金ぴか霊柩車、減ってます 「ジミ葬」志向を反映

金ぴか霊柩車、減ってます 「ジミ葬」志向を反映
2012年9月2日 朝日新聞

 金箔(きんぱく)で華美な装飾をつけた「宮型」と呼ばれる霊柩(れいきゅう)車が減っている。派手な葬送が敬遠され、輸入車を改造した装飾のない「洋型」の希望が増えているからだ。費用が安い「バン型」も人気があり、葬送業者から「葬送の伝統が消えていく」との声があがる。

 「金ぴかの車はやめてください」。戦前から営業している横浜市南区の葬儀会社「伊藤」は、葬儀の施主からこんな要望を受けることが増えたという。

 約20年前は宮型が8割、洋型は2割だったが、最近は宮型は年数件。伊藤隆会長は「かつては宮型が仏式、洋型がキリスト教や無宗教と分かれていたが、最近は簡素な葬送を求める人が多い」と言う。



・ジミ葬という表現を初めて見た。

日本の葬送文化は、ここ数十年で大きく様変わりした。もともと冠婚葬祭は、人生の節目と考えるとともに社会に対するお披露目やステータスであった。

それが家族単位の縮小、地域社会の希薄化、個人主義の深化、経済力の格差で実施が困難となっている。

このブログでも書いてきたことだが、人間が子どもから大人へと成長するには、通過儀礼といわれるものを通して家族から社会へと認識を変える必要がある。それが滞れば、自分の利益のみを優先し集団を考えることや、広く祖先や未来の子どもたちへの連帯感もなくなってしまう。

冠婚葬祭のもう一つの面を積極的に評価し、伝えることは伝え守ることは守ることが自分自身のアイデンティティ確立には必要だろう。
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