シミる栞:方丈記の処世術

† 方丈記には世の中のすべてが書かれていると薦められて現代語訳を読んだ。ご存じの通り、本文そのものは短くて通読するのに1時間もかからない。確かに飢饉や天災などの大惨事と都の疲弊ぶり、そして著者の世の中を見つめる思いが冷静で無常に満ちている。これが三大随筆なのだから日本人の心情は無常なのか。

‡ 当時の日本人と現代とは一体何が違っているのだろうか。金・権力のために右往左往し隣家との虚しい競争、そして没落と終焉というサイクルを通して、世の中には一つとして定まることがないことを知る。著者は隠遁し身軽に生きる生活を選んだ。つまるところ人間の生活はその通りなのだ。ただ、それでも自然や子どもに触れる生活を楽しんでいるゆとりがあることは現代にも通じることだろう。人生は無常であるが、そこに美学を見つけて、「それでも、生きていればいいこともあるよ・・・」と呟きたい。


現代語訳例・・・

方丈記(原文・現代語訳)
http://www.manabu-oshieru.com/daigakujuken/kobun/houjyouki.html
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