人生いろいろ:私的ニュースの見方

† お気づきだろうがニュースは日によってアクセントが異なる。ここでいうアクセントとは重大ニュースがいくつかあると一般的なニュースは割愛されるという時間的な制約のことだ。放送には時間枠があり特にテレビの場合は1分単位で細かく構成され、映像とアナウンス原稿、そして司会者やゲストの会話まで制約される。そこで、あまり知らせなくない情報がある場合はニュースが多くなる日やニュースをあまり見ない日を選んで報道する傾向がある。ニュースウオッチをしていて某自治体は、必ずと言っていいほど週末金曜日午後に記者会見する。それが配信されるのは夕方ニュース以降で、金曜日の夕方はサラリーマンなら一杯やっていたり、娯楽番組も週末に向けて面白い企画番組を編成するからだ。記者会見といってもできるだけ知らしめたくない意向がはっきりと読み取れる。

‡ テレビ朝日「報道ステーション」2015年3月27日放送分で、司会の古館伊知郎氏と元官僚の古賀茂明氏のバトルが放送された。それ以降も、場外で政府、与党やテレビ朝日局などさまざまな波紋を投げかけた。実は、この生放送を偶然に視聴していた。古賀氏の発言を聞いていて、これはかなりヤバイなぁ~と実感。ところが古館氏がそれに反論を始めたから、さらにスタジオが凍りついた。当日、別番組でテレ朝局にいた経済評論家は、スタッフらがテロだと言って大騒ぎとなったと楽屋裏を書いている。古賀氏の真意は、その短い出演時間では分からないと思うが後々に語っている。例の慰安婦問題や福島第一原発の吉田調書の誤報で、前から狙い撃ちしたかった政府から横やりが入った時期で、テレ朝はかなり神経過敏になっていた時期だけに、スタッフがテロと叫んだのも理解できる。これを経て、批判的な大手マスコミ論調は政権に対するスタンスを批判から協調に換えた。ただ、ゲストが自分の主張を述べることさえ事前検閲のような形で自己規制することはジャーナリズムの死につながることは欧米標準からすれば当たり前のこと。戦前のような自己規制と横並びで、伝えないといけない報道を自粛することが禍根を残すことは歴史が証明している。ニュースが面白くなるには、古賀氏のような予定調和を崩す装置を設けるしかなく地上波テレビでは今後とも期待できないだろう。


古舘報道ステを元官僚古賀氏が“ジャック”
2015年3月28日 日刊スポーツ

 元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)が27日、テレビ朝日系「報道ステーション」に生出演し、番組を“ジャック”した。古舘伊知郎キャスター(60)と自身の番組“降板”を巡って、口論のような形に発展した。

 番組中盤、緊迫する中東情勢を伝える場面で、古舘が古賀氏に解説を求めると、この日が最後の出演になるという古賀氏が切り出した。

 古賀氏 ちょっとその話をする前に。テレビ朝日の早河(洋)会長と、古舘プロジェクトの佐藤(孝)会長の意向で今日が最後ということに(なりました)。

 これまで古賀氏は同番組で、「I am not Abe」などと安倍政権に批判的な発言を繰り返していた。

 古賀氏 これまで本当に多くの方に激励していただいた。一方で菅官房長官をはじめとして、官邸のみなさんのバッシングを受けてきた。それを上回る応援で楽しくやらせていただきまして、本当にありがとうございました。

 降板した理由を話すと、古舘も「ちょっと待ってください。今の話は承伏できません」と対抗したが、古賀氏は「古舘さんもその時におっしゃりました。『この件に関してはお役に立てなかった。本当に申し訳ない』と。全部録音させていただきましたので、そこまで言われるなら全て(データを)出させていただきます」と引かない姿勢で、いったん収束した。

 しかし、その後も「自分で作ってきました」と、「I am not ABE」と書かれた手製の紙を広げた。古舘は「番組ではこれまで川内原発に対する指摘や、辺野古の問題についても取り上げてきたじゃないですか」とたしなめると「私もツイッターでぜひ見てほしいと書きました。でも、それを作ってきたチーフプロデューサーが更迭されます」と反論。これには古舘も「更迭ではない。私は人事のことまでわからないけど、それは違う」と否定した。

 さらに古賀氏は安倍政権について「原発復権・官僚復権・行革埋没」と指摘するフリップを見せたが、古舘が「ちょっと時間もないので」と制止すると、古賀氏は「そういうことは言ってほしくなかったのですが」と渋々フリップを降ろした。続けてマハトマ・ガンジーの言葉をフリップで出し、「私が言いたかったのは、言いたいことはそのまま自然に言いましょうということ。裏で圧力をかけたりはやめましょう」と話した。


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