ローマ法王 シリアでの残虐行為を非難

ローマ法王 シリアでの残虐行為を非難
2013年8月26日 NHK

内戦が続くシリアで、化学兵器の使用によって多数の死者が出たことが疑われるなか、ローマ法王のフランシスコ法王は25日、「残虐な行為が増大している」と述べ、国際社会に解決への努力を促しました。

フランシスコ法王は25日、バチカンのサンピエトロ広場で行われた日曜日恒例の祈りの集いで、数万人の信者を前にシリアの内戦について言及し、「シリアで続いている状況に大きな痛みと懸念を持っている」と述べ、戦闘の犠牲になった人たちのために祈りをささげるよう呼びかけました。

そのうえで、「最近の恐ろしい映像からも分かるとおり、虐殺や残虐な行為が増大している。武器の使用をやめ、対話による解決を呼びかける必要がある」と述べ、化学兵器の使用によって多数の死者が出たことが疑われるなか、残虐行為を非難しました。

さらに、フランシスコ法王は、「シリアの内戦を解決するためにあらゆる努力を行う必要がある」と述べ、国際社会に解決への努力を促しました。


・シリアでは政権側と反体制勢力が対峙し、今回化学兵器使用が認められる事態となっている。これに対して、欧米のように反体制派支援という形で介入する動きがある一方で政権を支援する国家群もある。

宗教家の役割は心の平和を語るとともに戦争・テロない社会をつくる社会の平和を求めることがある。問題は、米国のような覇権国家やバチカンのような宗教国家にかってのようなパワーがなくなってしまったことだ。その源泉が、強大な軍事力や資金力というもので決して共感を得ているわけでないからだ。

バチカンと言えばかってはキリスト教を用いて、各地の政治・経済までに強大な力を発揮していたが昨今のスキャンダルによる威信の低下は止まらなくなっている。

米国大統領が非難声明を出しても、ローマ法王が融和を呼びかけても虚しく響くだけなのがさびしいことだ。人間は権力をめぐって、このように争いを止めることはないだろう。それに対して人間の限界を示し隣人との平和を説くキリストら宗教家の言葉の重みをいっそう感じる。


シリア政権の使用「ほぼ疑いない」=化学兵器疑惑、証拠隠滅も―米高官
2013年8月26日 時事通信社

 米政府高官は25日、シリア首都ダマスカス郊外での化学兵器使用疑惑をめぐり、アサド政権が使用したことに「疑いの余地はほぼない」との認識を示した。AFP通信など複数のメディアが報じた。

 高官は、政権側の化学兵器使用の根拠に関して「被害者の数や症状、米国と他国の情報機関(の分析)に基づいたものだ」と述べた。ただ、確定までには時間を要する見通し。

 高官は、アサド政権が国連チームに現地調査を認めたことに関しても「シリア政府が化学兵器使用と無関係なことを証明したいのであれば、数日前に(疑惑)地域への攻撃を停止し、国連のアクセスを認めていただろう」と強調。化学兵器使用の証拠隠滅をした疑いがあり、信用できないと指摘した。【ワシントン時事】

 
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