脳を最適化する5つのステップ

脳を最適化する5つのステップ
2012年11月4日 ライフハッカー[日本版]

コンピューター内部の情報というものは、規則的には並んでおらず、小さな断片が任意の位置に、バラバラに存在しています。それらがバラバラの状態でたまってしまうとパフォーマンスが上がりません。そのため、定期的に整理整頓、最適化してあげる必要があるわけです。今回の記事では、わたしたちの脳、思考にも同じことが言えるのではないかという話をご紹介します。

ブロガーのDragos Rouaさんは、私たちの脳をコンピュータにたとえ、脳の最適化とは、つまり、頭の中に散らばっている情報を整理整頓して、引き出しやすくするということと書いています。それには、以下の5つのステップを踏むと良いそうです。

1. 重点の設定
これから旅行に行く人、大きなプロジェクトを控えている人、何か新しいことを学ぼうとしている人、そういう方々。まずは今から数日、数週間の間、何を重要視して行動するかを決めましょう。それが重点の設定です。ここで決めたことが、この期間内での関心事、そして義務となります。コンピュータの設定を変えると、アルゴリズムが変わるように、あなたの目的に合わせて、セットアップすることによって、パフォーマンスも変わってくるのです。

2. 必要な情報を見極める
これからの数日間、数週間に何をするか、そのための重点の設定をしたあとは、関連情報を集めます。期限内に成功させるためには、どんな情報が必要なのか。目標達成のために、今から定期的に行った方がいいことはあるのか。新しく身につけた方がいい習慣はあるか。いつも出てしまう悪い癖はないか。こういうこともセットアップの一つです。

この作業は大まかな枠組みをさくっと決めるものではなく、じっくりと時間をかけてした方がいいそうです。コンピュータでいうと、新しいアルゴリズムを作るときには、動かす前に細かいところをしっかり確認しますよね。とりあえず動かしてみて、おかしかったら再スタート、というのでは時間がかかってしまいます。

ここでのヒントとしては、作業の過程を記録しておくこと。たとえば休日に関してでも、必要な情報や行動、習慣をリストにして記録するわけです。次の年、また休日の計画をする頃、前年の記録をチェックすることから始めれば、時間と労力の節約になります。記録を取るときには、この段階では、時系列にとらわれないメモが有効なので、マインドマップがおすすめです。

3. 優先順位をつける
ここまでで、重点の設定が決まり、タスク達成のためのツールも用意しました。次にすることは、優先順位をつけることです。コンピュータの最適化に関しての知識がある人であれば、頻繁にアクセスされる情報は、ハードディスクの一番手前のところに動かされる、ということがわかりますよね。脳の最適化でも一緒です。よく使う情報は、手が届きやすいところに置いておくのです。

優先順位の付け方は、あなたの行動パターンに関係します。ラップトップを持ち歩く人ならば、バッテリーの持ち具合を気にしたり、充電できるスポットを探したりするでしょうし、外回りの人ならば携帯電話のバッテリーがなくならないようにするのは重要なことですよね。

じゃあ、どうやって優先順位をつけるのかというと、まずはそれぞれのタスクを見直して、どのくらい重要かということを1から5までのスケールで考えます。最重要だったら1、あまり重要でなかったら5というように。5を最重要にしたかったら、もちろんそれでもかまいません。自分でわかりやすいように測りましょう。

4. 大事でないことは気にしない
私たちがガラクタを溜め込んでしまう理由の一つに、何でもないものを大事なものだと思って取っておいてしまう、という癖があります。もしくは、誰かが大事なものだと言ったから、とか、深く考えないでとりあえず取っておいている、とかいう理由もあるかもしれませんね。

脳の最適化の4番目のステージでは、このガラクタに注目します。大事なものを全部、自分の近くに集めてきたら、残りのガラクタをできるだけ遠ざけるのです。ただ、そのガラクタは捨てなくてもいいそうです。遠いところで休んでいてもらいましょう。

具体的な例を挙げると、旅行の計画をするとしましょう。この場合の「ガラクタ」にあたるのは、仕事に着ていくスーツです。捨てなくてもいいですよね。旅行には必要がないので、クローゼットの奥にでもやっておきましょう。また、新しいものを学ぶというタスクにおいては、テレビを見たり、パーティに行ったりというのが「ガラクタ」です。タスクに集中するために、これらは遠ざけましょう。ここでは、「ガラクタ」になるものを書き出して、認識することが大切です。

5. 「ドライテスト」をする
すべての準備ができたら、「ドライテスト」をしてみましょう。15分だけでもいいので、タスクを実行するある一日の、朝起きてから寝るまでを想像するのです。必要なものは揃っていますか?優先順位はつけてあります?、ガラクタは向こうに押しやりましたか?
このテストをパスしたら、脳の最適化に成功したことになります。

最後に、脳の最適化はどのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか?GTDでは週ごとに見直すのがいいと言っています。しかし、Dragos Rouaさんによると、そんなに頻繁にする必要はないのだそうです。定期的に最適化するということよりも、設定が変わる(ゴールが変わる)ときに、この5つのステップを踏むことの方が大事なのだそうです。たとえば、休暇を取るときに、仕事モードからちゃんと切り替える、というように。

いかがでしたか?脳の最適化、次の休みの前にしてみませんか?新しい年度に合わせてしてみるのも、いいかもしれませんね。

How To Defrag Your Mind In 5 Easy Steps [Brilliantly Better]
Adam Pash(原文/訳:山内純子/ライフハッカー[日本版])



・実は私も脳とコンピュータとの関連をずっと考えているが、記事とは違った観点を持っている。

それはパソコンでは、メモリーのスワップ、HDDのデフラグと類似して、脳内のデータを処理しやすいように時々整理してやることだ。メモリーの性能に合わせてソフトを起動し動作を制限することが効率的だろう。またHDDは、容量一杯になってくるとメモリーでなくHDDからデータを引き出し動作するから効率が悪くなる。HDDの中身を整理し必要ないものは消し去るか片隅に追いやることだ。

上記の記事は、データの扱い方を書いているのだが、データを保存し効率的に処理するメモリーやHDDに該当する脳内の情報処理を適切にすることが大事なことだろう。そのためには生体として、脳の活動を活発化させる方策を講じることが可能となる。

パソコンを見ていると、たまに暴走したり動かなくなったり、ちょっとしたプログラム問題で適切な処理をできなくなくなったりと、ソフトやハードに問題があると十分に性能が発揮されない。同じように、人間もソフトでありハードも兼ね備えた生体をコントロールできないと、イライラ・怒り、うつ・不安定になってしまうのだ。

パソコンを上手く使いこなすには、さまざまな手入れが必要である。同じように、繊細な人体のバランスや機能も必要以上にメンテナンスを必要とするものなのだろう。
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