「花祭り」

「花祭り」
2014年4月 8日 トクする日本語ブログ NHK アナウンスルーム

4月8日は釈迦の生誕を祝う『花祭り』が行われます。花で飾られた「花御堂(はなみどう)」というお堂に、釈迦の誕生仏(たんじょうぶつ:うまれた時の姿の像)が安置されます。釈迦がうまれたのは、今のネパールのルンビニーの花園とされています。この「花御堂」はその花園を表わしたもので、そこから「花祭り」と呼ばれるようになりました。また、甘茶をそそぐのは、釈迦が生れたとき甘露の雨が降り注いだという故事にちなんだもので、釈迦の産湯も意味しているということです。このほか仏教にまつわることばは、普段使う言葉の中にも多くあります。『ないしょ』は「内証」が変化したことばで、[証]には〔さとる〕という意味があります。仏教では【自らこころのうちで真理を悟ること。またその悟った真理】をさし、悟りは外からうかがい知ることができないことから「秘密」という意味になりました。また『出世』は、仏教語の「出世間」の省略の形で、本来は【俗世間の煩悩を解脱して悟りに入ることや、出家すること】をいいます。かつて貴族出身のお坊さんを「出世者」と呼び、昇進が早く、高い位に昇ることを「出世」と呼ぶようになったのが、一般に広がったとされています。最後に『機嫌』。もとは「譏嫌」と書きました。[譏]は〔そしる・非難する〕で、「譏嫌」は「そしりきらう」という意味です。仏教では【譏嫌戒(きげんかい)という、人に非難を受けないための戒律】があります。非難を受けないようにすることは、人の気持ちに配慮することにも通じることから、「譏嫌」が人の気持ちや気分を表わすようになり、字も〔兆し〕などの意味の[機]に変わったということです。



東北・祭りの掛け声
2013年6月10日 トクする日本語ブログ NHK アナウンスルーム

今月1日2日に福島市で『東北六魂祭』が行われました。東日本大震災からの復興の誓いをこめて、東北6県を代表する祭が一堂に集まったお祭りです。祭りにはそれぞれ独特な掛け声があります。『青森ねぶた祭』では、【ラッセラー、ラッセラー】と声を掛けながら、ハネト(跳人)と呼ばれる踊り子たちが跳ねて歩きます。ねぶた祭は、七夕の灯籠流しが由来といわれ、古く、灯籠に使うろうそくを求めて「出せ出せ、ろうそく出せ、出さねばかっちゃくぞ」と囃しながら家々をめぐったそうです。その「出せ出せ」が「らせ、らせ」となり「らっせらー、らっせらー」に変化したというのですね。ねぶた祭では、衣装を着れば誰でもハネトとして参加でき、音頭取りの【ラッセラー、ラッセラー】に対し、【ラッセ、ラッセ、ラッセラー】と答えるのがコツだそうですよ。さて、『山形花笠まつり』の掛け声は、【ヤッショ、マカショ】。これは昔の土木工事で土を突き固めるときの掛け声。山形の民謡・花笠音頭は「土突(どつき)歌」がもとになっているので、【ヤッショ、マカショ】と声を掛けるのですね。花笠を持っていなくても、当日踊りに参加できるコーナーがあるので、ぜひ【ヤッショ、マカショ】と息を合せてください。さて、岩手県の代表するお祭りは『盛岡さんさ踊り』。『さんさ』は「さぁさ踊れ」の“さぁさ”が変化したとか、“三十三”種類の踊りがあったことからなど言われています。『盛岡さんさ踊り』も踊りの合間に【サッコラ、チョイワヤッセ】と掛け声をかけます。【サッコラ】は漢字で書くと「幸呼来」。“幸せを呼ぶ”という意味のことばです。『さんさ』も“さんか”できるお祭りですので、輪踊りに参加して【サッコラ、チョイワヤッセ】と幸せを呼びましょう。


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