012 一生懸命より”適当”のほうがいいこともある

適当にやった行為が、一生懸命やったことよりもいい結果になってしまった。
ピウス法王、”ココアの法王”の話

断食を破らない飲み物
森永 CacaoFun

チョコレートを愛し普及させたのはヨーロッパの貴族たちですが、彼らについで重要な役割を果たしたのが、当時の僧侶階級、つまり修道士たちでした。
彼らは瞑想の時にピッタリの飲料としてチョコレートを愛飲したそうです。
そしてスペインの修道士の手によって、チョコレートは外国にしばしば運ばれるようになりました。しかし、最初の頃、チョコレートの評判は決して良いものばかりではありませんでした。ウィーンの僧侶は「チョコレートは人を興奮させるので聖職者には飲ませるべきではない」と猛反対しました。

しばらくして、チョコレートは教会の上層部から認められましたが、その理由が実に面白いものでした。
法王ピウス5世は、1569年にチョコレートを飲んで、そのあまりのまずさに驚き、これなら誰もチョコレートに夢中にならないだろうとして禁止を解いたということです。
現在のように味もよく、洗練されたものだったら、即座に禁止!となっていたことでしょう。

その後、チョコレートをめぐって教会内部で大論争が開始されました。断食中のチョコレートは是か非か!というのです。
この論争に結論がでたのは1662年。チョコレートは食べ物ではなく水のように液体であるから断食を破らないと判断されました。
この時、チョコレートが固体であったら、断食中は食べられず、その需要も減少してしまっていたことでしょう。まずくて液体であることが、チョコレートをさらに普及させることになったのです。

東洋経済新報社「チョコレート百科」(森永製菓編)より


・断食規定を強化したために、誕生したのがココア
ピウス5世の味覚が正しかったら、ココアは普及しなかったかもね…

適当とは、丁度いいということかもしれない。

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