対馬の神社から国重文の仏像盗まれる

対馬の神社から国重文の仏像盗まれる
2012年10月9日 西日本新聞

 8日午後0時50分ごろ、長崎県対馬市峰町の海神神社(平山静喜宮司)から国の重要文化財「銅造如来立像(どうぞうにょらいりゅうぞう)」がなくなっていることに神社関係者が気付き、110番した。長崎県警対馬北署が窃盗容疑で調べている。

 署によると、「銅造如来立像」は神社の敷地内にある峰町ふるさと宝物館に安置されており、宝物館入り口の鍵が壊されていた。ほかに盗まれたものはないという。

 「銅造如来立像」は朝鮮半島の統一新羅時代の仏像で8世紀の作品。高さ38・2センチ。1974年に国の重要文化財に指定された。



・TBSの報道では時価2億円と報道されているが、保管は南京錠が2か所だけで警備状況は厳しくないようだ。

画像にあるように、それほど大きいものではない。どのような点に価値があるのか見た目では分からない。記事にあるように過去の盗難の教訓から新たに宝物館を建てて保管してきたというから残念なことだ。


対馬で重要文化財の仏像盗難か
2012年10月9日 NHK

長崎県対馬市の神社で、国の重要文化財に指定されている8世紀につくられたとされる仏像がなくなり、警察は盗まれたものとみて調べています。なくなったのは、長崎県対馬市峰町の海神神社が所蔵し、国の重要文化財に指定されている「銅造如来立像」です。

8日午後0時20分ごろ、神社の宝物館に設置されたショーケースが倒され、中にあった「銅造如来立像」がなくなっていることに神社の関係者が気づき、警察に通報しました。

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警察が調べたところ、宝物館の出入り口にある二重の扉の南京錠がいずれも壊されていて、警察は、この仏像が最後に確認された6日午後3時ごろから8日までの間に盗まれたものとみて調べています。「銅造如来立像」は、高さおよそ38センチで、8世紀に朝鮮半島の新羅でつくられたとされています。

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警察によりますと、平成7年にも神社から盗まれたことがあり、その後、無事に返還されていました。海神神社の島居利和副総務は「鍵が壊されて仏像がなくなっていることに気づいた時は驚きました。大切な仏像なので、何とか見つかってほしい」と話しています。



時価2億円? 重要文化財の仏像盗まれる
2012年10月9日 TBS

 長崎県対馬市で8日、神社や寺の鍵が壊され、国の重要文化財の仏像など2体が相次いで盗まれていたことが分かりました。

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 盗まれた国指定の重要文化財、銅造如来立像は朝鮮半島で8世紀につくられたもので、時価およそ2億円とも言われていて、盗まれたのは17年前に続き、2度目です。

 対馬市の別の寺では、もう1体、仏像がなくなっていて、警察では連続窃盗事件の疑いもあるとみて捜査しています。



17年前にも…神社の重文仏像、また盗まれる
2012年10月8日 読売新聞

 長崎県対馬市峰町の海神(かいじん)神社にある国指定重要文化財「銅造如来立像」(高さ約38センチ)が盗まれたことが8日、わかった。

 県警対馬北署が窃盗事件として調べている。

 同署によると、8日正午過ぎ、神社境内にある「峰町ふるさと宝物館」の入り口の鍵が壊され、ガラスケース内から盗まれているのに神社の関係者が気づき、110番した。6日午後にはケース内に保管されていたという。

 この仏像は1995年にも盗まれたが、転売される前に容疑者が逮捕されて戻ってきた。その後、神社では管理体制強化のため、同宝物館を建てたという。

 仏像は、8世紀に朝鮮半島で作られて伝来したとされ、74年に国の重要文化財に指定された。神社の平山静喜宮司(54)は「どうにか返ってきてほしい」と話している。



追記

対馬で仏像盗んだ疑い=韓国で窃盗団摘発
2013/01/29 時事通信社

 韓国の大田地方警察庁は29日、長崎県対馬市の寺社から仏像や仏教経典を盗み、売りさばくために韓国に運び込んだとして、韓国人窃盗団を摘発し、主犯格の男(69)ら5人を立件、残り3人の行方を追っていると発表した。盗まれた仏像2点は確保したが、経典の行方は不明という。

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 窃盗団は2012年10月6日深夜、対馬市の海神神社から国指定重要文化財「銅造如来立像」を、別の寺社から、それぞれ県指定文化財の仏教経典「大蔵経」の一部と、「観世音菩薩坐像」を盗んだ。銅像2体を旅行かばんに入れ、福岡からのフェリーで釜山まで運んだ上、韓国内で売ろうとした疑い。

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 銅造如来立像は高さ約38センチ。盗まれた仏像や経典はいずれも朝鮮半島から伝来したとみられる。聯合ニュースによると、釜山税関は仏像を「偽物」と誤って鑑定し、そのまま通関させたという。【ソウル時事】



<韓国>日本へ返還「慎重に」…対馬で盗難の仏像巡り仏教界
2013年2月4日 毎日新聞社

 昨年10月に長崎県対馬市で盗まれた仏像が韓国で見つかった事件で、韓国の仏教界を中心に「日本への返還は慎重に」との声が上がっている。仏像は朝鮮半島由来とされ、日本に渡った経緯を疑っているためだ。韓国文化財庁は盗難品と最終確認されれば法に従い日本側へ引き渡す方針だが、韓国仏教で最大勢力を誇る曹渓宗は1月31日、韓国政府に対馬市の寺社が入手した経緯などの徹底究明を求める論評を発表した。

 盗難文化財をめぐっては、1994年に長崎県壱岐市の安国寺から国指定重要文化財「高麗版大般若経」が盗まれ、翌年、酷似した経典を韓国政府が国宝指定したケースがある。日本政府は98年、これに気づき外交ルートを通じ「確認させてほしい」と要請したが、協力を得られず事件は時効を迎えた。

 今回の問題の仏像は、対馬市の寺社から盗まれた2体のうちの1体で、観音寺(かんのんじ)の長崎県指定文化財「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」。像内にあった文書に高麗時代の1330年を示す年号や「高麗国瑞州浮石寺(プソクサ)」などと記されていた。曹渓宗の論評は「返還の可否については徹底した調査が必要だ」としている。

 一方、1月31日付朝鮮日報は、当時、活発に活動していた「倭寇(わこう)」による略奪説や「当時は日本に仏像を販売・寄贈するなどの交流が盛んで、証拠もなく戦利品とは言えない」といった学者の見方を伝えた。

 事件は昨年10月、対馬市の寺社から「観世音菩薩坐像」や国指定重要文化財「銅造如来立像(どうぞうにょらいりゅうぞう)」などが盗まれ、韓国警察は1月29日、韓国人窃盗グループを摘発、1人を身柄拘束し仏像2体を確保したと発表した。【ソウル西脇真一】



韓国 盗難仏像“返還できない”仮処分
2013年2月27日 NHK

長崎県の寺から盗まれ、韓国で見つかった仏像について、韓国の裁判所は、もともと所蔵していたと主張する韓国の寺の信者らの請求を認めて、仏像が日本に渡った経緯が明らかになるまで、日本側に返還できないとする仮処分の決定を出しました。

長崎県対馬市で、去年10月、朝鮮半島から伝来したとされる文化財が、神社や寺から相次いで盗まれた事件で、韓国の警察は、先月、韓国人の窃盗団を検挙して仏像2体を回収しました。

この仏像2体について韓国政府は、本物と確認されれば国際法に基づいて日本側に返還するとしていました。

しかし、中部テジョンの地方裁判所は26日、2体のうち観音寺から盗まれた「観世音菩薩坐像」について、もともと所蔵していたと主張する韓国の寺の信者らの請求を認めて、仏像が観音寺に渡った経緯が明らかになるまで、韓国政府は日本側に返還できないとする仮処分の決定を出しました。

この結果、韓国政府は、「観世音菩薩坐像」を日本側に返還するためには、観音寺が韓国の寺から正当に取得したことを証明しなければならず、今後、難しい対応を迫られることになり、返還に時間がかかる可能性が出ています。



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盗難仏像 韓国に返還を要請へ
2013年2月27日 NHK

菅官房長官は、午後の記者会見で、韓国の裁判所が、長崎県の寺から盗まれ韓国で見つかった仏像を、日本側に返還できないとする仮処分の決定を出したことについて、外交ルートを通じて、速やかに返還するよう求めていく考えを示しました。

長崎県の寺から盗まれ、韓国で見つかった仏像について、韓国の裁判所は、もともと所蔵していたと主張する韓国の寺の信者らの請求を認めて、仏像が日本に渡った経緯が明らかになるまで日本側に返還できないとする仮処分の決定を出しました。

これについて、菅官房長官は午後の記者会見で、「詳細について現在確認中だが、日本政府としては、外交ルートを通じて、国際法の文化財返還要請に基づいて、速やかに返還を求めていきたい」と述べ、外交ルートを通じて速やかに返還するよう求めていく考えを示しました。



仏像問題 韓国住職が長崎訪問へ
2013年3月11日 NHK

長崎県の寺から盗まれ韓国で見つかった仏像について、もともと仏像を所有していたと主張する韓国の寺の住職が、NHKの取材に対して、今月14日に長崎県を訪れ、仏像が盗まれた寺の関係者と面会することを明らかにしました。

この問題は、長崎県対馬市の寺などから盗まれ、ことし1月に韓国で見つかった仏像2体のうち、「観世音菩薩坐像」について、韓国中部にあるプソク寺がもともと所有していたのは自分たちだと主張しているものです。

プソク寺では11日、地域の住民およそ80人が集会を開き、「仏像は14世紀に日本に略奪されたと記した文献がある」などとして、日本側に返還しないよう求める署名活動を拡大させることを決めました。

こうしたなか、プソク寺のウォヌ住職はNHKの取材に対して、今月14日から対馬市を訪れ、仏像が盗まれた観音寺の関係者に面会することを明らかにしました。ウォヌ住職は問題の解決に向けて、寺どうしで何ができるか話し合いたいとしています。

この問題を巡っては、韓国の裁判所が仏像が日本に渡った経緯が明らかになるまでは日本に返還できないとする仮処分を出し、仏像を保管している韓国政府は、日本政府の要請を受けて、国際条約などに基づいて日本に返還すべきかどうか検討しています。



韓国住職ら対馬訪問へ=日本側は面会拒否―盗難仏像問題
2013年3月12日 時事通信社

 長崎県対馬の観音寺から盗まれ、韓国に運び込まれた仏像「観世音菩薩坐像」の返還問題で、かつて仏像を所蔵していたと主張する韓国の寺の住職は12日、対馬を14日に訪れることを明らかにした。観音寺の関係者らと面会し、解決の糸口を探るという。

 訪日するのは忠清南道瑞山にある浮石寺の円牛住職や市民団体メンバーら6人。円牛住職は「(観音寺側に)慰労の手紙を渡し、浮石寺を象徴する人形と(盗まれたものとは別の)仏像を渡したい」と話している。

 これに対し、観音寺の前住職田中節孝さんは、「盗品なのだから、まずは返してほしい。代わりの仏像というような提案は、到底受け入れられない話だ。面会には応じない」と憤慨している。

 この仏像をめぐっては、韓国の大田地裁が2月、観音寺が仏像を正当に取得したことが証明されるまで日本側に返還できないとする仮処分を出した。日本政府は外交ルートを通じて返還を要求、韓国政府が対応を検討している。 【ソウル時事】



<論説委員のワールド観望> 仏像、日本に戻れない 
2013/3/12 中日新聞夕刊

 長崎県対馬市の寺から盗まれ韓国で押収された「観世音菩薩(ぼさつ)坐像」について、韓国の大田地裁は日本への返還を差し止める仮処分決定をした。韓国のある寺がこの仏像は十四世紀に同寺で鋳造された記録があると主張したため。長崎県指定の有形文化財である観音像をめぐり、日韓の外交問題になる恐れが出てきた。

◆仏教弾圧が背景に

 盗みなど不法な手段で国外に持ち出された文化財は返還を要求できると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が定めた条約に明記されている。だが、地裁は「日本の寺に伝わった由来の証明が必要」という。数百年前の出来事であり、無理難題である。

 実は日本には韓国の高麗時代(九三六~一三九二年)の美術品がかなりある。

 韓国側は倭寇(わこう)の襲撃や豊臣秀吉軍の侵略によって奪われたと主張する。だが、永島広紀佐賀大准教授によると、高麗の後に統治した朝鮮王朝は儒教を国の教えとし仏教を排斥した。弾圧の過程で多くの仏像や仏画が失われたが、その一部は仏教が盛んだった日本に渡ったのだろうという。

 韓国は最近、時代劇ブームで、永島准教授は「高麗も朝鮮王朝も文化国家として栄えていたという思いが国民に広がっている。当時の美術品が日本にあるなら返還を求めるべきだという主張は強い」と分析する。盗品の仏像は「国際法に従い日本の所有者に返すべきだが、韓国側が超法規的措置をとる恐れもある」と懸念する。

◆一時里帰りの展示も

 ソウルにある韓国国立中央博物館で二〇一〇年秋に、高麗仏画の展覧会が開かれた。外国から七割近くを借りたという。韓国紙「朝鮮日報」によれば、同博物館の学芸員が日本各地の寺を訪ねて所蔵の仏画を調査しながら、展覧会の意義を説明して貸し出しの承諾を受けた。

 高麗仏画は起源が韓国にあったとしても、日本の寺で長い間、宝物として大切に保存されてきたものだ。韓国で内容のある展示会ができるのなら、一時「里帰り」する方法があるという実例である。

 文化財保存と返還をめぐる論争は、欧米と中東など世界中にある。日本は三十五年間、韓国を植民地支配したが、この間、発掘や美術品の収集を通じて文化財が日本に渡った。多くは民間人同士の売買や譲渡だったとみられ、日本側によって文化財が博物館などに保存され由来や価値がわかった事例は数多いが、韓国側からみれば「本をただせば自分たちの物」ということになる。

◆文化財論議高まる

 一九六五年の日韓国交正常化とともに文化財に関する協定が結ばれ、日本から一定の文化財が引き渡されたが、韓国文化財庁の調査だと日本に流出した総数は六万点余という。韓国側が今後、重要とみなす文化財の返還についての議論を呼び掛ける可能性が高い。(山本勇二)



韓国の寺関係者 窃盗仏像の返還に触れず
2013年3月14日 NHK

長崎県対馬市の寺から盗まれ韓国で見つかった仏像について、もともと仏像を所有していたと主張する韓国の寺の関係者が対馬市で記者会見し「国際条約に基づき円満に解決したい」と述べましたが、仏像の返還について具体的な言及は避けました。

長崎県対馬市では、去年10月、国の重要文化財の仏像など3件の文化財が相次いで盗まれ、韓国の警察は、ことし1月、韓国人の窃盗団を検挙し仏像2体を回収しました。

このうち、長崎県の文化財に指定されている観世音菩薩坐像について、韓国にあるプソク寺が「もともと所有していたのは自分たちだ」と主張していて、14日、寺の関係者らが対馬市を訪れました。

一行は、仏像を所蔵していた対馬市の観音寺を訪れましたが、関係者とは面会できず、入り口で手を合わせてお経を読み、その場をあとにしました。

韓国の寺の関係者らは、このあと記者会見し「寺の住職に会うことができなかったのは残念だ。国際条約に基づき円満に解決したい」と述べましたが、仏像の返還について具体的な言及は避けました。
また、観音寺に対し、韓国の作家が制作したブロンズ製の仏像と、プソク寺にゆかりのある女性をかたどったマスコットの人形を記念に渡す考えだったと説明しました。

観音寺の元住職の田中節孝さんは「地域で長年育んできたものを今になって返せと言う発想自体が信じられない。韓国の寺の関係者と会うつもりは全くない」と話しています。

この問題を巡っては、韓国の裁判所が「仏像が日本に渡った経緯が明らかになるまでは返還できない」とする仮処分を出し、仏像を保管している韓国政府は、日本政府の要請を受けて、国際条約などに基づいて返還すべきかどうか検討しています。

対馬市と観音寺によりますと、「観世音菩薩坐像」は、仏像の中に収められていた文書の記録などから、14世紀に朝鮮半島の高麗で造られ、500年余り前に寺に伝わったとされています。

対馬と朝鮮半島の間では、古くから貿易などの交流が盛んに行われ、対馬市は「観音寺の仏像も、仏教の普及や仏教工芸品の隆盛に伴ってもたらされたと考えられる」としています。



盗んだ仏像「自分たちのもの」と言い張る、韓国の宗教事情
2013.3.16 産経ニュース[産経抄]

 システィーナ礼拝堂の煙突から白い煙があがり、南米から初の法王が誕生したカトリック教会は久々の慶事に沸いている。新法王の誕生を今か今かと広場で待ちわびていた信者たちが、歓喜の叫びをあげる姿は、信仰心薄き身にとっても感動的だった。

 ▼世界の3大宗教といわれるキリスト教、仏教、イスラム教はそれぞれ特色があるが、かなり似通った点もある。殺人や姦淫(かんいん)、盗みはモーゼの十戒でも仏教でもイスラムの戒律でも固く禁じられている。

 ▼人類が守らねばならない倫理は皆同じ、といいたいところだが、なぜかそんな共通項もどこ吹く風、3大宗教がとんでもない形で伝播(でんぱ)してしまう国がある。もちろん、お隣の韓国である。

 ▼かの国では自らを「再臨したイエス・キリスト」と言い張る教祖が数十人もおり、キリスト教正統派から異端扱いされている信者は200万人とも300万人ともいわれる。中には教祖自ら姦淫にふけり、ガラクタを法外な値段をつけて売りつけている教団もある。

 ▼仏教はまだましだろう、と思っていたら対馬にやってきた韓国・浮石寺の僧服姿の男たちをみてわが甘さを思い知らされた。対馬から盗まれた「観世音菩薩坐像」を「自分たちのものだ」と言い張って韓国人による盗みを正当化し、仏像と称する夜店のオモチャのような代物を置いていこうとした。

 ▼彼らは仏教の十戒のひとつである不偸盗(ふちゅうとう)(盗んではならぬ)も知らぬのだろう。李氏朝鮮時代に仏教が弾圧され、辛うじて難を逃れた仏像が対馬の人々に大事にされてきた歴史も知らない。無知蒙昧(もうまい)な人々ではあるが、このままでは、対馬さえ盗まれかねない。正しい歴史認識を彼らにいつ教えるのか。今でしょう。



韓国、仏像窃盗で2〜6年求刑 対馬から持ち込み
2013年6月5日 共同通信社

 長崎県対馬市の寺や神社から仏像2体を盗んで韓国に持ち込んだとして、文化財保護法違反罪などに問われた韓国人窃盗団7人の公判が5日、韓国中部の大田地裁であり、検察側は主犯格とされる60代の兄弟にそれぞれ懲役5年など、懲役2~6年を求刑した。判決は6月28日。兄弟のうち、兄の金グァンイ被告の弁護側は「盗んだものとは知らなかった」などとし、弟の金ジェガン被告は罪を認め寛大な判決を求めた。【大田共同】



主犯格に懲役4年=対馬の仏像窃盗で判決―韓国
2013年6月28日 時事通信社

 長崎県対馬市の寺社から仏像2体が盗まれ、韓国に持ち込まれた事件で、文化財保護法違反などの罪に問われた7人に対する判決が28日、韓国中部の大田地裁であり、主犯格の男に懲役4年、2人に懲役3年の実刑が言い渡された。運搬役の3人は執行猶予付きの有罪、1人は無罪だった。

 一団は昨年10月、対馬市の寺社から国指定重要文化財の「銅造如来立像」と県指定文化財の「観世音菩薩坐像」を盗み、売りさばくために韓国に持ち込んだ。

 「観世音菩薩坐像」をめぐっては、かつて所蔵していたと主張する韓国の寺が引き渡しを要求。大田地裁は2月、日本側への返還を差し止める仮処分を決定し、両国の外交問題に発展している。【ソウル時事】 



盗難の仏像、当然日本に返還すべき…韓国文化相
2013年9月28日 読売新聞

 下村文部科学相は27日訪韓し、光州で韓国の 劉震龍(ユジンリョン)文化体育観光相と会談した。

 会談後、下村氏は記者団に対し、長崎県対馬市の寺社で昨年、韓国人窃盗団に盗まれた仏像2体について、劉氏が「当然、日本に返還すべきだ。韓国政府としてきちんと対応したい」と述べたことを明らかにした。下村氏が返還を求めたのに応じたといい、韓国政府高官による、返還に前向きな発言は初めて。

 これらの仏像は今年1月に韓国で見つかったが、本来の所有者だと主張する韓国の寺が「14世紀に日本に略奪された」と主張。韓国の裁判所が2月、日本への返還を当面差し止める仮処分を決定した。

 韓国政府はこれまで、同決定や、窃盗団の刑事裁判が進行中であることなどを理由に「どのように解決すべきか、内部検討している」と述べるにとどめていた。【光州(韓国南西部)=中川孝之】



関連追加 あらたな事件

対馬で仏像盗んだ韓国人逮捕…船乗り場で発見
2014年11月25日 読売新聞

 長崎県警対馬南署は24日、対馬市美津島町の寺から市指定文化財の仏像1体(高さ10・6センチ)を盗んだとして、韓国人の男4人を窃盗容疑などで逮捕した。

 発表によると、4人は同日午前10時~午後1時50分、寺の倉庫に侵入して仏像を盗み出した疑い。寺から通報を受けた署員が同日午後、韓国・釜山行きの船が出る港の船乗り場で、不審な韓国人に職務質問。持っていた紙袋の中から盗まれた仏像を発見した。

 4人は47~70歳で、職業は住職や会社員、警備員、農業と説明。2人は容疑を認め、残りは否認しているという。

 対馬市では2012年、国指定重要文化財の仏像などが寺社から盗まれる事件が発生。その後、韓国の警察が韓国人窃盗団の男ら数人を逮捕し、有罪が確定した。盗まれた仏像は現在も、日本へ返還されていない。



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対馬で韓国人が仏像窃盗容疑 男4人逮捕
2014/11/25 共同通信社

 長崎県警対馬南署は24日、同県対馬市の寺から仏像を盗んだとして、窃盗の疑いで韓国人の男4人を逮捕した。うち2人は容疑を否認しているという。

 対馬南署によると、逮捕されたのは住職の金相鎬(70)、農業の金溶晃(54)、警備員の安承チョル(53)、会社員の李哲佑(47)の4容疑者(職業はいずれも自称)。

 4人の逮捕容疑は24日午前10時~午後1時50分ごろ、対馬市美津島町の寺から銅製の仏像を盗んだ疑い。仏像のほか複数の経典も持っており、対馬南署は関連を調べる。

 対馬南署によると、仏像は高さ約11センチの「誕生仏」で、対馬市指定の有形文化財。



盗難の仏像は対馬市指定の文化財 経典もなくなる
2014年11月25日 朝日新聞

 長崎県対馬市の寺に侵入し仏像を盗んだ疑いがあるとして、韓国人の男4人が逮捕された事件で、盗まれた仏像が市の有形文化財だったことが25日わかった。県警によると、4人のうち2人が容疑を認めているといい、この仏像を狙った動機や犯行の経緯を調べている。

 窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、自称住職の金相鎬容疑者(70)のほか、農業や警備員、会社員を自称する47~54歳の男3人。県警によると、4人は24日、同市美津島町小船越の梅林寺の倉庫に侵入し、銅製の誕生仏(高さ約10・6センチ)を盗んだ疑いがある。同市・厳原港の韓国・釜山に向かうフェリー乗り場で職務質問を受け、紙袋に入れた誕生仏を持っていたため、24日夜に緊急逮捕された。

 対馬市教委によると、誕生仏は9世紀に朝鮮半島でつくられたもので、2005年に市有形文化財に指定された。



対馬の仏像盗、新たに韓国人の男逮捕…計5人に
2014年11月25日 読売新聞

 長崎県対馬市の寺から市指定有形文化財の仏像が盗まれた事件で、県警対馬南署は25日、新たに韓国人の男1人を窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕した。

 逮捕者は計5人となった。

 発表では、新たに逮捕されたのは、自称カラオケ店経営、 朴奉緒(ぱくぼんす)容疑者(42)。5人は24日午前10時頃から午後1時50分頃にかけ、同市美津島町の 梅林(ばいりん)寺の倉庫に侵入し、銅製仏像「誕生仏」(高さ10・6センチ)を盗んだ疑い。朴容疑者は、容疑について否認しているという。

 朴容疑者以外の4人は47~70歳で、職業を住職、会社員、警備員、農業と説明している。



仏像盗難「島民感情逆なで」 対馬市長、防犯設備の設置支援へ [長崎県]
2014年11月28日 西日本新聞

 対馬市の財部能成市長は27日、市指定文化財の仏像窃盗容疑で韓国人5人が逮捕された事件について「2年前の仏像盗難事件で、仏像2体がいまだに韓国側から返還されていない中で、再びこのような事件が起きたことはとても残念。島民の気持ちを逆なでする行為で、腹立たしく感じている」と述べた。

 国、県、市の指定文化財を所有する神社や寺に対するセキュリティー対策については「文化財を所有する寺などが、防犯機器を設置する際の補助率を50%から80%、さらに90%に引き上げ、文化財の所有者に防犯設備の設置をお願いしている」と話し、今後も現制度を活用した防犯対策を、文化財所有者などと協議しながら進める意向を示した。

 今後の日韓交流については「(今までやってきたことは)何だったんだろうと、あらためて感じてしまう部分がある。対馬は歴史的にも、韓国との交流を続けていかなければならない現状があり、国の外交場面でも、よい関係を築いていってほしい」と述べた。



長崎県、対馬の仏像盗難対策で博物館新設へ 中村知事が表明
2014年11月29日 産経新聞

 長崎県対馬市で貴重な仏像の盗難事件が発生していることを受け、中村法道長崎県知事は27日、対馬に博物館を新設し、市内の寺社や個人から文化財を預かる計画の具体化を急ぐ方針を明らかにした。仏像などは長年にわたって住民の信仰の対象になっており、文化財を預けた寺社や個人には複製品を渡すことも検討している。

 中村知事は記者会見で「人口が減少し、地域によっては文化財に人の目が届かない状況にある」と説明、公的な施設で文化財を一括管理する必要性を強調した。

 博物館は、県と対馬市が協力し、市内にある県立対馬歴史民俗資料館の敷地に整備する見通し。

 対馬は、朝鮮半島からの渡来仏など貴重な文化財が多い。県によると、市内では国の重要文化財として10件、県の有形文化財(美術工芸品)には24件が指定されている。



長崎の仏像窃盗、2韓国人に実刑 「歴史価値あり重大」
2015年3月27日 東京新聞

 長崎地裁は27日、長崎県対馬市の寺から仏像や経典を盗んだとして、窃盗や関税法違反(無許可輸出未遂)などの罪に問われた韓国籍金溶晃被告(55)に懲役3年6月(求刑懲役4年)、同安承チョル被告(53)に懲役2年6月(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 宮本聡裁判長は判決理由で「被害は高額で、歴史的、文化的価値も考えれば結果は重大。強い利欲目的だった。実行犯であり、実刑は免れない」と指摘した。

 判決によると、2人は韓国籍の僧侶金相鎬被告(70)=公判中=ら数人と共謀し、昨年11月、市指定の有形文化財「誕生仏」と大般若経360巻を盗み、韓国に密輸しようとした。(共同)



<韓国>対馬で盗難の仏像1体、日本に返還へ
2015年7月15日 毎日新聞

 2012年10月に長崎県対馬市で仏像2体が盗まれ韓国で発見された事件で、韓国検察は15日、うち1体の国指定重要文化財「銅造如来立像」を日本に返還することを決めた。日韓間の外交課題になっていた仏像の返還は、両国関係改善に向けた一歩になる。ただ、残る1体「観世音菩薩坐像」の返還は見通しが立っていない。

 韓国警察は13年1月に韓国人窃盗グループを摘発、2体とも確保したが、韓国の仏教界などから日本側への返還に反対する声が上がり、引き渡しに時間がかかっていた。「銅造如来立像」は朝鮮半島統一新羅時代に作られ、伝来したとされる。返還理由について、検察は「韓国内に所有権を主張する寺院や団体がないため」と説明した。

 一方、「観世音菩薩坐像」については韓国内の寺院が所有権を主張。裁判所からも移転禁止の仮処分が出ているため、「現段階では返還について決定していない」(韓国検察)という。「銅造如来立像」は16日にも日本側に引き渡される。【ソウル米村耕一】



盗難仏像、早期返還さらに難しく 韓国の寺が提訴
2016年4月22日 朝日新聞

 長崎県対馬市の寺から韓国人窃盗団によって盗まれた仏像について、所有権を主張する韓国の寺が韓国政府に対し、引き渡しを求める訴訟を大田(テジョン)地裁に起こしたことが21日、明らかになった。盗まれた仏像は韓国で見つかり、大田にある韓国の国立文化財研究所で保管されている。

 問題の仏像は、対馬市にある観音寺の長崎県指定有形文化財「観世音菩薩坐像(ぼさつざぞう)」で、2012年に盗まれ、13年に韓国で窃盗団が検挙された。仏像も押収されたが、韓国の浮石(プソク)寺が日本の海賊「倭寇(わこう)」に略奪された可能性があるなどと主張。大田地裁が移転禁止の仮処分を決定していた。

 日本政府は仏像の返還を韓国政府に求め続けてきた。韓国外交省幹部は「裁判所が国内の法律に従って決める問題で、政府は介入できない」と説明。早期返還はさらに難しくなった形だ。(ソウル=東岡徹)



対馬で盗難の仏像、韓国の寺に所有権=裁判所が引き渡し命令
2017/1/26 時事通信社

 長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国に運び込まれた県指定文化財の仏像「観世音菩薩坐像」について、「かつて所蔵していたが略奪された」と主張する韓国の寺が韓国政府を相手取り、仏像を引き渡すよう求めた訴訟で、大田地方裁判所は26日、韓国の寺の所有権を認め、仏像を引き渡すよう命じる判決を下した。

 日本政府は日本への返還を求めてきたが、一層遠のく見通しだ。

 提訴していたのは、中部・瑞山にある浮石寺。14世紀に朝鮮半島などに出没していた海賊、倭寇によって略奪された可能性が高いと主張。窃盗団から没収され、大田の国立文化財研究所に保管されている仏像の引き渡しを求めていた。

 大田地裁は判決で「仏像は贈与や売買など正常な方法ではなく、盗難や略奪で(対馬市の観音寺に)運ばれたとみるのが妥当だ」とし、「仏像は浮石寺の所有と十分に推定できる」と判断。「(政府は)浮石寺に引き渡す義務がある」と指摘した。

 大田地裁は13年、観音寺が仏像を正当に取得したことが証明されるまで、日本側への返還を差し止める仮処分を出していたが、効力は切れていた。【大田(韓国中部)時事】 


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