血液型と性格「関連なし」…九州大講師が解析

血液型と性格「関連なし」…九州大講師が解析
2014年7月19日 読売新聞

 血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとする統計学的な解析結果を、九州大の縄田健悟講師(社会心理学)が発表した。

 日米の1万人以上を対象にした意識調査のデータを分析した。「A型の人は真面目」「B型は自己中心的」といった血液型による性格診断は、国内で広く信じられているが、就職や人事などで差別される「ブラッドタイプ(血液型)・ハラスメント」の問題も指摘されており、一石を投じそうだ。

 研究成果は6月25日に発行された日本心理学会の機関誌「心理学研究」に掲載された。

 縄田講師によると、血液型と性格を結びつける考え方は国内では流布しているが、海外ではほとんど知られていない。1970年代に出版された関連本がきっかけで、その後もテレビ番組などで紹介されたことで広がったという。

 縄田講師は、経済学分野の研究チームが、2004~05年に日米の1万人以上を対象に、生活上の様々な好き嫌いなどを尋ねた意識調査に、回答者の血液型が記載されていることに注目。血液型によって回答に違いがあるかどうかを解析した。

 その結果、「楽しみは後に取っておきたい」「ギャンブルはすべきではない」など、計68項目の質問に対する回答のうち、血液型によって差があったのは「子供の将来が気にかかる」などの3項目だけで、その差もごくわずかだった。このため「無関連であることを強く示した」と結論づけた。

 血液型を巡っては、特定の血液型の人格が否定的にとらえられる例があり、問題視されている。厚生労働省によると、採用面接などで血液型を尋ねられるケースは後を絶たず、同省は「血液型は職務能力や適性とは全く関係ない」として、血液型を質問しないよう企業に求めている。大阪労働局によると、採用試験の応募用紙に血液型などの記入欄を設けていた企業に対し、是正するよう行政指導した例があるという。


・記事にあるように統計的にも性格と血液型の相関関係は認められない。こうした指摘をしている心理学者も昔から多く書籍も多数あるので当然の結論だろう。

驚くのは就職面接の場で血液型を聞かれたり、記入させられているという現象である。人事担当者がそうしたものを参考の一つにしていたことが不思議でならない。

いろいろなタイプの性格があることは認めるし、それが類型的に考えられても問題はないだろう。ただ血液型で性格が違うという考え方には違和感を持つ。その歴史も僅かなのだ。

毎日、いろいろな占いがあり、その一つが血液型であるが、誰もが真剣に見ているとも思えない。自分に関わると思うことがあれば受け入れるし、そう思わない場合は脳裏に残らないという現象に過ぎない。

何にしても自分の運命を、自分以外のものに委ね判断することは危険である。その判断に従って行動しても誰も責任をとってくれることはないからだ。それが科学的な根拠がある!?と強弁しようが、誰にでも適用できるような類型があるはずはない。

そのはみ出しが個性なのであり私が生きる楽しみだからだ。君は○型だから、こうだ!なんて誰にも言わせてはならないだろう。

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