新幹線×興福寺 日本初「コラボ駅弁」 販売大手が挑む

新幹線×興福寺 日本初「コラボ駅弁」 販売大手が挑む
2013年5月5日 産経ニュース

【駅弁開発物語】(1)

 東海道新幹線での車内販売などを行うジェイアール東海パッセンジャーズ(東京都中央区)は、興福寺(奈良市登大路町)が監修した期間限定のコラボ駅弁「心(こころ)」(税込み900円)を発売した。鉄道と寺、寺と駅弁いう意外な組み合わせが話題となっている。

 「記念商品でキャンペーンを盛り上げよう」。親会社のJR東海が奈良の誘客キャンペーンの対象寺に興福寺を選んだことがきっかけだった。同寺の南円堂が創建1200年を迎え、北円堂・南円堂の特別公開を実施することになっていた。興福寺が「奈良と寺の魅力を知っていただく良い機会になりますね」と前向きだったこともあり、コラボレーションによる駅弁を開発することになった。

 キャンペーン開始まで半年。早速、プロジェクトチームが立ち上がった。経営管理、列車事業、店舗事業、開発、広報の各担当者が集められたほか、親会社・JR東海からも招集。部署、資本関係の上下を超えた構成は異例のこと。寺院とのコラボした弁当も前例がなく、全く白紙の状態だ。

 「お寺とコラボのお弁当なんて聞いたこともない。前例もなく他社も作っていないだろうし、制約も多いだろうし、本当に成功するのかな」(総務部広報担当の和田さん)と戸惑いもあった。東海道新幹線を利用するビジネスマンや女性に照準を絞った商品はあっても、地域の魅力を伝える駅弁を手掛けたことはなかったのだ。

  幹部からは「一切口出ししないので、君たちで一から作ってみなさい」。コンセプトは? ターゲットは? うれしい半面、不安も募る。長年弁当を扱ってきただけに売れる商品を作るのは当たり前、さらにプラスアルファがないと心には響かない…。

 東京に本社を置く駅弁販売大手が、駅弁作りに初めて挑戦した。



・期間限定ということであるが、こうしたコラボは初めてだというのが新鮮なところだろうか。興福寺に関連した料理やパッケージ、おまけ引換券付きと嬉しいかも。今までなかったのが不思議なくらいだ。

世の中には鉄道ファンが多いということに加えて、昨今の寺ブーム、駅弁ブームなどヒットしないはずもない。結局、こうした差別化を図ることが売り上げアップにつながるわけでノウハウは次の提携に役立つことだろう。


駅弁初!興福寺監修のお弁当「心」(こころ)
4月3日より期間限定発売!

◇商品概要「心」(こころ) 株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ

 今春、奈良「興福寺」では、南円堂創建1200年を記念して、北円堂とあわせ、通常非公開の国宝を特別公開します。それに伴い、当社では、駅弁初となる興福寺監修によるお弁当、「心」(こころ)を発売いたします。

 掛け紙に描かれている題字「心」は、興福寺貫首、多川俊映氏が揮毫したものです。“いってらっしゃい。がんばって。おつかれさまでした。”と、心温まるお言葉をかけられているようです。

 ふたを開けると、彩りも鮮やかに盛り付けられた旬の食材が目に飛び込みます。なかでも「茄子とこんにゃくの田楽味噌」は興福寺秘伝の味噌を再現しており、胡麻の風味が口いっぱいに広がるます。そのほか、五色幕をイメージした興福寺オリジナルの「精進ふりかけ」をまぶしたご飯、豆腐に海苔を貼り合わせ蒲焼きに見立てた「蒲焼きもどき」なども入り、見た目も味のお楽しみいただけます。

 また、お品書きの裏面には、「興福寺国宝特別公開2013」で限定記念品と交換できる引換え券も付いており、再建中の中金堂の貴重な木材を使用した“根付け”と“にほひ袋”の二種類いずれかと交換することができます。

「心」は、召し上がる全ての方に“日本人が古から持つやさしくやわらいだ心情「大和心」を感じてほしい”、そんな思いで作り上げられました。肉・魚を一切使っていないにもかかわらず、しっかりと満足でき、召し上がったあとに温かい気持ちになれるお弁当です。

 ご旅行の方だけでなく、普段忙しいビジネスマンにもぜひお召し上がりいただきたい逸品です。お客様の心も満たしたい、そんな思いが詰まった期間限定のお弁当「心」をぜひともご賞味ください。

◇おしながき
 白飯
 精進ふりかけ
 わらび白和え
 花びら大根
 蒲焼きもどき
 たらの芽天ぷら
 黒胡麻豆腐
 白花豆甘露煮
 桜花塩漬け
 茄子とこんにゃくの田楽
 煮物(湯葉、筍、南瓜、里芋、人参、こごみ、桜麩)

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販売期間:平成25年4月3日(水)~平成25年6月(上旬)予定
販売価格:900円
販売箇所:東海道新幹線車内および東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪駅の当社弁当売店 ※一部販売していない列車・売店もございます。


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