ローマ法王:新枢機卿に19人叙任へ…最貧国の聖職者も

ローマ法王:新枢機卿に19人叙任へ…最貧国の聖職者も
2014年1月13日 毎日新聞

 フランシスコ・ローマ法王は12日、新たに叙任する19人の枢機卿を発表した。最貧国の中米ハイチや西アフリカ・ブルキナファソの聖職者も含まれ、法王が掲げる「貧者のための教会」路線を象徴する人事となった。2月22日に叙任式が行われる。

 枢機卿は法王に次ぐ高位聖職者で、法王を補佐する役目を負う。法王が枢機卿を叙任するのは昨年3月の就任以来初めて。19人のうち法王選挙会議(コンクラーベ)に参加できる80歳未満は16人。【ローマ福島良典】

 16人の出身・在任国の内訳は欧州6人(イタリア、ドイツ、英国)、中南米5人(ニカラグア、ブラジル、アルゼンチン、チリ、ハイチ)、アフリカ2人(コートジボワール、ブルキナファソ)、アジア2人(韓国、フィリピン)、北米1人(カナダ)で、非欧州組が多数派を占めた。

 また、16人中12人が世界各地の教区をつかさどる聖職者で、ローマ法王庁の高官は4人にとどまった。アルゼンチン出身のフランシスコ法王の誕生以来、欧州域外に信徒が拡大したカトリック教会の実態に沿う形でバチカンの「脱欧州」の流れが進んでいる。


・年明けから教会の刷新人事が始まったようだ。ローマ法王は、人事をもとにして法王庁の改革を進めるということだ。まあ数の論理は宗教の世界でも通用するらしい。

以下の記事では、不透明な資金洗浄の疑いが晴れない銀行の透明性を上げようというもの。このようにカトリック教会が抱える問題にメスを入れられるのか期待される。


「バチカン銀行」監督体制刷新=枢機卿4人更迭-ローマ法王
2014/01/16 時事通信社

 バチカンからの報道によると、フランシスコ・ローマ法王は15日、マネーロンダリング(資金洗浄)関与の疑惑が消えない「宗教事業協会」(通称バチカン銀行)の監督体制を刷新、担当の枢機卿5人のうち4人を任期途中で入れ替えた。

 5人は、有力者のベルトーネ前国務長官(首相に相当)ら前法王ベネディクト16世に任命された枢機卿で、任期はまだ1年残っていた。しかし、フランスのトゥーラン枢機卿を除く4人が事実上更迭され、パロリン国務長官らが新たに任命された。

 カトリック教会への寄付金などを管理するバチカン銀行は、不正な金融取引に関与している疑いが消えず、欧州評議会は2012年、取引の透明性評価で「不合格」の判定を下している。【ジュネーブ時事】


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