「ブルカ、公の場所では禁止」仏下院委が勧告

「ブルカ、公の場所では禁止」仏下院委が勧告 (読売新聞)
2010年1月27日

 イスラム教徒女性の衣装「ブルカ」着用の可否を検討していたフランス国民議会(下院)特別委員会は26日、公の場所では禁じるべきだとする報告書を下院議長に提出した。

 ブルカ着用を法律で禁じる国は、欧州ではフランスが初めて。

 同委員会は、サルコジ大統領が「フランスはブルカを歓迎しない」と公言、国民の約6割が立法を支持する世論を受け、半年をかけて有識者ら約180人から意見聴取して報告書をまとめた。議会が立法化に向けて動き出すのは確実だ。

 同委のアンドレ・ジェラン委員長(共産党)が26日記者会見して明らかにしたところでは、報告書は、仏下院がまず「ブルカ着用禁止」の原則を確認する決議を採択した上で、「イスラム教徒差別」と反発する市民が行政訴訟を起こす場合などを想定、公立校、公共交通機関など「公の場所」を具体的に列挙する法律の制定を勧告している。

 すべての法律が可決されると、例えば、ブルカをかぶった女性が家族手当を受けるため、行政機関の窓口を訪れても、支払い拒否の権限を行政側に与えることなども検討されている。人口の約1割に迫るイスラム教徒に対し、フランスは国是とする厳格な政教分離原則への同化を改めて求めた形。ブルカ禁止の動きは他の欧州諸国に波及していく兆しも見え始めている。



・イスラムの厳格な慣習と、政教分離を徹底したいフランス政府との対立。今後とも推移を注目しましょう。
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