洗脳体験をナラティヴに18

「執着は、事実ではない。頭の中の信念、幻想にすぎない。物や人を愛し、十分に喜ぶが、執着という信念のない今、手を放したままで物や人を楽しむのである。実は、何かをほんとうに楽しむのにこれ以外の方法があるだろうか」(アントニー・デ・メロ)3-32

† 手放しで人やモノを見つめること。何らの先入観や信念で見ないことこそが、相手を知るという行為である。事実とは、そういうものなのだ。見る人によって変わってしまう事実とは、幻想にすぎない。楽しむことができなければホンモノではないだろう。

‡ 宗教とは、何かを信じることではなく、事実にありのままに感じ反応する人間の姿勢を示唆することではないだろうか。とある宗教団体に属していた頃にしきりに愛を教えられていたがイマイチ分からなかった。その愛とは、組織に会員に対して、また組織そのものに対して従順になりなさいということに過ぎなかった。確かに、愛らしい気遣いはあったことは認めるとしても、宗教の教えを信じている者同士の結びつきであり、隣人全てに適用できるものではなかった。
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