ナビゲーション「在宅介護クライシス~“死を考える”家族の苦悩~」

ナビゲーション「在宅介護クライシス~“死を考える”家族の苦悩~」
2013年2月22日 NHK名古屋(中部7県向け)

在宅で介護する家族が追い詰められている。富山市が初めて行った、介護家族4100人へのアンケート。3人に1人が絶望的な気持ちを感じやすい「抑うつ」の状態、そして実に5人に1人が「死ぬことを考える」と答えたのだ。その背景には、去年4月診療報酬が改定され、病院から自宅に患者を帰す流れが加速したことがある。重症の患者を、自宅で介護しなければならない家族が増えているのだ。深刻化する在宅介護の現場に迫る。

出演者:富山福祉短期大学看護学科長・教授…炭谷靖子
キャスター:NHK名古屋放送局アナウンサー…長野亮
報告:熊田繁夫(NHK富山)
NHK富山放送局制作


・富山市と国立長寿医療研究センターのアンケート(55項目の質問、回収率70%)から在宅介護の問題点を探った番組。診療報酬改定で昨月から4月から入院日数の短縮に誘導されたためだ。

一日のほぼ全ての時間を介護に費やす介護者の抑うつ状態が浮き彫りに。重症患者の場合は、ショートステイやデイサービスを利用することができない。また医療行為も家族が負担することになる。

医師や看護師が、医療の中核となるのだがマンパワー不足がある。また訪問診療医や訪問看護師は、家族の悩みをじっくり聴く時間はないというジレンマにある。

この番組の元になった富山局のリポートは2012年12月27日に放送された。このリポートでは、調査を行った国立長寿医療研究センターの荒井由美子医師のインタビューと富山市保健所の講習会を中心に構成してある。

発信とやまWeb 2013年01月24日「在宅介護者 3人に1人"抑うつ状態"」
 http://www.nhk.or.jp/toyama-blog/200/144367.html

今回の放送では、大幅に構成を変えて新たに訪問看護師、在宅診療医を取材し、患者家族も一家族増えていた。

さて関連する情報を得ようと富山市役所を検索したが有効な情報は全く得られなかった。このアンケートについても詳細は不明である。ただ、国立長寿医療研究センターの研究報告として発表されることになるだろう。

番組ゲストの話にもあった通り、独りで抱え込むことが抑うつ状態を促進することは間違いなく、地域包括支援センターなどプロの支援を得ることが望ましいだろう。

新たに述べることもないが、国は地域で生きることが高齢者・障がい者にとっては良いとし病院・施設から早期に追い出す政策をとっている。国の言い分では、地域に新たにサービスを展開し安心・安全24時間介護サービスを展開すると言っている。

しかし、その詭弁によって、現実に介護家族を含む自殺や殺人事件などにつながるという状態になっている。国の政策の背景については触れられておらず、その点の追求が欲しかった。

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