墓の中に他人の骨つぼ7個、トイレにも置き去り

墓の中に他人の骨つぼ7個、トイレにも置き去り
2012年10月29日 読売新聞

 骨つぼが“落とし物”として警察に届けられるケースが相次いでいる。

 今年に入り、福岡、山口、熊本3県で少なくとも8件16個にのぼり、駐車場やトイレのほか、他人の墓の中に無断で置かれていた例もあった。持ち主が扱いに困って放置したケースが多いとみられる。識者は「核家族化が進んで家族の絆が薄れ、遺骨への敬意が薄れているのでは」と指摘している。

 読売新聞が九州・山口の警察に取材したところ、今年に入り、骨つぼが拾得物として届けられたのは、福岡県で5件13個、山口県で2件2個、熊本県1件1個。

 熊本県南関町の寺の敷地内で1月、遺灰入りの骨つぼが置かれているのを住職が見つけた。 檀家に尋ねても落とし主がいなかったため県警玉名署に届けた。3か月間保管した後、寺で供養されたが、「納骨堂も墓も持たない人が、置いていったのでは」と署員は語る。

 8月には、北九州市小倉北区の墓地で掃除していた男性が、墓の中に見知らぬ骨つぼ7個を発見。4個には遺骨が納められ、残りの3個には入れ歯などが入っていた。男性は近くの寺に連絡し、お経をあげてもらった後に小倉北署に届けた。男性は取材に「なぜ、うちの墓に入っていたのか。全く心当たりがない。先祖様を粗末に扱っていることに悲しさを感じる」と語った。墓には鍵を取り付けたという。今も持ち主は見つかっておらず、署幹部は「永続的に弔ってくれる寺が見つかるまで署で保管するつもりだ」と話した。



・遺骨の扱いに困った人が遺棄するのだろうが、恐らく各県でも同様の事情にあると思われる。

日本人は遺骨に対する敬意を持っていたはずなのだが、弔いの気持ちが薄れて置き場所に困ってしまったのだろう。他人のお墓に入れておくという発想そのものが理解に苦しむところだ。

こういう思いを汲んで処理する方法を伝えることもお寺の仕事なのかもしれない。少なくとも粗大ごみのように扱うことに痛みを思えるような教育をどこかでしないといけないだろう。
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