江戸時代の宗教書を北京で発見 「金言集」、重文級の価値

江戸時代の宗教書を北京で発見 「金言集」、重文級の価値
2009/11/14  共同通信

 安土桃山から江戸時代初期にかけて布教などの目的で印刷された「キリシタン版」と呼ばれる書籍の一つで、長崎で刊行された宗教書「金言集」が北京の国家図書館に保管されていることが14日、東京都の古書店・雄松堂の調査で分かった。

 写真データで鑑定した上智学院理事長の高祖敏明・上智大教授(比較教育史)は「発見は絶望的といわれていた文献で希少だ。重要文化財級の価値がある」としており、中世から近世初期の宗教史、外交史の解明に大きな前進をもたらす貴重な発見といえそうだ。

 高祖教授によると、金言集はポルトガル人神父が書いた宗教書で、信者が殺人を犯した場合にどう対応すべきかなど、日本で活動する司祭に具体的な助言を与える内容。イエズス会が持ち込んだ金属活字の印刷機を用いて刊行された。

 金言集は1930年代に北京の教会に併設された図書館で確認されたが、その後、行方不明になっていた。今年3月、調査のため同図書館を訪れた雄松堂の新田満夫会長が「善本部」と呼ばれる保管室で同書を発見、約70年前の写真と同一であることが判明した。

 金言集が中国に渡った経緯は不明。日中戦争や文化大革命の混乱があったため紛失したとみられていた。


・重要文化財扱いになるほどの貴重な文献みたい。キリスト教が日本に伝わった頃の資料として価値がある。イエズス会の目的は、布教と経済交流の活発化であったと思う。欧米列強の海外進出には覇権の意味合いが強い。
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