都立霊園に初の“樹林墓地”

都立霊園に初の“樹林墓地”
2012年6月7日 NHK

遺骨を樹木の下に共同で埋葬する「樹林墓地」と呼ばれる新しい形態の墓所が東京・多摩地区にある都立霊園に整備され、東京都は来月から利用者の募集を始めることになりました。

新たに整備されたのは、遺骨を樹木の下に共同で埋葬する「樹林墓地」と呼ばれる墓所で、現在8か所にある都立霊園が利用者でほぼいっぱいになっていることを受けて、東京都が多摩地区にある都立小平霊園に初めて整備しました。

芝生が敷き詰められた広さ800平方メートル余りの敷地にはコブシやツバキなどが植えられ、地下には遺骨を埋葬するための直径1メートル50センチ、深さ2メートル余りの筒状の施設が27か所に設けられています。利用料は1人13万円余りで、管理料はありません。

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こうした「樹林墓地」は限られた敷地を効率的に利用できるほか、埋葬に関する価値観の多様化を受けて、最近、民間の霊園を中心に広がっているということです。

東京都は、1万人余りの利用を予定していて、来月から利用者の募集を始めることにしています。

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東京都公園緑地部の細川卓巳課長は「土にかえりたいという都民からの要望に応えるためにも新たな墓所を整備した」と話しています。



・NHKの報道で樹林墓地という形式の墓の募集が開始される。その評判は高くて問い合わせが殺到しているという。

これは、遺骨はそのまま朽ちて土に還っていくために管理料はないしエコである。最近、自然葬の類型が増えており、管理放棄墓地が増えている中で新たに注目される。

なお民間霊園では樹木墓地はすでにあるようだ。共同墓ということに拘らないならば選択する対象にもなるだろうし、東京都以外でも拡がることになるだろう。


東京都立 小平霊園

 都立霊園初! 小平霊園に樹林墓地が完成

 樹林墓地は、死後は安らかに自然に還りたい、という多くの都民の皆様の思いに応えられるよう、樹林の下に共同埋蔵施設を設け、直接土に触れる形で遺骨を埋蔵します。

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 募集予定数 500体
 使用料(貸付時一回限り) 遺骨:1体 134,000円、粉状遺骨:1体 44,000円
      一般墓所と異なり、毎年の管理料はかかりません。


追記

都の樹林墓地 16倍の応募
2012年08月15日 NHK

東京都が多摩地区に整備した、遺骨を樹木の下に共同で埋葬する「樹林墓地」について、初めての募集が行われ、集計した結果、500人分の募集に対して、16倍を超える申し込みがありました。

東京都は、遺骨を樹木の下に共同で埋葬する「樹林墓地」と呼ばれる新しい形態の墓所を、多摩地区にある都立小平霊園に初めて整備し、7月に利用者の募集を行いました。

「樹林墓地」は、募集を始める段階から問い合わせが相次ぐなど注目を集め、15日発表された集計結果によりますと、500人分の募集に対して、16.3倍の8169人分の申し込みがありました。

申し込みの種類は、家族の「遺骨」を遺族が埋葬する方法や、本人が「生前」に申し込む方法などに分かれ、このうち「生前」の申し込みは、325人分の募集に対し7067人の申し込みがあり、倍率は21倍を超えています。

このほか同時に募集した都立霊園の一般のお墓の抽せん倍率は7.5倍で、去年とほぼ同じの高い水準が続いています。

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都立霊園を管理する東京都公園協会霊園課の大篠則子課長は「樹林墓地については、予想以上の申し込みが来たと受け止めている。お墓の管理などで周りの人に迷惑をかけないで済むといった理由で、生前から検討する人が多い現れだと思うし、核家族化が進むなかで今後もこの傾向は続くと思われる」と話しています。

「樹林墓地」を含めた都立霊園の抽せん会は、8月23日東京都庁で行われます。
「樹林墓地」の今年度の募集はこれで終わり、次の募集は来年7月に行われる予定です。



樹林墓地 前年比3倍で募集へ
2013年06月03日 NHK放送センター

樹木の下に遺骨を共同で埋葬する東京都の「樹林墓地」について、昨年度、募集定員を大幅に超える申し込みがあったことから、都は今年度の募集定員を前の年の3倍余りに当たる1600人分に増やすことになりました。

東京都が、樹木の下に遺骨を共同で埋葬する「樹林墓地」を、去年、多摩地区にある都立小平霊園に初めて整備し、500人分の募集をしたところ、定員の16倍を超える8000人分余りの申し込みがありました。

この人気を受けて東京都は、今年度分の募集定員を前の年の3倍余りに当たる1600人分に増やすことになりました。

この樹林墓地は利用料が1人13万4000円で、年間の管理料が必要ないことや、埋葬に対する価値観が多様化していることなどから人気を集めています。

東京都は、小平霊園での樹林墓地の受け入れを合わせて1万700人分まで見込んでいますが、さらにニーズがあれば今後、募集定員を増やすことも検討しています。

今年度の募集は来月1日から16日までで、今月27日から東京都庁や都立霊園、それに市区町村の窓口で申込書を配布することにしています。



“樹林墓地”墓参り 東京・多摩
2014年8月13日 NHK

東京・多摩地区にある木の下に遺骨を共同で埋葬する新しいスタイルのお墓「樹林墓地」にも、お盆を迎えて、家族連れなどがお墓参りに訪れました。

この「樹林墓地」は、木の下に遺骨を共同で埋蔵する新しいスタイルのお墓で、東京都がおととし、多摩地区にある都立小平霊園の中に整備し、これまでにおよそ350人分の遺骨が埋葬されています。お盆に入り、13日は午前中から家族連れなどがお墓参りに訪れていました。

墓地の中に墓石などはありませんが、献花台が設けられていて、訪れた人たちは花を供えたり線香をあげたりしたあと、墓地に向かって静かに手を合わせていました。夫のお参りに訪れたという東村山市の70代の女性は「夫は生前に自然に帰りたいと話していたので、樹林墓地に遺骨を埋葬しました。緑に囲まれて喜んでいると思います」と話していました。

東京都公園協会によりますと、この樹林墓地には、ことしも去年に続いて1600人分の募集枠が設けられたほか、共同ではなく、個別に埋葬する形の枠も新たに300人分が用意されたということです。

いずれも受け付けは先月締め切られましたが、多くの申し込みが寄せられたということで今月27日に抽せんが行われます。



追記

<樹林墓地>浦安に完成 自然の懐で安らかに… 公営全国3番目、来月受け付け開始 /千葉
2015年06月23日 毎日新聞

 樹木を墓標にした共同墓地「樹林墓地」が、浦安市墓地公園(浦安市日の出)に完成した。公営の樹林墓地は横浜市、東京都に次いで3カ所目となり、7月1日から申請を受け付ける。

 樹林墓地は、個人でお墓の維持管理が必要ないことや、永代供養されること、「自然に還る」というイメージなどから人気を呼んでいる。

 浦安市の樹林墓地は、半円形の敷地にクスノキやサクラ、モッコウなど樹木約40本を植栽した。土中にコンクリート製で筒状の埋蔵施設が16基埋め込まれており、そこに絹の袋で包んだ遺骨を共同で納骨する。敷地面積は約450平方メートルで、約5000体が埋葬できるという。

 利用条件は、遺族が浦安市内に住んで1年以上の住民で、埋葬されたことがない火葬骨であること。納骨の立ち会いと遺骨の返還はできない。

 また、抽選で生前の予約(200人)と他の墓からの改葬(50件)も受け付けている。抽選は毎年実施する予定で、今年の申請は7月15日まで。

 名前を刻んだ墓碑などがない代わりに、故人の写真や動画のデータを墓地公園が預かるサービスもある。お墓参りに来た遺族らがタブレット端末で見ながら参拝できる仕組みだ。利用料は12万円。問い合わせは同市みどり公園課(047・351・1111)。【小林多美子】


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