<脱税>「霊感商法」で6400万円、5容疑者逮捕 大阪

<脱税>「霊感商法」で6400万円、5容疑者逮捕 大阪
2014年11月11日 毎日新聞

 「除霊すれば宝くじが当たる」などと持ちかけ高額の祈とう料を得て、法人税約6400万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、大阪市淀川区の開運グッズ販売会社「アドライン」(解散)の実質経営者、河本大介(34)=大阪市福島区=や大阪国税局OB税理士、野上孝行(47)=大阪府泉佐野市=ら計5容疑者を法人税法違反の疑いで逮捕した。

 河本容疑者らは「サクセスライフジャパン」の屋号で数千人にブレスレットを販売、購入者に祈とうをしつこく勧誘したとされ、特捜部は霊感商法とみて実態解明を目指す。特捜部はこの日、大阪国税局と合同で関係先を家宅捜索した。

 逮捕容疑は2011年6月期までの約1年2カ月間、祈とう料などの所得約2億2200万円を架空の仕入れ費を計上して隠し、法人税約6400万円を脱税したとしている。野上容疑者は担当税理士だった。特捜部は認否を明らかにしていない。

 関係者によると、アドラインは写真週刊誌や女性誌に広告を出し、開運ブレスレット「流気幸珠(りゅうきこうじゅ)」を1個1万円で通信販売していた。購入した客に電話をかけ、「あなたには霊がついている。除霊しないと大変なことになる」などと不安をあおり、1回平均60万円の祈とうサービスを受けさせたという。

 アドラインと関連2社は2010~12年、同様の手法で約4000人にブレスレットを販売、9割以上の客が祈とうサービスを受けていたという。

 この3社を巡っては消費者庁が12年11月、効果がない祈とうサービスをしつこく電話勧誘したとして、特定商取引法違反(不実告知など)で3~6カ月の業務停止を命じた。3社は現在解散している。【高瀬浩平、原田啓之、向畑泰司】


・雑誌広告には開運ブレスレットなど、昔から同じような商品が掲載されている。ブレスレットをつけたら高額宝くじにすぐに当たったとか、交際するセレブ女性が出来たとか写真入りで体験談と称するものを載せている。だが、それがインチキであることは誰が見ても分かることだろう。

ブレスレットを高価で買わせること以上に、祈祷を受けさせることが目的で関連商品なども販売し架空の売り上げで脱税という手口。そこに休眠宗教法人買収という手法を用いている。

上記の記事にあるように9割以上が祈祷を受けて高額な費用を負担していたという驚くべき結果が書かれている。インチキ広告を信じる人たちならば、少し不安・恐怖心を煽ればカモになると予測しているのだろう。

この事件は脱税だけであり、他に被害者が確認されれば刑事・民事上の訴訟にもなるかもしれない。また悪徳商法は、会社の名前を変えて商品を変えて繰り返し行うものだ。このような手軽な商売でうま味を得ると金銭感覚も狂ってしまい真面目に働く気もしないようになるのだろう。

開運とは、自らの欲望を達成することなのだろうか。藤木正三師が断想において、祈りと願いについて書かれているが、祈りと称しても実は自らの欲望達成の隠れた動機があることに向き合うことは信仰を持つ人も考慮すべきことだろう。

誤解を恐れずに書けば病気平癒や進学成就など、普通に教会でも祈られているのを見てきたが違和感を感じている。病気や苦しみをメッセージと受取り自分自身を省みること、その中に神意を感じる人生態度が必要なのではないだろうか。


国税OBら5人逮捕 開運グッズ販売で脱税容疑 大阪地検
2014年11月11日 産経新聞

 法人税約6400万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は11日、法人税法違反容疑で開運グッズ販売会社「アドライン」(解散)の元実質経営者、河本大介容疑者(34)=大阪市福島区=や、大阪国税局OBで同社顧問税理士の野上孝行容疑者(47)=大阪府泉佐野市=ら5人を逮捕し、同国税局と合同で関係先を捜索した。特捜部は容疑者の認否を明らかにしていない。

 ほかに逮捕されたのは、同社元代表清算人の田中寛紹(39)=大阪市淀川区▽同社元代表取締役の寺尾拓也(37)=兵庫県尼崎市▽宗教法人檀家(だんか)総代の中島昇(61)=同=の3容疑者。

 逮捕容疑は平成22年4月~23年6月、中島容疑者側の宗教法人から架空仕入れを計上する手口で、約2億2200万円の所得を隠し、法人税約6400万円を免れたとしている。

 捜査関係者によると、同社は22年4月設立。ブレスレット販売や風水などの占いを利用した鑑定業務などを通じ、7億円以上を売り上げた。ところが「除霊しないと大変なことになる」と祈祷(きとう)をしつこく勧誘するなどして悪評が広がり、23年6月に解散。消費者庁は24年11月、特定商取引法に基づき同社などに6カ月の業務停止を命じていた。

 国税関係者によると、野上容疑者は主に大阪、和歌山両府県内の税務署で法人税担当の調査官を務め、21年7月に退職。以降は税理士として活動していた。



国税OBら脱税逮捕 休眠宗教法人を買収、悪用…その手口とは
2014年11月12日 産経新聞

 開運商法で得た所得を隠したとして、大阪市の開運グッズ販売会社「アドライン」(解散)の元実質経営者ら5人が逮捕された脱税事件で、同社が休眠状態の宗教法人を買収し、同法人から開運グッズを仕入れていると装って経費を架空計上していたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。大阪地検特捜部は、同社側が正規の取引を装うために宗教法人を悪用し、脱税の発覚を免れようとしたとみて調べている。

 捜査関係者などによると、宗教法人は三重県菰野(こもの)町に所在。平成19年2月に法人格が取得されたが、間もなく運営に行き詰まって活動をほぼ中止した。当時の運営者側が法人格の売却先を探していたところ、その“利用価値”に着目した同社側が買収。22年11月には僧籍を持つ女性が代表として送り込まれた。

 その後は、宗教法人の「檀家(だんか)総代」の肩書を持つ中島昇容疑者(61)が資産管理などを担当。同社の実質経営者だった河本大介容疑者(34)や大阪国税局OBで同社顧問税理士の野上孝行容疑者(47)らと共謀し、法人と同社の間での架空取引額を決めるなどしていたという。

 国税関係者によると、野上容疑者は主に大阪、和歌山両府県内の税務署で法人税担当の調査官を務め、21年7月に退職。以降は税理士として活動していた。

 これまでの調べでは、同社はブレスレットなどの開運グッズの仕入れ代や祈祷(きとう)料などの名目で、宗教法人からの架空の仕入れ費を計上。23年6月末までの約1年2カ月の間に、約2億2200万円の所得を隠し、法人税約6400万円を脱税したとされる。


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