「2012年」と時の印(しるし)

「2012年」と時の印(しるし)
2010年1月8日 ウィーン発 『コンフィデンシャル』

 少し時期がずれたが、まだ許容範囲と考え、書いてみることにした。
 クリスマスになるといつも話題となるテーマは「ベツレヘムの星」だ。新約聖書によると、救い主イエス(メシア)の誕生を東方の3博士に知らせたのは「ベツレヘムの星」(マタイによる福音書)だった。
 3博士は星に導かれてイエスが生まれた場所を見つけるが、天文学者の間では、3博士を導いた星が「惑星」か、「彗星」か、それとも新星か、ひょとしたらハレー彗星だったか、さまざまな説があって、定説はない。天文学者ミハエル・モルナーは「紀元前6年4月17日、朝の天空に多くの惑星が同時に現れるという現象があった」と指摘している。
 ローマ・カトリック教会総本山、バチカン法王庁の天文学者、G・コンソルマニヨ氏はバチカン日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノ6日付のインタビューの中で、「ベツレヘムの星がどの星だったか、残念ながら解明できないが、イエス誕生前後の天文学的現象はイエスの降臨が宇宙的意義があったことを示唆している」と述べている。換言すれば、天宙的出来事が生じる前には必ず、何らかの「時の印」があるというわけだ。
 イスラム教の教祖マホメットは口承で、「ラクダに乗る遊牧民べドウィン(アラブ人)が高い建物を造る時、終わりが始まる」と述べている。読者は想起して欲しい。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで今月4日、世界一高層ビル(828メートル)「ブルジュ・ドバイ」がオープンしたばかりだ。
 また、世界に散らばっていたユダヤ人が再び国を建国する時、メシアが再臨する、という預言がある(イスラエルは1948年、建国宣言)。
 ところで、中南米で華やかな文明を誇ったマヤ人は9世紀から10世紀頃、地上から忽然と消滅したが、マヤ人の長期暦は2012年12月21日で終わっている。このことから「人類の終わり」「惑星の地球衝突」など終末シナリオが話題となってきた。
 マヤ暦に刺激されたわけではないだろうが、「2012年」を大きな転換期と予想する学者や宗教家たちは結構、多い。
 ちなみに、隣国の北朝鮮でも故金日成主席生誕100年目の「2012年」を「強盛大国の初年」と位置付けている。
 2000年前、イエスの誕生が「ベツレヘムの星」を通じて告知されたように、天宙的出来事が近い将来生じるとすれば、必ず事前に何らかの「時の印」があるだろう、と考えていいわけだ。
 当方は「2012年」が歴史的に大きな節目と予感する一人だ。



・何年にはどうなる!?という預言が多い。

映画「2012」でマヤ預言が取り上げられたが、預言があるから生き方をどうこうするというのはおかしい。人間は、裁きが最後にあるから善行を積むというのは、いかにも打算的ではないだろうか。裁きがなければ、どう生きてもいいのだろうかという疑問が湧き上がる。

ベツレヘムの星の真相は分からない。ドバイショックを予兆と考えるのはいかがか。2012年が節目になるのか分からないが、淡々と生きるしかないだろう。
関連記事
スポンサーサイト



コメント


トラックバック

↑