ナンニ・モレッティ監督最新作「ローマ法王の休日」日本公開

カトリック信者も騒然!?の話題作 イタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督最新作「ローマ法王の休日」日本公開決定
2012年7月3日 ハリウッドチャンネル

「息子の部屋」(01)で第54回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞してから10年、イタリアの巨匠ナンニ・モレッティ監督が満を持して贈る最新作「ローマ法王の休日」が、7月21日(土)より公開されることが決定した。

自ら脚本、演出、さらには出演までもこなし、その創作スタイルと、現代が抱える問題を人間的な視点でユーモラスかつシニカルに描く作家性によって、“イタリアのウディ・アレン”とも呼ばれるモレッティ監督の新境地。

本年度カンヌ国際映画祭では審査委員長を務めたモレッティ監督が見たヴァチカンとはどんなものなのか。主演に「昼顔」(67)、「美しき諍い女」(91)をはじめ150本以上の作品に出演しているフランス映画界の重鎮ミシェル・ピッコリを迎えて描く物語の迫力と深さ、美しい映像、そしてイタリアの華麗にして繊細な文化が詰まっている。

世界中で11億人以上にのぼるカトリック教徒の最高指導者たる“法王”を主人公に据え、しかも就任演説を前に逃走するという大胆な構想に至った過程について、モレッティ監督はこう語る。

「“新しく任命されたローマ法王が、彼の登場を期待して待つ信者たちの前になかなか姿を現すことができない”というシーンを思いついたことから企画が絞られ、話を膨らませていった。確かにかなり挑戦的な題材に見えると思うが、決して宗教批判をするつもりで作ったわけではないんだ。描きたかったのはあくまでも、着想シーンから膨らませた私なりの“法王”という役職についた人物の物語であり、ヴァチカンであり、コンクラーヴェだった」。

挑戦的な題材に、本国での公開時、一部のカトリック信者より批判の声も上がったという「ローマ法王の休日」。法王を悩める一人の人間として描き、カンヌ映画祭を沸かせた話題作が遂に登場する。

「ローマ法王の休日」は、7月21日(土)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国順次公開



「ローマ法王の休日」公式サイト  http://romahouou.gaga.ne.jp/

ストーリー
ローマ法王が逝去し、コンクラーヴェが開催される。そして、枢機卿達は、どうか私が選ばれませんようにと祈っていた。そんな中、メルヴィルという有力視されていなかった枢機卿が新法王に選ばれるが、彼はプレッシャーに耐え切れずその場を逃げ出してしまう。
ローマ法王をテーマにした異色のコメディ・ドラマ。ローマ法王逝去後、コンクラーヴェで選ばれた新法王がプレッシャーのあまり、ローマの街へ逃げ出し、信仰や法王の存在意義を見つめなおす姿をユーモラスに描く。『息子の部屋』で高い評価を受けたナンニ・モレッティ監督が、脚本・出演までをこなし、独特の演出でおくる意欲作だ。

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『Habemus Papam』
監督・キャスト
監督・脚本・製作・出演 : ナンニ・モレッティ
製作 : ドメニコ・プロカッチ
脚本 : フランチェスコ・ピッコロ/フェデリカ・ポントレモーリ
撮影 : アレッサンドロ・ペシ
美術 : パオラ・ビザーリ
音楽 : フランコ・ピエルサンティ
出演 : ミシェル・ピッコリ/イエルジー・スチュエル/レナート・スカルパ/マルゲリータ・ブイ
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上映時間:105分
製作年:2011年



・公式サイトによると撮影はホンモノのヴァチカン施設は利用できないのでローマ等で行っているということだ。公開当時は批判もあったが、それはカトリックの教えが見られないというもので、教会を批判した作品とは受け取られていないようだ。

内容は、上記のストーリーに触れられている通りであり、コメディなので批判があることもないだろう。ローマの休日をもじったように、その地位に安住できない一人の人間のとしての法王像を描いているのかもしれない。

何十億の信者のトップという重圧に耐えることは想像できぬゆえに、こうしてエスケープしたいという気持ちは分かる。さて日本公開ではどう受け取られるのだろうか。結末は意外になっているということだ。
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