高山右近に、ローマ法王庁は「福者」の敬称を与える方針を決め、25日、手続きを担当する神父が大阪を訪れて、高山右近の生誕の地を見て回りました。

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キリシタン大名の高山右近は、大名の地位を取り上げられ、国外に追放されながらも信仰を貫き、フィリピンでその生涯を閉じました。

それからちょうど400年に当たることし、ローマ法王庁は日本からの申請に基づいて、右近を死者への敬称で最高位の「聖者」に次ぐ「福者」に認定する方針を決め、手続きを担当するアントン・ヴィットヴェル神父がローマから来日しました。

ヴィットヴェル神父は、右近の生誕の地、大阪・豊能町を訪れ、右近が生まれた場所を示す石碑や石像などを見て回ったほか、豊能町の町役場も訪れて、茶人としても知られる右近にちなんで茶のふるまいも受けました。

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ヴィットヴェル神父は「右近がどういう場所で生まれ、育ったかを知ることができて、とてもよかったです」と話していました。ローマ法王庁は、法王による承認の手続きを経て、ことしの末から来年初めごろに高山右近の「福者」の認定を正式に発表する見通しです。



キリシタン大名・髙山右近研究室  http://www.hi-ho.ne.jp/luke852/ukon.html


追記

マザー・テレサが「聖人」に 来年9月にも列聖式
2015年12月18日 中日新聞

 ノーベル平和賞受賞者の故マザー・テレサが、カトリック教会で最高の崇敬対象である「聖人」に認定されることが決まった。ローマ法王庁(バチカン)が18日までに明らかにした。バチカンの列聖省が17日に最終決定し、法王フランシスコの承認を得たという。

 列聖式の日程は後日発表されるが、来年9月4日との報道もある。

 列聖には、その人が死後に起こした奇跡の認定が必要。イタリアメディアによると、2008年にブラジル人男性が脳の手術中、助かる見込みはないとされていたものの、男性の妻がマザー・テレサに祈って回復したという出来事が奇跡と認められた。【ローマ共同】



追記

高山右近を「福者」に認定 殉教とローマ法王庁
2016年1月22日 中日新聞

 ローマ法王庁(バチカン)は22日、1615年に死亡したキリシタン大名、高山右近がカトリックで最高の崇敬対象とされる「聖人」に次ぐ地位の「福者」に認定されることが決まったと明らかにした。認定儀式「列福式」の場所や日程は未定という。

 バチカンによると、福者となるために必要な条件である殉教と認められた。列聖省のアマート枢機卿が21日、法王フランシスコに面会して承認を得た。

 大阪で生まれた右近は父の影響で洗礼を受け、織田信長や豊臣秀吉に仕え、高槻(大阪府高槻市)や明石(兵庫県明石市)を治めた。【アテネ共同】


ムー公認「オカルトかるた」出た “極秘資料”満載

ムー公認「オカルトかるた」出た “極秘資料”満載
2015年5月6日 朝日新聞

 UFOや超能力、怪奇現象といった「世界の謎と不思議」に果敢に挑戦し続ける月刊誌「ムー」(学研パブリッシング発行)――。そんなムー公認の「オカルトかるた」が発売された。「縄文時代の宇宙飛行士」「世界統一をたくらむ秘密結社」といった怪しげな読み札で、「遊ぶほどにオカルト教養を高められる」グッズだ。

 ムーは1979年に隔月誌として出発。オカルト雑誌の草分けとして知られる。創刊号の巻頭は「総力特集 異星人は敵か、味方か?」だった。

 80年代初頭のニューエイジ思想ブーム、オウム真理教事件によるイメージダウンなど取り巻く環境の浮沈があったものの、「謎」「不思議」に対して、仮説を立てて推理や解釈を楽しむコンセプトは変わらないままだ。

 鳩山由起夫元首相も愛読者として知られ、「ムー民」と呼ばれる熱心なファンがいる。

 ムー公認なだけに、「あ」から「ん」まで46組の絵札は、誌面で使われた“本物”のイラストや写真を採用。読み札の文言は、ムー独特の世界観に満ちている。

 【あ】アーノルドが目撃したフライング・ソーサー
 【し】縄文時代の宇宙飛行士
 【せ】世界統一をたくらむ秘密結社
 【と】時をかける伯爵
 【に】2本の角があるネス湖の怪獣
 【ん】ンザンビ信仰とゾンビの呪術

■編集部で飛び交う用語の面白さ

 企画したのは、ムー編集部スタッフの望月哲史さん(38)。小さい頃から「ノストラダムスの大予言」シリーズ(祥伝社)で読書感想文を書くほど熱心なオカルトファンだった。

 そんな望月さんですら、2012年12月にムー編集部で働き始めると、「ムー的な言葉が飛び交うのに慣れるのに大変で、何を聞いても今で言う『ラッスンゴレライ』のように聞こえた」という。

 こういった編集部内で何げなく交わされるオカルト用語を聞くにつれて、「ユニークさ、世間とのズレ、異常性が面白い。その異常な視点自体がムーのコアではないか」と思い至り、そんな魅力をうまく伝えられるグッズを作れないかと考えた。

 編集部が収蔵する“極秘資料”である図版と、たとえば遮光器土偶に対して「古代の宇宙飛行士だ」と切り込む、ムー的な面白さ。その両方を、絵札と読み札で同時に表現できる商品として、かるたが思い浮かんだという。

■「“真実”は一つではない」

 学研の教育グッズとしての商品化も模索したが、「規模的にも内容的にも難しい」という理由で、望月さんの個人事業としてオカルトグッズ製作サークル「PLENLUNO(プレンルーノ)」から発売することになった。

 望月さんは「写真の札に『わかんねぇよ!』とツッコミながら笑って遊んでもらえれば。オリジナルの読み札を考案するのもオススメ。“真実”は一つではありませんので……」と話している。

 価格は税込み2160円。ネット通販や一部書店で販売している。数百セットずつの少量生産で品薄状態だが、5月末に再入荷するという。(北林慎也)


・いわゆるオカルト・精神世界の雑誌の老舗として、未だに残っている。マスコミへの浸透度は高く、中でもテレビ番組への元編集長、編集長の頻繁の出演でお馴染みだろう。そうした番組では、いわゆる肯定派の中心として、否定派の学者・タレントとバトルを展開し、結論を出すことはない。

私は、こうした雑誌をかなり以前は興味を持っていた時代もあるが、それは学研や徳間書店などきちんとした出版社が出しているからだ。ところがずっと見てきて、かなり確信犯的に人を惑わす出版が分かってからは距離感を大きくとっている。

こうした編集に携わる人たちの本音対談・インタビューを何度も見ているが、彼らは編集している内容が事実であるかではなく、売れるための話題性があるか否かだけなのだ。つまりヨタ情報であることを承知で、読者の利益をはかることはない。そうした業界のライターも売れるための文章を書いているだけに過ぎない。

例えば、オウム真理教信者はこのような雑誌・テレビ番組を契機として入信しているという報道を読んだこともある。リテラシーのない青年や子どもをターゲットとして、危険な内容を含む情報を、それが正しくないかもしれないと分かっていて提供することは出版社として正しいのか疑問がある。

彼らの根拠は、すべては科学で解明されたわけでなく、1%でも疑わしいことがあれが常識的なことも信じることはできないというスタンスである。これがより科学的な態度であるという主張に基づくのだろう。また実証されていないが新しい科学の知見を有していると主張する自称・研究家を重用する。

特に世紀末には、世界が終るという言説を振りまき社会を混乱させたことの罪は大きい。その検証も反省もないままに、流布した本人やマスコミは相変わらずに誤魔化しながら生きているのである。

こうしたことを取り上げなかったNHKだが、「幻解!超常ファイル ダークサイド・ミステリー」という番組でリテラシー教育を行った。この番組では、上記のような不可思議な現象を不思議現象!?と科学現象と分けて構成することで、視聴者に疑うことを教える。

例えば同じ映像を使っても、民放特番では最新UFO映像なるものが、NHKではCGによって合成されたものであることを説き明かしつつ、それがどう撮影されたかを検証することで解明をめざした。

このNHK番組では、いくつものYoutubeに動画を掲載している会社が、映像を売る会社であること示唆した。その会社へのメール取材で日本からの引き合いが特に多いことを暴露した。「極秘の情報では・・・」というのが、実は動画掲載サイトにある怪しげな映像である場合も多い。

科学的な見方をできないからこそ騙される。騙す人はきちんとした科学知識もないままに自説を述べる。そして、それを通して儲ける人たちが多く存在するということだけだ。

陰謀論にまじめに取り組むほど偏向して考え方そのものがおかしくなるように、こうしたオカルト情報も笑いとばすためと割り切れば面白い(⇒「と学会」ように)が、それを支える情報の信頼性が著しく欠ける場合は、いくら周辺情報を集めてもらちがあかないのである。

そこで一足飛びに、誰かが・大きな闇の組織が情報をコントロールし人類を支配するという大きな妄想体系にはまり込んでいくのである。世の中の現象、一つ一つは自分との関わりに存在するだけであって何か隠されたものがあったとすることは余りにも短絡的なことだ。


月刊ムー公認「オカルトかるた」

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[内容物]
読み札/取り札:46組
終末カード:8枚
遊び方解説書:1枚



82年ぶり大改修 横浜海岸教会、バリアフリー化

82年ぶり大改修 横浜海岸教会、バリアフリー化
2015年5月12日 神奈川新聞

 日本人信徒が参加した最初のプロテスタント教会として知られ、横浜市認定歴史的建造物でもある横浜海岸教会(横浜市中区日本大通)が82年ぶりの大改修を終えた。耐震やバリアフリーにも対応し、15日を皮切りに今後は毎月第3金曜日に一般公開も始める。上山修平牧師(60)は「改修を機に、より人々に親しまれる教会に」と話している。

 開港後の横浜では、宣教師らが私塾を開いて英語を教えながらキリスト教を伝道した。このような私塾兼礼拝所として、現在の教会所在地に小会堂が建てられ、1872年に祈とう会を始めたのが同教会の始まり。その3年後に「横浜海岸教会」と改称して本格的な会堂を建設したが、1923年の関東大震災で倒壊。33年に再建した会堂を80年近く使ってきた。

 近年は礼拝に訪れる信者の高齢化が進み、建物の耐震面にも不安があったため、2013年秋から大改修に踏み切った。歴史的建造物のため、ろうそくをイメージした細長い窓やステンドグラスを組み込んだ扉などの外観は細部まで極力変更せず、壁を厚くするなどして補強。車いすにも対応したトイレやエレベーター、授乳コーナーもある「親子室」などは新設した。

 改修費用の約3億3千万円のほとんどは信者の献金でまかなった。改修工事期間中の約1年半は近隣のミッションスクールの礼拝堂などを借りて、日曜礼拝を続けながら、新会堂の完成を待ちわびてきたという。

 バリアフリー化などに対応したのを機に、毎月第3金曜日の一般公開も始めることにした。上山牧師は「7年後には創立150年を迎える。これからも横浜の人々とともに歴史を刻んでいきたい」と話している。

 初回の一般公開は15日午前10時~午後3時。午後0時10分から30分間は初心者向けの礼拝も行う。


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・教会の耐震化、バリアフリー化、そして補修と建物の維持には必要なお金がかかる。

信者数の減少からか献金だけで済ませるのは大変なことで、歴史的な建造物はいっそうメンテナンスが必要になるのだろう。

一方で、建物という器だけでなく日本人が信仰を受け入れて生きていくことに主眼を置いた伝道も必要なこと。信仰においてもメンテナンスを自ら行うことを期待したい。


日本キリスト教会 横浜海岸教会  http://www.kaiganchurch.or.jp/

大浦天主堂  http://www1.bbiq.jp/oourahp/


大浦天主堂が拝観料値上げ
2015年5月4日 長崎新聞

 来年の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産で、国宝の大浦天主堂(長崎市南山手町)の拝観料が7月から、大人で300円から倍額の600円になるなど、大幅に値上げされることが3日、分かった。教会群は多額の維持保全費が必要で、修繕費の確保が主な理由という。

 値上げは、構成資産である7教会を所有するカトリック長崎大司教区の関係者でつくる「国宝 大浦天主堂保存委員会」で決まった。構成資産の一つで、国重要文化財の黒島天主堂(佐世保市)は近く大規模改修が必要で、国や県の補助を充てても、同大司教区の負担は1億円近いと見積もられている。黒島天主堂以外の教会も過疎化による信者の減少などで修繕費の確保が見込めず、多くの観光客が訪れる大浦天主堂の料金引き上げを余儀なくされた形だ。

 新拝観料は中高生400円(現在250円)、小学生300円(同200円)。団体割引の対象人数を今までの「30人以上」から「20人以上」に引き下げるが、団体割引料金も大人が500円(同250円)、中高生が300円(同200円)、小学生が200円(同150円)となる。

 大浦天主堂には昨年、約60万人の拝観者が訪れた。同天主堂の諸岡清美神父は「世界遺産登録を見据えた便乗値上げではない。教会群全体を守るための苦しい決断」と話している。


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国府宮の神職を逮捕 自宅で家出少女と淫行

国府宮の神職を逮捕 自宅で家出少女と淫行
2015年5月11日 中日新聞

 愛知県警愛知署は11日、児童福祉法違反の疑いで、同県稲沢市の尾張大国霊神社(国府宮)の神職、森亮太容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑は3月10日ごろ、稲沢市の自宅で、愛知県日進市の無職少女(16)とみだらな行為をしたとされる。

 署によると、森容疑者はインターネットの掲示板で家出中の少女と知り合い、2カ月ほど自宅に住まわせていたという。少女の家族が警察に相談した。森容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。

 国府宮は、「はだか祭」を行うことで知られる。同神社によると、森容疑者は権禰宜で、お守りやお札を渡す仕事をしていた。


・さまざまに考えさせられる、つまり空想を膨らませる内容である。

容疑者がたまたま有名な神社で神職をしているので大きく報道されたと思う。容疑者は少なくとも基礎的な神職の勉強か、大学で本格的に神道を学んでいるはずだ。

家出少女はネットで知り合った容疑者宅に泊まって居候し、どこにいるかも家族と連絡をとっていたのだろう。誘拐や監禁ではなく、家族か学校か周囲かとの折り合いが悪くて家出した少女を容疑者は不憫に思ったのかもしれない。

容疑を認めている彼と彼女は今後どうなっていくのか。彼は仕事を続けられるのだろうか。彼女は彼に何を求めていたのか。そして家出を止めて実家へ帰るのだろうか。28歳にしても16歳にしても、まだ若い。二人に何か真実のものがあったのだろうか・・・それとも、はだかの付合いに終わってしまうのか。

近くで行われている「はだか祭」だが、興味もなく地元テレビが伝える準備からの様子を見るくらいだ。調べたらでてきた資料には伝統ある寺社であることが分かる。

神男に触れて禊をすませて再度復帰し、困っている人のために生きることができることを期待したい。

追記
2015年3月、当時16歳の少女にみだらな行為をした児童福祉法違反の疑いが持たれている。
森容疑者は、「神待ち」と呼ばれる、家出した少女が、宿泊場所や食事の世話をしてくれる男性を求めるインターネットの掲示板で少女と知り合い、2015年1月から、およそ2カ月間、自宅に住まわせていたという。
(FNN)

尾張大國霊神社 国府宮  http://www.konomiya.or.jp/main/


実用日本語表現辞典 (Weblio 辞書)
権禰宜  読み方:ごんねぎ

神職の職階の一つで、禰宜の下位にあたる最も一般的な職階。宮司および禰宜が一般的に、1社に1人ずつと決められているのに対して、権禰宜には人数制限は特に設けられていない。権禰宜の下位に「出仕」などの職階が置かれることもあるが、それらは神職には含まれない。


愛知芸術文化センター愛知県図書館 貴重和本デジタルライブラリー
【神道】 国府宮神記  慶応4年(1868年)頃
https://websv.aichi-pref-library.jp/wahon/detail/10.html

少女に淫行疑い、神職の男逮捕
2015年5月12日 デイリースポーツ

 愛知県警愛知署は11日、家出中の無職少女(16)にみだらな行為をさせたとして児童福祉法違反の疑いで、同県稲沢市の神職森亮太容疑者(28)を逮捕した。

 愛知署によると2人はインターネットの掲示板を通じて知り合い、今年1月から4月まで森容疑者の自宅で同居していたという。少女の母親から相談があり分かった。

 逮捕容疑は3月10日ごろ、同県日進市の少女が18歳未満と知りながら、みだらな行為をさせた疑い。



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