国際共同制作 よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~

国際共同制作 よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~

第1回 ヒトラーの野望
第2回 日米開戦
第3回 人類の“悪夢”

原題 APOCALYPSE - THE SECOND WORLD WAR -
制作年 2009年
国際共同制作 NHK/FTD‚ CC&C (フランス)

1939年9月、ナチス・ドイツのポーランド侵攻で始まった第二次世界大戦。
6年にわたる戦闘で、世界中が戦場と化し、数千万人の死者を出した史上最悪の戦争である。
2009年9月で戦争開始から70年がたつ。この間、戦争経験者の多くが世を去り、一方で若者たちが歴史への関心と知識を失うなど、世界各国で戦争体験は風化を続けている。戦争を何とか後世へ伝え、あの悲惨な出来事を繰り返すまいという思いは、日本だけでなく、世界の共通の願いである。
このような中で、記録映像をもう一度丹念に掘り起こし、その力をあらためて引き出そうというプロジェクトが進められてきた。最新のデジタル技術と綿密な時代考証により、白黒アーカイブ映像をカラー化し、第二次世界大戦の時代をよりリアルに再現する、という新たな試みだ。

第二次世界大戦は、小型化された映画カメラの発達により、戦闘の様子を動く映像で記録する初めての機会となった。戦争の様子は、各国の従軍カメラマンたちによって記録された。
今回、世界各地で眠っている記録映像を再発掘。フランスとの国際共同制作で、最新のデジタル技術を使い、白黒映像のカラー化を進めてきた。
色づけ作業は慎重に行われた。第二次世界大戦は、カラーのスチール写真も残され、兵器や軍服、日用品などの現物も多く残されている。それら1万件にのぼる色情報をデジタルでデータベース化。
映像1フレームごとに、細かい色づけ作業を行った。



・白黒フィルムにデジタル技術で色付けをおこなった。音声(効果音)は合成したものと思われる。

50分×3回シリーズで、第2次世界大戦の開始から終結までをダイジェストに伝えている。カラー化されて、より生々しく甦ったのかというと、たれプーさん♪はそうでもなかった。映像に惹きつけられるというよりは、どのように世界大戦を物語るかということに関心があった。米国などは当時貴重だったカラーフィルムを使って、多くの映像を残し公開してきている。例えば、沖縄戦の10フィート運動は記憶にあるし原爆投下直後の映像も公開されている。

この大戦は、映像を駆使した初めての戦争ということもいえるだろう。もう70年ほど前の映像であるが、映っている人たちはリアルである。その一人一人に家族があり職があり人生があった。それが戦争という機会に、前線と銃後に分かれて見ず知らずの土地で、他国人と殺しあう。この大戦は、総力戦ということに尽きるだろう。その過程で、無差別爆撃や人体実験、ホロコースト、原爆…といった現象が起こった。

この番組の意図は、歴史の風化を防ぐということだろう。もはや戦争を知らない世代が大多数を占めてきた。幸いに、第三次世界大戦は起こっていないが、代理戦争やテロ戦争といった地域的紛争はなかった時期がないほどである。ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン…などの独裁者が悪いのではない。独裁者に全権を委ねて判断を放棄した国民が最終的には責めを負うことになるだろう。

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