人生いろいろ:公平性はどこに、どこへ

† NHK会長だが、お詫び会見がやはり口先だけであることが分かる。会長というポスト、つまり組織のトップは個別の事柄をいちいち判断する立場でなく、部下の行ったことを一身引き受けて責任を取る立場である。それができないなら中小企業のワンマン社長に転身すればよいだけのこと。いっそ国営放送と名前を変えて税金で運営し政府の代弁をした方が分かりやすいように思う。

‡ 不偏不党や公平・中立性などを実現するのは至難の業だ。つまり正反対の意見を必ず入れるならば放送局の報道姿勢のようなものがないということになる。意見の隔たりの大きな問題に対して、さまざまな情報を与え、あくまでも視聴者が判断できるようなことに配慮すればよいことである。どちらにしても報道が正しいなどと誰も信じていないし、ある断片を伝えているだけに過ぎない。形だけの公平が結局はNHKの信頼を失う結果になっていることが最大の問題。政権復帰与党の負の遺産だろう。


NHK会長「公平性は番組ごとに」 政府見解と相違
2014年5月2日 朝日新聞

 NHKの籾井勝人会長は幹部を集めた4月30日の理事会で、放送法が定める公平性の原則について「一つ一つの番組で、それぞれやるべきだ」という趣旨の発言をしたことが複数の関係者への取材で分かった。放送全体を通して判断すべきだとする従来の政府見解を踏み越えた現場への要求で、波紋が広がりそうだ。

 理事会では番組内容を検証する考査報告があった。籾井会長は4月の消費増税で不安を抱える高齢者を取り上げたニュース番組に対し、「(税率が)上がって困ったというだけではニュースにならない」「買いだめは無意味だと伝えるべきだ」という趣旨の発言をした上で、低所得者への負担軽減策の議論も紹介するよう求めた。

 部下の理事たちは、「努力しており、いろいろな観点を、様々な機会をとらえて報道している」などと反論したが、籾井会長はあくまで同じ番組内で違う意見を取り上げるべきだと主張し、理事会は紛糾した。


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