介護主夫始末記:ネット社会と高齢者

† ネット社会の拡大で情報格差が浮き彫りとなった。情報は、その入手方法と判断方法が難しく、特に子どもたちと高齢者には扱いにくいことははっきりしている。ただ、全ての情報伝達手段がネットに接続されいく現状では、アナログ的な情報伝達での再送信や扱いやすい情報端末の普及とリテラシー教育が不可欠となっている。

‡ 以下の記事にあるように、操作方法が簡単ではない機器の普及で情報格差が進んでいくことが心配される。このブログでは特に消費生活情報を掲載しているのは、その被害に合わないための注意喚起なのだが、それを知るにはネット環境に馴染んている必要が前提なのだ。つまりネットにつながることと検索方法だけは必要最小限できないと情報にアクセスすらできない。その点で、テレビ・ラジオ・新聞の役割は未だ大きいといえる。


60歳以上、ネット未利用67% 15年版高齢社会白書
2015年6月12日 中日新聞

 政府は12日午前の閣議で、2015年版「高齢社会白書」を決定した。60歳以上の日常生活に関する調査では、インターネットやスマートフォンなどの情報端末を「全く利用していない」「あまり利用していない」が合わせて67・2%に上り、高齢世代には浸透していない実態が浮き彫りになった。

 情報端末を「利用したい」と答えた人は60~64歳が59・2%。70~74歳は30・4%、80~84歳は16・2%で、年齢が高くなるにつれて割合が下がる傾向にあった。調査担当者は「現役時代にネットを利用したことのない世代は、なじみがないのではないか」と分析している。(共同)



見守り新鮮情報 第224号    平成27年6月9日
◇発行:独立行政法人国民生活センター◇

   日本年金機構の個人情報流出に便乗した電話に注意

消費生活センターを名乗る人から電話があり「年金の個人情報が流出しており、
空き巣に入られるケースが増えている。あなたの情報が新聞に全部書いてある。
消費生活センターなら無料で削除することができる」と言われたので、「あや
しい」と思い、こちらから電話を切った。(70歳代 女性)

<ひとこと助言>
☆「あなたの年金情報が流出している」「流出した年金情報を削除できる」な
 どといった不審な電話や勧誘があっても、相手にせずすぐに電話を切ってく
 ださい。
☆この件に関して、日本年金機構や消費者庁、国民生活センター、消費生活セ
 ンター等の職員から消費者へ電話やメールで連絡をすることはありません。
☆少しでも不安を感じたら、すぐにお住まいの自治体の消費生活センター等に
 ご相談ください。

イラスト入りリーフレット(PDF形式)

詳細は、「日本年金機構における個人情報流出に便乗した不審な電話にご注意
ください!」



オレオレならぬ「ワタシワタシ詐欺」 東京で13件被害
2015年6月11日 朝日新聞

 「息子」ではなく「娘」を装い、高齢者から現金をだまし取る「ワタシワタシ詐欺」が首都圏で出始めている。「オレオレ」で多い会社の金の使い込みではなく、「株で失敗した」など個人的なことを名目にすることが多い。警察は「女性の声でも油断しないで」と注意を呼びかけている。

 「お金を返さないと捕まる」。東京都北区の70代の女性方に4月、長女を名乗る女から電話があった。「銀行から金を借りて株を買ったが、会社と連絡がつかなくなった」と言い、近くの駅前まで現金を持っていくよう求めた。女性は、弁護士の秘書を名乗る男に500万円を手渡した。その後、長女に連絡し、だまされたと気付いた。

 警視庁によると、娘や妹をかたる詐欺事件(未遂を含む)は今年に入り、今月1日までに都内で少なくとも13件発生。計2500万円がだまし取られた。犯罪抑止対策本部の担当者は「統計はないが、実感として増えている」と話す。埼玉県内でも同様の電話が9日までに12件、神奈川県内でも1件あった。いずれも未遂に終わっているという。

 ほぼ共通しているのは、「会社の金を使い込んだ」など、勤務先とのトラブルを訴えることが多い「オレオレ詐欺」に対し、「ワタシワタシ詐欺」は株のほか「友人から金を返せと言われている」など個人的な事情をかたることが多いという点だ。担当者は「詐欺グループは手を替え品を替え、何とかだまそうと必死。『娘』だから詐欺ではないと思わないで」と注意を呼びかける。


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