人生いろいろ:オヤジの野次

† 今後、進展もありそうな展開となっている都議会ヤジ問題。国際的にも報道されて日本の後進性をアピールすることになった。有権者の半分である女性に対する挑戦と思ってもいいのではないだろうか。都知事が、前都知事らのオリンピック構想を見直す発言をし、世界に公約していた水準を下げる事態に陥りそうだ。

‡ ヤジに関しては、国会中継など怒号の中で発せられることが多く聞き取りにくい場合も多いが議会ではどんな発言も責任を問われることはない。それをいいことにやりたい放題の一部良識のない議員を許しているのが日本人なのだろう。こうした差別・蔑視の問題は根が深く、本人の偏見に拠っている以上は改めることが困難である。時代の流れを読めない人たちが議会多数を占めている以上は、この国に期待はできないだろう。


<都議会ヤジ>女性蔑視、海外に波紋 五輪イメージダウンも
2014年6月21日 毎日新聞

 東京都議会本会議でみんなの党の塩村文夏(あやか)議員(35)に女性蔑視のヤジが浴びせられた問題が海外で広く報じられている。2020年東京五輪・パラリンピックで世界に東京の魅力をアピールする絶好の機会となるはずが、イメージダウンにつながりかねない状況だ。

 米CNN(電子版)は「性差別は日本企業では一般的」と報道。女性の社会進出を経済成長へつなげようとする安倍政権の「ウィメノミクス」政策に言及しながら、「依然として男性が社会的地位の大半を占め、高所得を得ている」と日本社会の現状を批判的に伝えた。

 ロイター通信も「女性議員が独身で子供がいないことにヤジ。批判が噴出」と速報。日本企業の慣例として「女性は結婚・出産後に退職を勧められることも多く、働く女性はお茶くみなど、さまつな仕事をさせられる」と労働環境を批判。「ヤジで20年にオリンピックを開催する東京都にクレームが殺到した」と伝え、五輪開催地としての自覚も疑問視した。

 また、共同通信によると、フランス公共ラジオは「日本は職場への女性の進出が先進国で最も低い国の一つ」と指摘。政府の子育て支援が乏しく、性差別も根強いため、女性が働きにくいとの見方を示した。

 こうした中、東京五輪の準備作業を監督する国際オリンピック委員会(IOC)調整委員会のメンバーが来日し、25日から3日間の日程で都内の五輪施設の視察などに臨む。「欧州の貴族のサロン」とも評されるIOCの委員の来日に対し、舛添要一知事は「東京の魅力を世界に発信する」と強い意欲を示しており、東京産の食材をふんだんに使った知事主催の昼食会が企画されている。

 その直前に降って湧いたヤジ問題に、舛添知事は20日の定例記者会見で「一生懸命、東京の食材を使っておいしいものを食べさせたって、『何だ、片一方でこんなことをやってるじゃないか』って言われるのは非常に心外だ」と悔しさをにじませ、「報道の皆さんにもしっかり、そういう監視役を続けていただきたい」と訴えた。【竹内良和、中西啓介】



<都議会ヤジ>1人分特定可能か 「みんな」音声データ入手
2014年6月22日 毎日新聞

 東京都議会で塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、塩村氏の所属するみんなの党会派は、ヤジを飛ばした議員を特定するため、議会局から音声データを入手し、声紋分析を依頼する専門家の選定準備を始めた。ヤジは複数回にわたり、少なくとも1回は明瞭に聞き取ることができる。識者によると特定できる可能性があるという。

 問題のヤジは18日、本会議の一般質問で、女性の妊娠・出産を巡る都の支援体制を取り上げた塩村氏に対して浴びせられた。自民党席付近からだったといい、塩村氏側によると4回以上あった。

 このうちテレビ放送などで、比較的明瞭に聞こえるのは「早く結婚した方がいいんじゃないか」という男性の声。「まずは自分が産めよ」「産めないのか」などのヤジもあったとされるが、声が重なるなどして聞き取りにくい。みんなの党側は今後、入手したデータを分析するという。

 比較的明瞭に聞こえたヤジについて、日本音響研究所の前所長で、声紋分析専門家の鈴木松美氏は「ニュースで聞いた。声の特徴を分析することで、発言者の年齢や体格などをある程度絞り込むことは可能」と話す。特定するには、議員の音声サンプルが必要で、問題のヤジと同じフレーズであれば、より正確な分析ができる。しかし実際に協力を得るのは難しい状況で、みんなの党側は、疑わしいとみる都議について、過去の議会での音声データを議会局から入手する方針。鈴木氏によると、別のフレーズ同士でも一定の時間があれば、特定できる可能性があるという。

 自民党の石破茂幹事長は21日の読売テレビの番組で「誰であれ『自分でした』と言っておわびすべきだ」と述べた。塩村氏は同日、取材に対し「犯人捜しはしたくないが、誰も名乗りでないので複雑な気持ち」と話した。【和田浩幸、山田奈緒】



<都議会>「品のないヤジよくない」一転認めた鈴木章浩都議
2014年6月23日 毎日新聞

 東京都議会で塩村文夏(あやか)都議(35)に女性蔑視のヤジを浴びせたことを認めた自民党の鈴木章浩(あきひろ)議員(51)は、20日に都議会内で報道陣の取材に応じた際は「寝耳に水でびっくりしている」とヤジへの関与を否定していた。主なやり取りは次の通り。

 --周囲からヤジは聞こえたのか?

 ◆よく分からない。ただ、品のないヤジは良くない。同じことが起きないようにしないといけない。

 --自身がヤジを飛ばしたのではないか?

 ◆私はない。寝耳に水でびっくりしている。

 --塩村都議が涙する姿をどう感じた?

 ◆後で気づいた。(議場を)出て。「声に詰まったな」とは感じた。どういうヤジでどうなったかは、あの場では分からなかった。

 --自民党所属議員への聞き取りには、どう答えたのか?

 ◆今のような話を。人ごとではないので、しっかりと受け止め、まず、私たちからそういうことがないようにしないといけない。

 --議場で笑い声も聞こえた。記憶は?

 ◆騒がしいのは感じた。議会でこういうことが起きていること自体が申し訳ない。

 --(今回は)議員辞職に匹敵するか?

 ◆女性の心を傷つけたのは、重く受け止めるべきだ。議員辞職する、しないは、本人がどう受け止めるかの結果。犯人が特定されても、「辞めた方がいいよ」とか、その人に言うことはない。

 ◇鈴木章浩都義、3期目51歳

 鈴木章浩氏(51)は大田区議を経て、2007年の都議選で初当選し現在3期目。都議会では、総務委員会副委員長や自民党政調会長代行を務めている。

 ヤジへの関与が取りざたされたことについて20日、報道陣に問われた際は「寝耳に水でびっくりしている」と完全否定し、「議員辞職する、しないは、本人がそのこと(ヤジ)をどう受け止めるかだ」と話していた。

 鈴木氏は、妊娠・出産を巡る都の支援体制について、塩村氏が質問中に「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした。

 一方、鈴木氏は自身のホームページで、ヤジの内容とは裏腹に「子育て支援の充実」「女性が働きやすい社会の実現」を重点施策に掲げていた。

 また、12年8月には石原慎太郎知事(当時)の下で都が進めていた尖閣諸島(沖縄県石垣市)の購入計画に同調。「調査」を目的に無許可のまま船から泳いで魚釣島に上陸し、沖縄県警に軽犯罪法違反容疑で事情聴取を受けた。【竹内良和】



<都議会>ヤジは鈴木章浩・自民都議 認めて会派を離脱へ
2014年6月23日 毎日新聞

 東京都議会の本会議で塩村文夏(あやか)議員(35)が女性蔑視のヤジを浴びせられた問題で、都議会自民党の吉原修幹事長は23日午後、都庁内で記者会見し、同党の鈴木章浩(あきひろ)議員(51)が「早く結婚した方がいい」と発言したことを認めた。鈴木議員は、会派を離脱する。吉原幹事長は謝罪した。ヤジは自民党席の一角から上がったと指摘されており、自民都議から「自分は無関係なのに迷惑だ」との不満も漏れ、早期収束を促す声が強まっていた。

 「今回の『セクハラやじ』騒動。私は一切関係ございません」。自民のベテラン都議は21日付で、自身のホームページにこんなコメントを掲載した。インターネット上で、この都議を「犯人」とする情報が広まっていることへの対応だった。「多くの女性に不快な思いをさせていることを深く認識し謝罪すべきであります。自分で言った言葉に責任を持つくらいの事をしなくてどうしますか?」とも記し、発言者に名乗り出るよう促している。

 ある自民都議は「無関係なのに、事務所に電話がひっきりなし。対応しているスタッフがかわいそうだ」とこぼし、早期の問題収束に期待をにじませた。

 都議会でのヤジを巡っては、自民党の野田聖子総務会長が20日の記者会見で「とても不愉快。成長戦略の一丁目一番地は女性の活躍。仮に自民党議員のヤジであれば、安倍晋三首相の成長戦略を否定しかねない発言だ」と非難。石破茂幹事長は21日の読売テレビの番組で「誰であれ『自分でした』と言っておわびすべきだ。仮にわが党であったとすれば、党としておわびをしなければいけない」と指摘した。【川口裕之、竹内良和、和田浩幸】



鈴木都議が謝罪も議員辞職は否定 やじは「結婚してほしい思いから」
2014年06月23日 スポニチアネックス

 東京都議会の塩村文夏都議(35)の一般質問中に「早く結婚しろ」などとセクハラとも取れるやじを飛ばした鈴木章浩都議(51)が23日、東京都庁で会見。冒頭「心からおわびしたい」と謝罪し、約8秒、頭を下げた。

 今回のやじは「議員辞職に値する」としていたが、今後については「しっかり反省し、原点に立ち返って頑張りたい。お許しいただけるのであれば、議員は続けたい」と議員辞職は否定した。

 鈴木都議はこの日の朝、都議会へ向かう前に自宅前で取材に応じ、やじについて「していない」と否定。「真意を伝える機会を逸したことは本当に申し訳ない」と謝罪を繰り返した。

 やじを発した理由については「意図は全くございません。塩村議員を誹謗(ひぼう)するためではない。少子化・晩婚化の中で、早く結婚していただきたいという軽い思いから」と説明した。

 18日の都議会本会議で塩村都議が妊娠や出産に関する政策を尋ねた際、男性議員から「早く結婚しろ」「産めないのか」などのやじが飛んだ。


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