イラン、「不貞」女性への石打ち刑停止

イラン、「不貞」女性への石打ち刑停止
2010年9月9日 MBSニュース

 イランで、「夫以外の男性と不貞行為を行った」として有罪判決を受け、「石打ち」による死刑の宣告を受けていた女性について、イランの外務省は8日、「石打ち刑」の執行停止を決めました。

 これは、43歳のイラン人女性が「夫以外の男性と不貞行為を行った」姦通罪で、2006年に石を投げつけて死刑を執行する「石打ち刑」の判決を受けたものです。

 国際社会の批判を受け、今年7月に刑の執行が停止となり再調査が行われていましたが、イスラム教の断食月が明ける今月10日以降、執行の可能性があるとされていました。

 こうしたなか、EUのバローゾ欧州委員長が7日、石打ち刑は「野蛮だ」と非難したほか、フランスなどがイラン政府との直接交渉に意欲を見せるなど、再び国際社会からの批判が噴出。

 こうした事態を受け、ロイター通信などによりますとイラン外務省の報道官が8日、「姦通罪に対する石打ち刑は停止し、再調査している」と表明しました。

 ただ、女性には夫殺害への関与の疑いもあり、これについては引き続き捜査中だとしています。イランでは、殺人罪には絞首刑が適用されます。



・石打ち刑とは、聖書の時代の産物だとばかり思っていたが現存しているんだね。やはり女性に対して罰則が厳しいのだろうか。これが野蛮かどうかは死刑を是認している日本人が判断するわけにはいかない。社会秩序を整えることが宗教国家にとっては必要なことだろう。


死ぬまで石を投げつけられる処刑を描く!
イラン出身の女優がその恐怖を語る
2009年6月19日 シネマトゥデイ映画ニュース

 昨年のトロント国際映画祭で映画『スラムドッグ$ミリオネア』に次いで評判を呼んだ映画『The Stoning of Soraya M.』(原題)について、オスカーノミネート経験のあるイラン出身の女優ショーレ・アグダシュルーに話を聞いた。

 本作は不当な理由で石打の刑にされた甥(おい)を持つイラン人女性の物語。石打の刑とは、罪人の体の半分を地中に埋め、大勢の者が死ぬまで石を投げつける処刑法。イランやアフリカなどのイスラム教国の地域で採用されており、主に同性愛や姦通罪が多い。

 石打の刑を映像で見たことがあるショーレは「この映画を観て、石打の刑が残酷だと思っている人は、実際の執行場面を見たら絶対に気絶するわ! 石打の刑に反対するイランの人々が、世間に知らせるために処刑執行中の映像をカメラに収めたビデオを密輸して、アメリカの映画業界で働くイラン人たちに配っていた時期があったの。18歳くらいの少年二人が同性愛の罪で、石を投げつけられていたわ……。しかも、1時間半もの間ね。……目を疑ったわ」と話してくれた。この石打の刑を伝える原作の「The Stoning of Soraya M.」が出版されたのは1994年。この難解な題材を、イラン出身のサイラス・ナウレステ監督が映画化を試み、知名度のあるイラン女優をキャスティングして、できるだけ多くの人たちに鑑賞してもらうまでには、10年以上の時間がかかった。

 「この役をやることができて、活動家としてのわたしが解放された気がするの。現在のイランについて真剣に考えているわたしにとっては特別の映画よ。わたしが子どもだったころはこんなことなかったの。つまりイラン・イスラム革命が起こる前ってこと。こんな残酷な処刑は聞いたことがなかったわ」と沈痛な面持ちで語ってくれた。しかし当然のごとく、本作がイランで公開されることはまずないだろう。

 本作の試写では、石打の刑のシーンになった途端に目を背ける観客が多くいた。しかしこの映像を直視することが、最も重要なことなのではないかと思った。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)



関連記事
スポンサーサイト



コメント


トラックバック

↑