「民衆がパニック起こす」チャーチル元首相がUFO遭遇情報を50年間隠蔽指示か

「民衆がパニック起こす」チャーチル元首相がUFO遭遇情報を50年間隠蔽指示か
2010.8.6 産経新聞

 第二次大戦中に英国空軍のパイロットがUFO(未確認飛行物体)に遭遇したとする情報を、チャーチル首相(当時)が50年間封印するよう指示していたことが、5日に解禁された機密文書から明らかになった。
 チャーチル氏の元護衛の孫が1999年に国防省に書簡で伝えたとされる情報によれば、空軍偵察機が任務を終えて英国に帰還する際、UFOに遭遇した。UFOは空軍機の近くで空中に音もなく停止し、その後飛び去ったという。
 書簡では、チャーチル氏は訪米した際に、アイゼンハワー連合国軍最高司令官(同)とUFO問題について協議し、「民衆の間にパニックを招き、宗教心の破壊にもつながりかねないので、機密扱いにすべきだ」との考えを伝えたという。
 また、95年の文書で民間機の機長が報告した情報によれば、マンチェスター空港に接近していた際に、UFOとニアミスした。地上での目撃者によると、その物体はサッカー場の約20倍もの大きさがあったとしている。



・宗教心の破壊とは、どんなことだろう。不思議現象は神を凌駕するんだろうか。

1960年前のことだからUFOの概念も乏しい。米国でも同様の現象は多数報告されているという。イギリス機密文書開示は50年なんだ。この時代は民衆のパニックを必要に恐れている。終戦時の日本でも民衆のパニックを恐れて画策したために終戦が遅れていた。それは国体護持という目的のためだけどね。

以下の記事にあるように、公式にはUFO調査は英国では終わってしまった。

米国ではアポロ計画に関する疑惑もあり、本当に月着陸があったのかも議論されている。アポロ計画の肝は、パイロットの安全に尽きる。だから、地上のスタジオで別撮りしたフィルムを使っても仕方ないかもしれない。それと本当に月面着陸したかは別問題だろうね。

「はやぶさ」のように、偶然に偶然が重なって帰還できた例もあるし未知への旅は面白い。

人間の知覚や記憶が完璧でないことは知られていることだ。見えないものを見えたり、聞こえないものが聞こえたりすることはいくらでもある。記憶も都合の良いように書き換えられたり忘却したりする。3D技術が一般化し家庭にも入り込もうとしているが、人間の認識能力はそれほど当てにならないというのが正直な感想である。

そうした曖昧さが人間らしさなのだろうと感じる。シャーマンなんて現代では障害者と分類されるかもしれないし、宗教の英雄たちも変人扱いされるかもしれない。大切なことは大勢の保守に生きる人たちの前方に、時代を切り開く少数の人たちがいて新たな文明・文化を築いているということ。前衛の芸術家やパフォーマーなどはそうだし、宗教を創始した人たちも時代の先を読めたり、人間心理の奥深さを直観できたのだろうね。

不思議現象を考える時には、人間の生物的・心理的特性を十分に知らないといけないというのが私の考えとなっている。それは、過去のいくつもの失敗から学んだことから得た教訓だから。人間は騙されやすいし騙されたいと思っている節がある。自分の頭で考えることは楽じゃないしエネルギーがいるからね。

興味深いのは、例えばオウム真理教を信じていた人の、その後は1/3がアレフに(固執)、1/3が他の宗教に(鞍替え)、1/3が宗教から足を洗って何も信じられない(離反)という経過をたどるという。その数字は誤差があるかもしれないが、実はどの現象にも当てはまる人間の行動パターンだと言える。

自分自身が過去に信じていた事柄に対して、今どのように感じるのだろうかと振り返ってみるのがいい。信じることと信じ切る、信奉することの違いを考えながら不思議現象から宗教までを俎上にしてみてほしい。


英国防省のUFO調査部門、50年以上の歴史に幕
2009.12.07 ロイター

 英国防省は、50年を超える歴史を持つ未確認飛行物体(UFO)調査部門を廃止した。同部門を存続させる予算面での合理的な理由がなくなったためという。
 同省は、これまでにホットラインや電子メールを通じ、UFOに関する情報が国民から数多く寄せられたが、英国にとって脅威となる証拠や地球外生命の存在は何も発見されなかったとしている。
 また、地球外生命が存在するかどうかについては何の意見も持たないとした上で、「こうした調査に防衛上の利点はなく、防衛予算を投じるのも適切ではないだろう」としている。
 英国防省のスポークスマンは、アフガニスタンでの治安維持活動など、より優先度の高い事項に防衛予算が集中されると述べた。
 また、UFO専門担当官を別の部門に配置転換することにより、年間4万4000ポンド(約650万円)のコスト削減ができるという。


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