法王批判の急先鋒解任=同性愛反対派の重鎮―バチカン
法王批判の急先鋒解任=同性愛反対派の重鎮―バチカン
2014年11月9日 時事通信社
バチカン(ローマ法王庁)は8日、保守派の重鎮であるバーク最高裁長官(枢機卿)=米国=を解任したと発表した。枢機卿は同性愛や再婚を容認しない厳格なカトリック教義を重視。柔軟とされるフランシスコ・ローマ法王反対派の急先鋒(せんぽう)だった。【ジュネーブ時事】
・先日アップル社CEOの同性愛告白があったが、欧米では同性愛・婚をめぐり活発な議論が展開されてきている。つまり国・地域によっては合法化や経済的に保障されるところがある一方で、厳しく制限され罰則の対象となる地域も存在するという状態だ。
バチカンの報道では保守的な最高裁長官の枢機卿が法王により解任ということで、これは大きな動きである。未だにくすぶる聖職者による児童への性的虐待の問題があり、加えてカトリック教会離れである。宗教の寛容はどこまで認められるのか。保守か革新か!?
日本では法制度では認められていないまでも、マスコミでは自分自身のセクショナリティを公にする人は増加し社会も、その存在を半ば容認する空気はある。仏教は厳格に同性愛を禁止するという文言はないようであり、その点ではあいまいな社会なのだろう。
参考
<イタリア>自治体で相次ぐ同性婚受理 政府に法整備圧力
2014年11月8日 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20141108k0000e030140000c.html

2014年11月8日図版 毎日新聞
4州の同性婚禁止支持=米連邦裁
2014年11月7日 時事通信社
米オハイオ州シンシナティの連邦高裁は6日、管轄するケンタッキー、ミシガン、オハイオ、テネシーの4州による同性婚禁止を支持する判断を示した。
米国では今年、これまでに四つの連邦高裁が同性婚禁止は憲法に違反するとの判断を下していた。今回、正反対の見解が示されたことで、有力紙ニューヨーク・タイムズは「連邦最高裁が同性婚問題で判断を迫られるのはほぼ確実とみられる」と指摘した。
同性婚が合法なのは、2013年1月の時点で首都ワシントンのほか9州に限られていたが、現在は32州に拡大。多くの州は連邦高裁の判断によって同性婚が可能となった。【ニューヨーク時事】
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