<ローマ法王>第一次大戦開戦100年追悼「戦争は狂気だ」

<ローマ法王>第一次大戦開戦100年追悼「戦争は狂気だ」
2014年9月13日 毎日新聞

 フランシスコ・ローマ法王は13日、第一次世界大戦の開戦から100年にあたり、イタリア北東部の町フォリアーノ・レディプーリアの慰霊施設で戦没者を追悼し、世界平和を祈願する野外ミサをささげ、「戦争は狂気だ」と反戦を訴えた。

 法王はまず、オーストリア・ハンガリー帝国側の戦死者約1万4000人が埋葬されている墓地で献花し、祈りをささげた。その後、戦死したイタリア兵約10万人の慰霊・追悼施設前で野外ミサを開いた。

 法王はミサの中で「戦争は兄弟の絆さえも変えてしまい、破壊によって自己増殖する」と指摘、イラクやシリアの情勢を念頭に第三次大戦の危険に警鐘を鳴らした。その上で、戦争や紛争の犠牲者を目にしながら「私に何の関係があるのか」と無関心を貫く人々の態度を批判した。

 イタリアは第一次大戦で、オーストリア・ハンガリー帝国領内に含まれていた地域「未回収のイタリア」(現イタリア北東部の一部)の領土回復を目指し、1915年5月に参戦した。

 南米アルゼンチンで生まれ育った法王の一家はイタリアからの移民家族。法王の祖父は30歳の時にイタリア軍に徴集され、戦闘に参加した。法王は「祖父の口から(戦争の)つらい話をたくさん聞いた」と話している。【ローマ福島良典】


・1914年からは戦争の世紀と言われている。記事にあるように第三次大戦を念頭に置いているのかは分からないが法王の気持ちは理解される。それは誰もが感じることで特別なことではない。

つまり好き好んで他国を侵略し血を流して殺し合うことをしているわけではなく、誰もが富を分かちあって家族を守り育てるということに尽きる。そこでなぜ争いが起きるのだろうかという問いをすれば、欲や無知とったことに支配される人間の性に行きつくことだろう。

つい先日のNHKラジオあさいちばん「ビジネス展望」で金融市場の不安定化について語っていた識者が、ウクライナ問題で欧州NATOとアメリカは冷戦後初めて領土を取られてロシアに負けたという表現があってびっくりした。そのロシアに対して制裁をすれば一番困るのは欧州であり、エネルギー・貿易ともに打撃を受けることになるだろう。

スコットランド、カタロニア独立問題など国民国家の解体にあって、水面下で報道されていない動きがあると指摘された。具体的に何なのかは分からないが景気が良いとされるアメリカが大きな問題を抱えているということらしい。アメリカの弱体化は目を覆うほどになっている。

イスラム国のような野蛮な体制にもアメリカ・イギリス・ドイツ等の国民が参加し、いずれ母国に帰ってテロをするのではないかと危惧されている。過激な原理思想に憑りつかれているだけでなく、いろいろな差別の問題が根底にはあるのだろう。

できるだけ幅場広く他国のことを知ること、日本のことを知ることが求められる。無知と偏見が戦争に導くことは確かであり、宗教が少なくとも足を引っ張ってはならないであろう。

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