僧侶見習いが通夜、遺族憤慨 名古屋の寺「修行の一環」

僧侶見習いが通夜、遺族憤慨 名古屋の寺「修行の一環」
2013年2月5日 朝日新聞

 尾張徳川家ゆかりで、高野山真言宗の別格本山・八事山興正(やごとさんこうしょう)寺(名古屋市昭和区)が昨年、ハローワークなどで募った見習いに1人で死者を弔わせていた。「わからない作法は省略した」と話す見習いもおり、遺族は「だまされた」と憤る。僧籍がないのに任せたことについて、寺は「修行の一環で問題ない」と反論している。

 高野山真言宗の僧侶になるには、総本山である金剛峯寺(こんごうぶじ・和歌山県高野町)に僧籍が登録されなければならない。興正寺ではそれまでは見習い。約3年間修行し、住職から適性を認められる必要がある。

 興正寺は、修行期間が2年未満の見習い3人に、1人だけで通夜をさせていた。朝日新聞が入手した内部資料によると、昨年1~9月、少なくとも計11回の通夜を任された。元見習いの男性(28)は朝日新聞の取材に、「興正寺から、見習いと言うなと釘を刺された。遺体の枕元でお経をあげる枕経(まくらぎょう)や通夜を1人で担当した」と打ち明ける。【渡辺周、上田真由美】



・この宗教法人については、過去からいろいろと新聞ネタを提供してくれる。常識で判断すれば分かると思うが・・・。


僧侶を次々解雇、人手不足に 見習いに通夜任せていた寺
2013年2月6日 朝日新聞

 ハローワークなどで集めた見習いに、「修行の一環」として1人で死者を弔わせていた八事山興正寺(やごとさんこうしょうじ)(名古屋市昭和区)が、やめさせた僧侶3人から「不当解雇だ」と訴えられていたことがわかった。寺の関係者は「相次ぐ解雇で人手不足となり、見習いに通夜を任せるようになった」と話している。

 3人は2007~12年、興正寺に対して、僧侶として勤める地位や雇用関係を確認し、復職させることを求めて、それぞれ名古屋地裁に提訴した。いずれも僧侶の主張が認められた。

 判決などによると、19歳で入山した愛知県南知多町の僧侶=故人=は、高野山・専修学院で学んで僧侶の資格をとってから40年間、興正寺に勤めた。だが、07年8月、寺から「運営に多大な損害と混乱を引き起こす可能性が高い」と言われ、やめさせられた。同県稲沢市の僧侶(57)も、25年余り勤めたが、ほぼ同じ時期に同様の理由で解雇され、興正寺施設内への立ち入り禁止を通告されたという。【上田真由美、渡辺周】


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