仏・修道院のドキュメンタリー『大いなる沈黙へ』 7月12日全国公開!

「大いなる沈黙へ」監督フィリップ・グレーニング
2014年07月01日 読売新聞

異質な日常に誘い込む…「大いなる沈黙へ―グランド・シャルトルーズ修道院」

 仏・アルプス山脈に建つグランド・シャルトルーズ修道院は、カトリック教会の中でも厳しい戒律で知られるカルトジオ会の男子修道院。

 修道士たちは俗世間と隔絶された環境で毎日を祈りにささげる。自給自足の清貧の生活。会話が許されるのは日曜日、昼食後の散歩の時間だけ。

 そんな修道士の日常を、初めて映像で記録したドキュメンタリーを作った。西独出身の55歳。最新作「警察官の妻」で2013年ベネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞するなど劇映画でも活躍する。

 同修道院に最初に撮影を申し込んだのは1984年。映画作家として認められた頃だったが、「大勢の人に囲まれ、いろいろな言葉を発し、大量の情報にさらされるのは、きつかった」。そして「その対極のものを求める気持ちが生まれた」という。

 修道院が扉を開いたのは16年後。その間に長編3本、短編2本を撮ったが、ひかれる気持ちは変わっていなかった。準備を整え、カメラを携え、合計6か月、修道士たちと共に暮らした。

 沈黙の中の光。異質な時の流れ。その中に観客を引き込む力を持つ映画が生まれた。「厳しく管理された日常の繰り返しの中で修道士たちは変化していく。映画館の中に修道院のような時間を作り出せば、観客も変わるのではないかと考えた」

 2005年に発表してから9年たっての日本公開。「今こそ公開すべきだと判断されたのでは」と話す。「世の中には情報があふれているが、自分と向き合うため、時には隔絶された状況で過ごすことも重要だと思うのです」。7月12日公開。


・以下の紹介記事によると、

3時間近い(169分)ドキュメンタリー、しかもナレーションなし、劇伴音楽なし、という事前情報からかなり腰が引けていたのですが、サンダンス映画祭の審査員特別賞をはじめ世界の各映画賞で受賞、絶賛されたこの作品が、なんと2005年の公開から9年越しの日本上陸とあって、観に行くことを決意しました。

とあります。これだけでも何か面白そうな予感がします。

修道院にしろ禅寺にせよ修行とは沈黙が隣り合わせ。特に日常生活を重視し労働を通して宗教の極意を感じることは、知的作業と思われる宗教理解に一石を投じます。

つまり日常そのものに宗教を感じることが大事であり、何かの行事や場所でなければいけないわけではないでしょう。そうした場所ではトリップすることが容易かもしれませんが、心は鎮めることはどこでも可能なのです。

宗教の一面を見る上で、こうした生活をする修行者が、どのような宗教においてもいることを心に止めたいものです。こうした修行が大事なのではなく、沈黙の価値を知り、自分自身を見つめることが決定的に大事なのが分かるでしょう。


精神世界を旅する『大いなる沈黙へ/グランド・シャルトルーズ修道院』の映像体験
2014年6月26日 Yahoo!ニュース
紀平 照幸 (映画ライター)

ドキュメンタリー『大いなる沈黙へ』公式HP  http://www.ooinaru-chinmoku.jp/

世界で最も厳格な男子修道院の世界初ドキュメンタリー。グランド・シャルトルーズ修道院の初ドキュメンタリー『大いなる沈黙へ』7月12日より岩波ホールほか全国公開!


映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』予告編

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