極秘軍事施設 エリア51の真実

極秘軍事施設 エリア51の真実
ナショナル ジオグラフィック
原題:Inside: Area 51's Secrets
制作/2010年アメリカ 本編45分

政府にも存在を認められていない厳重に隠された軍事施設。その秘められた驚きの内情とは?

UFOや宇宙人の避難先と噂される極秘軍事施設、エリア51。
世界的に有名であるにもかかわらず、アメリカ政府もアメリカ空軍もその存在を認めていない。ところが今回、エリア51で働いていたことがあるという内部関係者数名が、その内情を暴露した。また番組では機密解除された情報を基に、驚くほどの進歩を遂げた技術についても検証。核兵器を積んで挑んだミッションは果たしてどのような結末を迎えたのか。長い間、誰もが口を閉ざしてきたエリア51。果たしてその真実の姿とは…?

チャプターリスト(抜粋)
衛星写真に写る極秘基地/職員に求められた資質/アクアトーン計画/UFO目撃談の真相/冷戦期の軍拡競争/オックスカート計画/世界初のステルス機/ソ連との偵察合戦/事故の隠蔽工作/一握りの真実


・以下の外電にあるように、つい最近米政府も、その存在を認めていたということで公文書公開が徹底している米国の仕組みを感じた。

この番組の内容は、それ発表以前に作られたものであるが冷戦下の米ソ関係が色濃く反映されたものとなっている。簡単に言うと、当時のエリア51施設では軍事偵察機の開発・実験を極秘裏に行う米国の施設であり、そのためにいろいろな憶測を呼んでしまったということだ。

よく報道されるのだが、1950年代の米ソ関係は現実的に核戦争を想定したと言ってよい。そのために当時は軍事偵察機による敵地の偵察が最重要任務となり、高度を超高速で飛びながら写真撮影をする機体が必要であったということだ。

番組に出演したエリア51施設で働いていた関係者らの証言からは、厳しい情報統制下でCIAと軍、ボーイング社が軍事偵察機製造を進めていた実態が分かった。ただ番組の最後に彼らが語っていたのは、今でもしゃべれるのは5%のことだと念を押していた。また兵器製造に参画していることを家族にさえ秘密にするという制約のなかで家族が破たんした人も大勢いたという。

さてUFOや宇宙人などと結び付けられて語られてきたエリア51施設だが、明らかになったことはU-2やオックスカートという軍事偵察機の製造・試験飛行を行う極秘施設であったという極めて分かりやすいことだ。情報開示が進めば1950年代以降に、どのような兵器開発が行われていったのかもいずれ明らかになることになるだろう。

SF好きな私としてはUFOや宇宙人の話題も面白いのだが、それを吹聴して生活している人たちに惑わされてきた経験から、自分の理解の範疇にないことはタッチしない方が良いと考えている。UFOを見たり宇宙人に拉致されたという人が山ほどいるのだが、その真偽は極めて怪しいものだと思う。人間は見たいものを見るのだ(見たと思い込む!?)と思う。

このエリア51施設で働いていた人たちすらも、自分の関わる業務以外の情報に接することはなかった。つまり全体として分かっている人はホンの一握りだということだ。それが情報統制の肝に違いないのだから。彼らはトップシークレットの中で国のために働いたということだ。現代でも、そうした人たちは大勢いることだろう。

軍事研究は実は科学・技術を発展させる重要なカギであることは知られている。第二次世界大戦を経ることで大きく発展したものが民生技術として現代に活かされるという側面が強い。インターネット技術もしかりである。国家が総力をあげて取り組むので当然のことだろう。

何か夢のある話かと思いきや、今も続く国家間の緊張を背景とした取引の一幕を見た思いが残った。どの国においてもエリア51施設に類するものは存在しているのだろう。


米当局が「エリア51」の存在認める、UFOや宇宙人に言及せず
2013年08月19日 ロイター

地球に飛来した未確認飛行物体(UFO)や宇宙人の研究がひそかに行われているという説の舞台となってきた米西部ネバダ州の「エリア51」について、米政府がこのほど、その存在を初めて認めた。

ジョージ・ワシントン大学の研究者による米偵察機に関する情報公開請求を受け、中央情報局(CIA)が機密指定を解除した公文書で明らかになった。

今回公開された400ページにわたる公文書によると、同州ラスベガスの北西約130キロに位置するエリア51は1950年代に建設され、CIAがU2偵察機など軍用機の開発を行ってきた施設とされている。宇宙人やUFOについては触れていない。

情報公開請求を行ったジェフリー・リケルソン氏は「エリア51という言葉やその正確な所在地を当局が認めたのは初めてだ」と話した。[16日 ロイター]


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