佐賀大に賠償命令=准教授の統一教会批判で-佐賀地裁

佐賀大に賠償命令=准教授の統一教会批判で-佐賀地裁
2014/04/25 時事通信社

 佐賀大学の男性准教授が世界基督教統一神霊協会(統一教会)を侮蔑する発言をし、信仰の自由を侵害されたなどとして、信徒の元女子学生(24)と両親が佐賀大と准教授を相手取り、440万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、佐賀地裁(波多江真史裁判長)は25日、大学に計8万8000円の支払いを命じた。

 波多江裁判長は「配慮を欠いた発言で、信仰の自由を侵害した」と指摘。国立大学の職員としての発言であり、大学が賠償責任を負うと述べた。

 一方で、女性が大学側とのやりとりを録音していたことなどを挙げ、「攻撃材料にする目的があったと推認できる。精神的苦痛はさほど大きいとは言えない」と判断した。

 判決によると、准教授は2011年12月から12年2月の間、研究室内で統一教会について「犬猫の教え」などと言い、脱退を勧めた。


・このような裁判があることは知らなかった。裁判は一応原告勝訴となっているが、内容的には痛み分けといったところだろう。

記事で気になった点として、大学側とのやり取りを録音しているという姿勢はカルト団体には多い。身を守るためというよりも相手のあら探しする目的だろう。そこで不要な発言をすれば名誉棄損で訴えると脅かすわけだ。

NHKの報道では書かれていないが、「犬猫の教え」というのは例えとして良くないかもしれない。統一教会が社会問題を引き起こしていても、犯罪者集団ではないし個人の信仰は自由である。

それでも大学内で布教活動を活発にされてカルト団体に入信させられることを問題視する教員もいるだろう。詳細が分からないので具体的なことは言えないが、宗教をめぐって意見を交換するような雰囲気は必要であったろうし、どんな宗教でも理屈はあるもので頭ごなしに抑圧すべきではないだろう。


”信仰侵害”大学に賠償判決
2014年04月25日 NHK佐賀放送局

佐賀大学の元学生とその両親が信仰している宗教をめぐりゼミの指導教員から繰り返し侮辱されたなどとして、あわせて800万円余りの損害賠償を求めていた裁判で、佐賀地方裁判所は、25日、信仰の自由の侵害を認める一方、精神的苦痛はさほど大きくないなどとして大学に対し8万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。

この裁判は、おととし、佐賀大学の学生だった女性がゼミの指導教員から信仰している宗教をめぐって繰り返し侮辱されたなどとして元学生と両親が大学などを相手取りあわせて800万円余りの損害賠償を求めていたものです。

25日の判決で佐賀地方裁判所の波多江真史裁判長は「教員は不適切な表現を繰り返し用いて信仰の自由を侵害した」と指摘する一方で、諸事情から考慮すると元学生が被った精神的苦痛はさほど大きいものとは言えないなどとして佐賀大学に対し8万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。

判決について元学生と両親の弁護士は「大学の責任が認められたことは高く評価している。賠償額が少ないことについては、今後、原告らと相談して控訴するかどうか決めたい」と話しています。

一方、佐賀大学は「教員が問題発言をしたと判断されたことは重く受け止めている。控訴するかは弁護士と協議して判断したい」とコメントしています。


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