子ども虐待 60年恒常化 アイルランドの教会施設

子ども虐待 60年恒常化 アイルランドの教会施設 神父や修道女関与 被害数千人 政府が報告書
西日本新聞 2009年06月03日

 アイルランドのローマ・カトリック教会が運営する児童施設で、1930年代から90年代にかけ、数千人の子どもたちが性的暴行を中心とした虐待を神父らから恒常的に受けていたことが、政府の調査委員会がまとめた報告書でこのほど明らかになった。同国は信心深いカトリック教徒が多く、国民に激しいショックが広がっている。

 報告書は2000年にアハーン首相(当時)が調査委を設置して着手。教会側の訴訟や政府内の妨害もあったため9年を費やした。国外在住者を含め施設に預けられた50-80代の男女千人以上から証言を集め、約2600ページに及ぶ資料となった。

 報告書によると、児童虐待の舞台となったのはカトリック系の孤児院、更生施設、障害者施設など200カ所以上で、神父や修道女ら800人以上が性的、肉体的、精神的虐待に関与した。証言者の90%以上が殴られたりけられたりしたほか、ムチや水、火を使った虐待を経験。半数が性的暴行を受けていた。特に男児を対象にした施設では、女児の施設よりも性的暴行が組織的に行われた。

 報告書は男児施設での性的暴行を「風土病」と糾弾。教会幹部は性的暴行を犯した者を「利己的秘密主義」から隠匿し続け、再犯を助長したと指摘。教育省に虐待の報告が届いたこともあったが、「黙殺した」として政府の責任にも言及した。

 証言者の30%は現在もトラウマ(心的外傷)を抱え、自傷、うつ病、アルコール・薬物依存症などに苦しむ。

 被害者には既に1人平均6万5千ユーロ(約850万円)の賠償金が政府から支払われている。しかし、今回の報告書では加害者の名前は一切明らかにされておらず、刑事訴追の証拠にはならないため、被害者や支援団体は激しく反発。マッカリース大統領は、より深刻な虐待を行った者は刑事訴追されるべきだとの考えを表明している。


・神父、修道女による組織的虐待。福祉施設で行われた蛮行。
彼ら・彼女らは、福祉施設に入るような子どもを悪の化身と考えている節がある。
もちろん性欲を満たす道具とした神父も多いだろう。ムチ、水、火を使った虐待、中世暗黒時代だなぁ。
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