NHKスペシャル シリーズ 深海の巨大生物 伝説のイカ 宿命の闘い

NHKスペシャル
シリーズ 深海の巨大生物
伝説のイカ 宿命の闘い
2013年7月27日 NHK総合

未知なるフロンティア「深海」。そこに潜む巨大生物を通して、地球の海の生態系を描く2回シリーズ。
第1回は、世界最大のイカ、ダイオウイカ。今年1月に放送したNHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」では、黄金に輝く神秘的な姿やどん欲に獲物をかかえこむ姿を初めて紹介した。しかし、ダイオウイカはどのように暮しているのか?どうして巨大な体になったのか?なぜ小笠原の深海に姿を現したのか?新たな謎も浮かび上がってきた。

番組では、さまざまな角度から専門家とともに分析。イカの体色実験では、ダイオウイカの体色パターンから、浅い海に暮らしていた特徴があるのではないか、など意外な進化の道筋が明らかとなりつつある。また、ダイオウイカ出現が集中した前後の海洋環境をスーパーコンピューターで再現。ある現象が偶然重なって、小笠原の深海にダイオウイカを呼び寄せるオアシスが生まれていたのではないか?など、知られざる深海の生態系をひもといていく。

また特設スタジオには、深海の世界を体感する特別セットを組み、ゲストに仲間由紀恵、千原ジュニア、荒俣宏、ダイオウイカ研究の第一人者、窪寺恒己博士を迎えるほか、世界初の撮影を成し遂げた潜水艇「トライトン」(同型機)の実物も登場! 千原ジュニアが潜水艇に乗り込み、意外に狭い空間や、ほぼ全周が見渡せる構造を体感したり、感動の撮影の瞬間を再現し、楽しみながらロマンと謎にあふれる深海の世界に迫る。



放送を終えて
制作者にとって、まさに時間との闘いでした。前番組「世界初撮影!深海の超巨大イカ」(1月13日放送)から半年。奇跡的に撮影できたダイオウイカ映像から何がわかるのか、国内外の研究者たちと映像の分析を行いながら、新たな実験やスーパーコンピューターでのシミュレーションを何度も繰り返しました。映像自体が世界初でしたので、実験ひとつとっても世界初の試みで、思うようには進みません。いくつかの実験は失敗に終わりましたが、ダイオウイカはなぜ金色に輝いたのか、なぜダイオウイカは限られた海域や時期に集中して出現したのか…など、新事実が運よく見えてきたとき、研究者とともに大喜びしました。

さらに、収録スタジオに3トンもの潜水艇の実物を運び入れたり、18メートルのダイオウイカ模型を飾って、スタジオ全体を深海空間にしたり。ここでも時間との闘いでした。こうした闘いに打ち勝ち、放送までこぎ着けたのは、演出陣・美術陣・技術陣たちが一丸となれたチームワークの良さだと思っています。
取材先や制作者をはじめとする、たくさんの人の情熱と思いがこもった番組でしたので、お茶の間の皆様、特に子どもたちに楽しく届き、地球の神秘、海のロマンを感じて頂けたとしたら幸いです。

ディレクター 小山靖弘


・ディレクターの後記によれば、番組で放送されていない実験もあったということで、生体の謎を探る疑問はいくつか出されていたようだ。狩りの真相、金色に光る秘密、ザトウクジラの生態、そして撮影の好機をもたらした小笠原諸島の地形と海流など、科学的なメスを入れることで理解できる仮説をいくつも提示した番組となった。

時期的にも夏休みという子どもたちが自由研究をする格好の材料を提供した。子どもたちの理科離れが加速しているのは、自然と触れ合う機会が極端に減少しているからだろう。都会生活から離れる機会を持つことで自然を感じることが新たな刺激を産むのは間違いないところだ。

調べたことはないが日本の水族館数は多いらしい。それは海に囲まれた豊かな海洋国家であることからも必然なのかもしれない。

番組では潜水艇と同型のものをスタジオに入れたり実物大のレプリカを目の前にしながらという視覚的にも子どもたちに楽しめる内容であった。

個人的には芸能人らの同席は必要ないと思うがNHK的にはAKBを受け入れたりジャニーズを取り入れることで視聴率アップや受信料収入向上を目指す意図はハッキリとしてきた。

共同制作しているディスカバリー・チャンネル(米)がどのような番組を作ったのかが気になる。あちらは別の編集で科学的な番組づくりをしたのだろうか、それともNHKの映像を使ったのだろうか・・・?

それから全く触れていないのが、いったいどのくらいの予算が投入されているのか。決定的瞬間を撮影するためのコストも知りたいものだ。

ダイオウイカ撮影までをダイジェストで紹介したが、やはり、それまでの苦労や研究の歴史を踏まえた内容が挿入されてこそ、この撮影の意義が分かり感動を呼ぶ。単に結論だけならば科学は面白くないだろう。
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