深夜便 落語100選~名人芸を味わう 「火焔太鼓」五代目 古今亭志ん生

NHKラジオ深夜便 迎康子アンカー
2015年5月1日 午前1:05~午前2:00 NHK第一、FM同時放送

▽深夜便 落語100選~名人芸を味わう          
  「火焔太鼓」五代目 古今亭志ん生
  NHKラジオ第一放送音源 昭和34.5.18放送

 【ゲスト】女優…池波志乃
 【解説】法政大学総長…田中優子
 【きき手】遠藤ふき子


・今年度から、通常の落語100選に加えて、「名人芸を味わう」と称して、過去の名人を紹介するシリーズを始めた。

落語100選では、現役の中堅どころの落語家を用いている。ただ、やはり名人の芸とは大きな落差を感じつつ、これだけ多くの落語家が生きていくためには名前を憶えてもらう意味で、このような機会をNHKも与えているのだろう。

「名人芸を味わう」のこれからのラインナップは不明であるが、昭和の有名どころでNHKに録音が残っているものを放送することになるのだろう。

古今亭志ん生の孫である、女優・池波志乃が師匠の生活を語った。志ん生の隣家に住み、孫であった彼女は、3歳くらいまで志ん生と妻との3人で朝ごはんを一緒に食べていた。師匠は納豆が大好物で始終食べていた。あとはマグロの刺身で一つ覚えだった。実は漬物が嫌いであった。

池波志乃が小学校一年生の時に、師匠が倒れて半身が不自由になったが、銭湯が好きで弟子たちに背負われて通っていた。また借金取りから逃げるために夜逃げし改名を繰り返すのが普通だった。稽古については、円楽さんや談志さんが来ていたが倒れてからでも将棋を指していた。

彼女から見て、普通のおじいちゃんだったが普段も変な人だった、言うこともよく変わり何が本当なのか分からないという。この演目の女房の掛け合い(口調)は、志ん生の妻(りん)そのままだったそうだ。師匠は、実生活でも骨董品屋に通っていたようで、この話とのつながりがある。

また江戸文化研究者・田中優子は、落語好きではないようだが、江戸文化の習俗の考証などで力を発揮することになろう。落語に精通していない分だけ、新鮮な切り口で解説を加えて頂けるように感じる。

今後、名人クラスを語れるようなゲストが呼べるかが興味あるところだ。今回は芸能界で活躍する女優であったので出演はスムーズだったろうが、せっかくならば人となりを語れる、それも弟子のような存在の方でないほうがいい。仲間でほめ合っているのは気持ち悪い。


なお調べていて分かったことだが、この録音番組だが、次の会社が制作してディレクター担当業務をしている。NHKの子会社ではないようだが、前社の時代からNHKや子会社の制作下請け、制作スタッフ派遣をしている。

株式会社 スーパー・ブレーンNEX  http://sbnex.co.jp

「日本の話芸」「ラジオ深夜便 落語100選」「浪曲十八番」など多くの演芸番組を制作しています。演芸界へのネットワークも強く、番組からイベントまで制作。ディレクター担当。

NHKは分社化し利益を分け与えあっている巨大メディアであり、そのすそ野は広い。NHKで面白い番組は、このような子会社、いやそのまた下の下請け会社の苦労で出来上がっていると考えて良いのだろう。


以下の動画は、別テイクの音源によるもの


古今亭志ん生 「火焔太鼓」

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