読書灯で「個」の仏教

<こちら編集委員室> 読書灯で「個」の仏教 
2013/2/5 中日新聞 夕刊

 四十歳前の知人は、寝る前に仏教書を読み、早起きして毎日瞑想(めいそう)する。生活雑貨の店で手に入れた小さな仏像を文机に置き、線香一本、四十分ほど座る。会社に向かうと重くのしかかってくる不安が軽くなった。不安は怒りを呼ぶものだが、その怒りを抑えることも少なくなったという。

 キリスト教の国、米国では、人口の約2%のユダヤ教徒が第二の宗教だ。仏教徒は現在、約三百五十万人を数え、近い将来、ユダヤ教徒を超す可能性もある。武蔵野大学のケネス田中教授は、教団に属さず個人で瞑想を実践する約二百五十万人の仏教共感者が信徒のすそ野にいるとみる。彼らは「ナイトスタンド・ブディスト」(夜の読書灯の仏教者)と呼ばれる。プラグマティズム(実用主義)の国では、教義より瞑想というプラクティス(行)が、人々の心をとらえるらしい。まさに私の知人がそこにいる。

 シャカが二千五百年前に開いた初期仏教では、瞑想による「個」の悟りを目指した。中国、朝鮮を経て日本へと旅するうちに、伝来地の伝統文化が触媒となって姿を変容させてゆく。

 檀家(だんか)制度が危うい日本仏教の将来のある姿として読書灯の仏教者を思い描いたが、知人は「カルトに魅入られていると思われるから、人には話さない」と言った。伝来の地で年を経た宗教は荒々しさがうせて柔軟にみえるが、接ぎ木は、一筋縄にはいかないような気もする。(姫野忠)



・記事にも関連するが、米国では宗教といよりも瞑想というものに興味あるだろう。それは東洋への憧れとも思える。確かに大別すると西洋と東洋は大きく隔たりがあり、その二つを統合してみるとバランスのとれた見方も可能となろう。

記事にあるように瞑想は静かにする方がいい。誰とも比較するためでなく自分自身のために時間を作りだし心の自由を味わってみると違った風景が見られるかもしれない。

日本のネットでは見られないのが以下の記事にあるような瞑想を誘導するサイトの存在である。といっても有害なものではなく単に時間を知らせる意味しかない。決まった時間がくるまで効果音を鳴らしたりお経などをBGMとして流すものもある。つまりタイマーなのだ。


瞑想ビギナーにオススメのガイドアプリ「Calm.com」
2013年3月24日 ライフハッカー[日本版]

Web/iOS:瞑想をすると、記憶力が良くなったり、ストレスや苦痛が軽減して生産性が上がったりと、良いことだらけです。瞑想をやってみたいから、何かいいアプリやサービスはないかとお探しの人には、「Calm.com」のアプリがオススメです。

最短で2分間から瞑想のガイドをしてくれます(1日2分の瞑想から、徐々に瞑想を習慣付けることができます)。

このWebサイトとiOSアプリは、リラックスできる大自然のシーンから好きなものを選び、それから2分、10分、20分のコースを設定します。それから、ナレーションに従って徐々にリラックスしていきます。目を閉じて、肩の力を抜き、呼吸に意識を向け、自分の「感覚」を味わいます。鳥の声や波の音など、自然の音が、心を安らかにしてくれます。

ナレーションが要らない場合や、説明を極力省いた瞑想ツールの方がいい場合は、「Do Nothing for 2 Minutes」というWebサイトはいかがでしょう。海辺写真に波の音がただ流れているだけで、あとは2分間カウントダウンをするだけのサイトです。カウントダウンしている間に、マウスやキーボードに触れると、また最初からやり直しになります。

とにかくまずは「Calm.com」に行って、心静かに意識を集中させるところから始めてみましょう。もっと詳しく瞑想について知りたい人は、過去記事の「悩めるすべての人に贈る瞑想のススメ」をどうぞ。 Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)


Calm.com (Web)  http://www.calm.com/

Do Nothing for 2 Minutes   http://www.donothingfor2minutes.com/
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