人生いろいろ:過労死のある国

† 日本では当たり前の過労死だが、欧州の人には不思議に思えるだろう。働くのは生活をエンジョイするためであり、働くことで死んでしまうことは目的が違う。アジアでも、昨今の事情とは違っているかもしれないが働くというよりも時間を潰しているという感じの働き方であろう。確かに働くことは充実感があり結果として成果を手に入れられれば生活も向上するだろう。しかし、そこで失う家族との触れ合いや自分自身の趣味の充実など、大切なことが何かということになろう。

‡ 「残業代ゼロ」法案を閣議決定 裁量労働制も拡大(2015年4月3日朝日新聞)、この国の労働法制も経済界の要請で急速に変化しつつある。政府はいろいろな規制を廃止することで、もっと厳しい環境におこうとしているような気がする。日本でも明治期から富国強兵として、児童労働も含む長時間労働を強いていた時代もあり、過酷な労働から人間らしい働き方を求めて地道な運動の成果があった。それをなし崩しに人間不在という過去に戻るのだろうか。過労死と日本人が結びいて世界から語られるならば、もう一つの印象を持たれることになる。


「掛け持ち勤務で過労死」 月250時間も時間外勤務と店員遺族が経営者とファミリーマートを提訴
2015年6月5日 産経新聞

 大手コンビニ「ファミリーマート」に勤務していた大阪府の男性=当時(62)=が死亡したのは、2店の掛け持ち勤務による過労が原因だったとして、遺族3人が店舗経営者とファミリーマートに計約5800万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。ファミリーマート側は5日の第1回口頭弁論で争う姿勢をみせた。

 訴状によると、男性は平成23年ごろから大阪府大東市内のファミリーマートに勤務していたが、経営者から24年以降は同府門真市内の店舗での勤務も命じられた。男性にはほとんど休日がなく、最長で午後9時から正午まで休憩なしで掛け持ち勤務する状態となった。同年12月に勤務中に意識を失い脚立から転落。頭を強打し搬送先で25年1月に死亡した。

 遺族側は、転落前6カ月間の時間外労働が1カ月当たり約220?250時間だったとして、経営者側に安全配慮義務違反があったと主張。ファミリーマートに対しては「加盟店に過酷な労働をやめさせるよう指導する義務を怠った」と訴えている。


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