人生いろいろ:他人は信頼できるのか!?

† 人間関係の希薄化は誰も信じられない社会を作りだし、それが結果として構造化し社会問題化する。ことわざには「人を見たら泥棒と思え」と反対の「渡る世間に鬼はなし」があり使い分ける。どちらも人間の真実であろうが、マスコミが報道するものは前者のことばかりである。高齢者から詐取する事件、食品表示偽装等、まず疑ってかかることが生きる上で必須な見方となっているのが現状だろう。こうした世の中になってしまったのはなぜなのだろうか。高度成長期前までは国民は貧しく助け合わなければ生きていくことはできなかった。生活や豊かになったけれど失ったものがある。

‡ 以下にあるように国民意識調査、朝日新聞調査、OECD諸国の比較調査、韓国統計庁調査などを揚げた。特にOECDの調査では、先進国と言われるなかで極端に数字が低いのが日本である。ほとんどの人は他人を信頼していないという意識が蔓延すれば、社会は荒廃していく。最近の犯罪では、誰かが見守り関与すれば防ぐことができる事件が多い。それは行き過ぎた個人主義というよりも日本人の曖昧さ、無責任体質からくるのだろう。朝日新聞調査の「天気予報は信頼できる」と回答した数字もにわかには信じられない。北欧の国々は各種調査でも暮らしやすく満足度が高い。それは個人主義の成熟した結果なのだろう。拝金主義のお隣・韓国も日本と同様の道筋をたどっている。


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平成24年度版 厚生労働白書 192頁
 

企業・人「信用できない」6割 本社世論調査
2008年3月21日 朝日新聞(一部分)

いまの世の中には「信用できる人が多い」と思う人は24%で、「信用できない人が多い」が64%にのぼった。「たいていの人は、他人の役に立とうとしている」と受け止める人も22%と少なく、「自分のことだけ考えている」が67%を占めた。

 生活と密接な関係がある12の項目を挙げてどれくらい信用しているかを聞くと、「信用している」と「ある程度信用している」を合わせた信用度は、(1)家族97%(2)天気予報94%(3)新聞91%(4)科学技術86%(5)医者83%と上位5位が8割を超えたが、政治家と官僚はともに18%で最下位だった。



韓国人は人間不信、「他人を信用する」のはわずか2割、大多数が「他人は敵」とみなす―韓国紙
2014年1月3日 Record China(一部分)

国際社会における他人への信頼度は、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均値で32%。韓国の22%という数字は極めて低い。信頼度の最も高かったのはノルウェーで60%、2位はデンマークとスウェーデンの50%だった。個人の側面から見れば、信頼は幸福への第一歩だ。自分の知り合いがすべて敵に見える人間が、幸せを感じることができるだろうか。



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