思わず、本音ポロリ 「法王になりたくなかった」

思わず、本音ポロリ 「法王になりたくなかった」
2013年6月9日 朝日新聞

 「法王にはなりたくなかった」。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は7日、自らが属するイエズス会系の学校の生徒たちとの交流行事で、思わず本音を漏らした。

 交流行事はバチカンであり、法王はスピーチの原稿を用意していたが、「5ページもあって、ちょっと退屈なんです。ぐっと縮めましょう」と、もっぱら質疑応答に時間を割いた。

 「法王になりたかったですか」という質問に、法王は「私はなりたくなかった」と打ち明けた。同時に「なりたがる人を、神は祝福しないんです」とも話し、法王に選ばれたコンクラーベでのやりとりを示唆した。

 法王宮殿ではなくバチカン内の質素な宿泊施設で暮らしていることについても、「一人は寂しい。みんなと一緒にいたいんです。心の健康のために」と答え、冗談めかしながらも、11億人の信者を抱えるローマ・カトリック教会トップの孤独な立場をうかがわせた。

 また、「なぜイエズス会員になったのですか」という問いには、「布教にあたる宣教師になりたかった。神学生の時、日本かどこかに派遣してくださいとお願いした」と話した。だが、過去に肺を患っていたため、「激務は無理だろう」と聞き入れられなかったという。

 フランシスコ法王は、イエズス会出身の初の法王。1980年代に一度訪日したことがある。【ローマ=石田博士】


・外信で伝えられた新法王の報道である。写真を見ると相手は小学生くらいの子どもたち。むろん冗談ということで処理されているが、法王という孤独な立場を窺える記事である。

バチカンは、伝統と保守という問題を抱えて難儀しており前法王が途中で退位した理由も、そこらへんにあると噂されている。相次ぐ問題に教勢は滞り、かつ得意の外交も振るわない。

これからカトリック教会はどこへ行くのか、まだ道筋は見えない。


「法王なりたくなかった」 フランシスコが冗談
2013.6.8 産経ニュース

 イタリアのメディアによると、ローマ法王フランシスコは7日、バチカンでカトリックのイエズス会系の学校に通う子どもたちと交流して「法王にはなりたくなかった」と冗談を言い、子どもたちや関係者らの笑いを誘った。

 法王はことし3月に、コンクラーベと呼ばれる選挙で選出された。子どもの一人に、法王になりたかったかどうか尋ねられ「自分のことを大事に思っている人は法王になろうなんて考えない。そんな人は神に祝福されない」と冗談めかして語った。

 法王はバチカンのサンピエトロ広場に面した専用住居には入らず、コンクラーベの際に使用したバチカン内の宿舎で他の聖職者らと寝泊まりを続けている。その理由を「独りになりたくない。性格的な理由だ」と答えた。ローマ郊外の別荘も利用せず、夏の間もバチカンにとどまる。(共同)


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