私の教会はどうしたのですか?

私の教会はどうしたのですか?
2010年4月4日 ウィーン発 『コンフィデンシャル』

 オーストリアのローマ・カトリック教会は31日夜、ウィーンのシュテファン大聖堂で聖職者の未成年者への性的虐待を懺悔する特別礼拝を行った。これは同国教会最高指導者、ウィーン大司教区のシェーンボルン枢機卿が提案し、教会刷新運動「私たちの教会」も賛同、聖職者から性的虐待を体験した犠牲者も出席して開かれた。
 大寺院には約3000人の市民が参加して懺悔礼拝が行われた。シェーンボルン枢機卿は「わたしたち聖職者、教会が行った罪を認めます。われわれの中の者が他の人間に取り返しのつかない内的な死をもたらしてしまった」と、教会の名で謝罪を表明した。
 それに対し、当日参加した犠牲者たちの1人が「私の神よ、私は怒りを抑えることが出来ません。教会で未成年者に行われた性的虐待に対して、そして、それらの犯罪行為が教会上層部で隠蔽されてきたことに対して、私の怒りは高まります。私は当惑しています。私の教会、私のカトリック教会で何が起きたのでしょうか」と語っている。
 ちなみに、犠牲者の話を聞いたシェーンボルン枢機卿は「犠牲者が語る時、神が私たちに話し掛けてくる」と述べている。
 聖職者から性的虐待を受けた人が連絡するオンブズマンでは今年1月から先月末までに566件の電話があった。全てが聖職者の性的虐待の犠牲者からではないが、予想以上の件数に教会関係者はショックを受けている。内訳をみると、ウィーン大司教区で174件、インスブルック教区で115件の電話が入っている。その大多数の性犯罪は1993年前に発生しているため、法的には時効となっている。
 シェーンボルン枢機卿の謝罪表明と懺悔礼拝は、教会に対して批判的だった信者からも一定の評価を受けている。イースター(復活祭)を前に、教会が罪を悔い改め、再生することへの期待が強いからだろう。
 同国日刊紙エストライヒのフェルナー編集長は社説で「懺悔の祈りだけでは少な過ぎる。聖職者から性的虐待を受けた犠牲者には、教会側が経済的に償わなければならない」と述べている。



・懺悔ということはカトリック教会らしくていいなぁ。
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