元被害児童が証言「法王は虐待を知っていた」

元被害児童が証言「法王は虐待を知っていた」
2010年03月26日 AFPニュース

 米ウィスコンシン州で1950年~1974年、カトリック神父が200人あまりの聴覚障害児に性的虐待を加えていたとされる問題で、被害者の1人が25日、当時、バチカン教理省の長官だったローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、82)も事件を知っていたと証言した。

 米紙ニューヨーク・タイムズの報道によると、ウィスコンシン州の聴覚障害児学校に勤務していたローレンス・C・マーフィー(Lawrence C. Murphy)神父は1950年~1974年にかけて、学校の児童200人あまりに性的虐待を行ったとされる。同州の大司教は問題を報告する書簡を2度にわたってバチカン教理省に送ったが、現ローマ法王のヨゼフ・ラッツィンガー枢機卿(Cardinal Joseph Ratzinger)を含むバチカン聖職者らは、何の対応もとらなかったという。

 ニューヨーク・タイムズの報道をうけ、被害にあった児童の1人、アーサー・ブジンスキー(Arthur Budzinski)さん(62)は同州ミルウォーキーで25日、「ローマ法王は虐待を知っていたはずで、責任を負うべきだ」と語った。

 ブジンスキーさんによると、マーフィー神父は夜間に寮にやってきて、児童らをクローゼットに連れ込み性的虐待を行っていたという。ブジンスキーさんは1974年に当時のミルウォーキー司教らに虐待の事実を報告したが、司教に怒鳴りつけられ、泣いて部屋を出たという。

 ブジンスキーさんの会見は手話で行われ、ブジンスキーさんの娘がこれを訳して報道陣に伝えた。

 マーフィー神父は聖職をはく奪されることもないまま、1998年に死亡している。

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米紙ニューヨーク・タイムズが公開した、米ウィスコンシン州の聴覚障害児学校で1950年~1974年に児童らに性的虐待を行っていたとされる故ローレンス・C・マーフィー神父(撮影日不明)。



・全寮制の学校だったんだ。教会は福祉・医療・教育などの全寮制施設を多数保有しているからね。この当時は、PTSDとかの概念はなかったんだろう。子どもを守るべき立場だろうに。
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