徳島の僧侶の男を殺人容疑で逮捕 松山の女性殺害

徳島の僧侶の男を殺人容疑で逮捕 松山の女性殺害
2015年6月5日 朝日新聞

 松山市のアパートで昨年12月、住人の女性(当時37)が刺殺された事件で、愛媛県警は4日夜、浄土真宗本願寺派の僧侶、来見佳典(くるみよしのり)容疑者(29)=徳島市八万町千鳥=を殺人容疑で逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、来見容疑者は昨年12月16日午後4時半~午後8時半ごろ、松山市千舟(ちふね)町1丁目のアパート3階の一室で、黒田美貴(みき)さんの首を刃物で刺し、殺害した疑いがある。黒田さんは仕事で徳島へ出向くことがあり、来見容疑者と顔見知りだったという。

 来見容疑者は事件当日、車で徳島から松山へ向かい、殺害後に徳島へ戻ったと説明しているという。その夜、黒田さんが自室居間で血を流して倒れているのを訪れた知人男性が見つけた。凶器や黒田さんの携帯電話がなく、県警は交友関係を中心に捜査していた。


・僧侶は容疑を認めているという。報道映像と報道から寺に住んではいないようだ。

容疑者は殺害から、どのように過して仏事を行っていたのであろうか。宗教者が、家族や知人を殺すことの報道が増えている。

情報番組によると被害者はネイリストの仕事をしていた。容疑者は一昨年、結婚したばかり、被害者を中傷する書き込みをネットにしていたという。170キロも離れた松山市と徳島市、二人の接点や動機は今後の捜査による。潮見寺は13代続くお寺で檀家は200程度だという。周辺住民の容疑者に対する評価は高く、賢く優しい人柄だという。容疑者は進学校から岡山大学教育学部、大学院修了。

調べたところ、教育学研究科では「発達障害のある子どもの保護者に対する支援の動向と実践的課題」(2009)の紀要論文が共著で発表されている。発達支援学専攻と思われる。恵まれた環境で国立大学へ進学できる知性もあり、障がい児教育を専攻するという優しさも感じる。

追記
NHK松山放送局の取材では、この事件で容疑対象者は約60人に及び、当日の足取りを慎重に捜査した。被害者は保険勧誘や接客関係の仕事をし徳島や高知にも知人がおり交友関係は広かった。容疑者は被害者から保険の勧誘を受けていた。決め手となったのは容疑者の車が犯行現場近くの防犯カメラに映っていたこと。

他の報道では、凶器は自宅から持って行き犯行後に海に捨てたと供述しているという。仕事上のトラブルか容疑者は被害者の接客態度が悪いとインターネット上に不満を書いていた。被害者は友人にストーカーされていると漏らしたらしいが、県警にストーカー被害の相談はなかった。被害者は離婚歴があり複数の仕事をしていた。またネイリストの勉強をしていたという報道もある。

容疑者は記録の残る高速道路を使わず一般道で現場に行った。「刃物や黒田さんの携帯電話など事件に関わるものは全て別々の場所に捨てた」と供述。6月8日、容疑者立ち会いのもと、徳島市の吉野川の河口付近を捜索したところ供述通り、凶器とみられるナイフが見つかった。

追記 やはり・・・という動機
警察では、2人の間に男女間のトラブルがあり、僧侶が女性に強い恨みを持っていたことが犯行の動機とみられると発表しました。(6/12NHK松山)

追記 僧侶起訴
松山地方検察庁は、25日、徳島市の僧侶を殺人などの罪で起訴しました。僧侶が女性に一方的な好意を抱いていたことなどが捜査関係者への取材で新たに分かり、今後の裁判では動機の解明が焦点となります。これまでの調べで、僧侶が黒田さんに対して一方的な好意を抱いていたうえ、金銭的な援助をしていたとみられることが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。(6/25NHK鳥取、NHK徳島)


浄土真宗本願寺派・西・潮見寺
徳島市西二軒屋町2-31

徳島の僧侶を逮捕、女性刺殺容疑で愛媛県警
2015.6.5 産経WEST

 昨年12月に松山市千舟町1丁目のマンションで住人の黒田美貴さん(37)の遺体が見つかった事件で、愛媛県警松山東署捜査本部は4日、殺人容疑で徳島市八万町千鳥、僧侶来見佳典容疑者(29)を逮捕した。

 捜査関係者によると、2人は黒田さんの仕事先で知り合った。マンション付近の防犯カメラに来見容疑者の車が写っており、県警が関与を調べていた。

 逮捕容疑は昨年12月16日夕方から夜にかけて、黒田さんの首を刃物で突き刺して殺害した疑い。

 捜査本部によると、同日夜に部屋を訪ねた知人男性が、首から血を流して倒れている黒田さんを発見。司法解剖の結果、死因は失血死だった。


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浄土真宗本願寺派トップ「申し訳ない」 僧侶に殺人容疑
2015年6月5日 朝日新聞

 昨年12月に松山市のアパートで住人女性(当時37)を刺殺したとして、徳島市の僧侶、来見佳典(くるみよしのり)容疑者(29)が愛媛県警に殺人容疑で逮捕された事件を受け、所属する浄土真宗本願寺派トップの石上智康(いわがみちこう)総長は5日、「宗派の責任者として申し訳なく、遺憾に思います」とする異例の談話を発表した。

 石上総長は談話で「被害にあわれた女性、ご遺族の思いを考えますと、誠に心が痛み」と陳謝。「僧侶は仏道を歩み、仏法を聴聞して、教えを説く立場」であり、自らを律する生活を送らなければならない、と述べた。そのうえで「このたびのことが事実であるとすれば言語道断であり、筆舌に尽くしがたく、当人に対しては宗派としても厳正に対処いたします」との考えを示した。



追記

元僧侶に懲役18年求刑=女性殺害事件-松山地裁
2015/11/26 時事通信社

 松山市のアパートで住人の女性を殺害したとして、殺人罪などに問われた元僧侶来見佳典被告(30)の裁判員裁判の論告求刑公判が26日、松山地裁(日野浩一郎裁判長)であり、検察側は「計画的で残忍」として懲役18年を求刑した。判決は12月1日。同被告は起訴内容を認めている。

 検察側は論告で「ゴム手袋などを事前に購入し、用意したサバイバルナイフで頸(けい)動脈を切って確実に死なせた」と指摘。弁護側は最終弁論で、被害者が借金や交際相手の存在に関してうそをついていたことがトラブルの原因などとして、懲役14年が相当と主張した。


30歳元僧侶に懲役16年 37歳女性刺殺で
2015.12.1 産経WEST

 昨年12月に松山市のアパートで住人の女性=当時(37)=を刺殺したとして、殺人と銃刀法違反などの罪に問われた徳島市の元僧侶、来見佳典被告(30)の裁判員裁判で、松山地裁は1日、懲役16年(求刑懲役18年)の判決を言い渡した。

 日野浩一郎裁判長は判決理由で「女性への恋愛感情を断ち切れず、金銭を渡したのに会ってもらえないことによる恨みなどの感情にとらわれた犯行で、動機はあまりに未熟だ」と指摘。

 さらに「防犯カメラを避ける経路をあらかじめ調査するなど計画性も高い」とする一方、被害者側にも合計約340万円を受け取りながら被告との約束を破るなどの不誠実な態度がみられたと言及した。

 判決によると、来見被告は昨年12月16日、松山市内の女性方に宅配業者を装い侵入。女性の顔を殴るなどした上、サバイバルナイフで首を刺し殺害した。


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