ザ・プレミアム 超常現象 第2集「秘められた未知のパワー ~超能力~」

ザ・プレミアム 超常現象 第2集「秘められた未知のパワー ~超能力~」
2014年1月18日 NHK-BSプレミアム

念力、テレパシー、透視、予知…。「超能力」と称される不思議なパワーは本当に存在するのか?トリックや思い込みだとする風潮が主流を占める中、その真偽を最新の科学的手法で見極めようと挑む研究者たちがいる。脳科学や統計科学を駆使したさまざまな実験から、ごく普通の人々にも科学では説明がつかない不可思議な能力が備わっているという驚くべき可能性が浮かび上がってきた。科学の先にある謎は、私たちに何を物語るのか。89分

ナビゲーター:阿部寛(俳優)
語り:小林千恵
ディレクター:苅田 章


・エスパーによる軍事利用は、よく知られたことである。敵の状況について遠隔透視できれば有利であるからだ。それは戦争の本質から言って当然のことで、国家プロジェクトとしてやっていたとしても何ら不思議でない。原爆製造と同じと考えればいい。やって効果があれば軍事的には重要なのだ。

久しぶりに67歳のユリ・ゲラーが登場した。またバナテックという一流のマジシャンも登場することで番組に平衡を保たせた。つまりマジックでも再現可能だと、バナテックは語った。

超能力をどう捉えるかで全ては変わってくるだろう。私はマジシャンの手品すらタネが分からないし、別にスプーンを曲げてもらう必要すらない。よく言われる冗談に、スプーンを曲げるよりも曲げたスプーンを元に戻した方が実利的であるというものだ。マジシャンは、決して自分は超能力者だとは言わない。

超能力を誰もが秘めている能力と私は考えているので、特別な能力を持つという人には関心が湧かない。以前にも書いてきたが、透視能力は原始脳に由来する動物的な能力があるだけだと思っている。

例えば、現代人ですら未開の奥地で生活すると異常に身体能力が高まり嗅覚・視覚が動物並みに変化する。すると例えば犬に近い嗅覚になれば、多くの情報を得られることはできる。そうした能力は眠っている訳であり、再び開花することは可能だと思う。

トリックか超能力かという質問は愚問だろうと思う。ユリ・ゲラーは自分を信じる人にならホンモノの超能力だと分かるだろうと豪語していた。スプーンを曲げることで何を変えることができるのだろうかという疑問は残る。超能力があっても、例えば検証番組や信じない人の前では発揮できないと語る人も多い。それはUFOを呼び込む番組などでも同じレトリックを用いる。信じている人の前ではできるが・・・というのが難点だろう。

番組では、遠隔透視、テレパシー、予知能力を取り上げた。番組では日本の風景写真を米国から透視する実験を行った。元超能力部隊の透視スパイであった2人による実験だが、再現性がないということが分かった、つまりピタリと当たることはなかった。番組では20年も、こうした部隊がいたことをあげて国家が信じなかったらプロジェクトは続かなかったと言っていたが、何でもやるのが軍事なのだということが分かっていないようだった。

テレパシーついては、電話がかかってくることを事前に知っているというようなことから実験をして偶然よりも確率の高い結果を得たという研究者の報告を伝えた。次に脳の活動を伝え合うことができるかどうかの実験を行った。脳の同期現象があることが確認されたという。

人間の脳同士が空間を超えてつながることに対しては、多くの事例がある。動物同士が言語を介さずに同じような行動する場合がある。

7万人の人間の意識が集中すれば乱数発生器に影響を与えるという実験があった。これに関してはよく分からなかった。なぜ意識の集中が機械に影響を与えるのだろう。量子の仕組みを使った乱数発生器ということらしい。量子論で起きる現象との相関を考える仮説があるということで終わる。

予知能力はどうしても分からないと番組で言っていた。

以上のシリーズを見てきて特に印象深いことはなかった。人間が人間を知るという好奇心は計り知れない。ただ説明できないことをいいことにして詐欺まがりの行為をする人たちは大勢いるだろうと思うから要注意だ。

信じるか信じないかが重要ではなく、事実をしっかりと吟味する能力を常に鍛えること。そして自分の経験から導き出されるだろう結果をより客観的に掘り下げて絶対視しないこと。そして不思議なことを生活の糧にする人たちも大勢いて人間は不安を感じている時は騙されやすいことなどを肝に銘じておきたい。

まともだと信じて公表された研究成果が実はマガイモノであることが知れた時期だけに、科学的な見方をする必要性を強く感じる。科学発見の成功の歴史、失敗の歴史を紐解くことで何らかの教訓を得たいものだ。

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