洗脳体験をナラティヴに17

「しなければならないのはただ一つ、目を開けて、自分が執着しているものはほんとうは自分には必要でないと悟ることだ。わたしはプログラム化され、洗脳されて、この特定の人や物がなければ幸せになれない、生きてゆけないと思い込まされていた」(アントニー・デ・メロ)3-32

† 人間は何かにこだわって生きている。それは大きなことかもしれないし小さなことかもしれない。問題となるのは、それが自らのこだわりなのか、それとも幼少から教え込まれたルールなのかであるとデ・メロ師は言う。プログラム化とは自動思考のことであり、AといえばBと反応してしまうことに何の問題も感じていない状態のことだ。

‡ 宗教も教義・教理を持ち、同様の構造を持っている。無批判に覚え信じ込むことが大事であると思い込んでいる。しかし、それは本当に自分に必要でないことを知ることだろう。とある宗教組織にいた時間は、その組織に属さなければ全て終わりだという教えに恐れを感じていた。つまり、自分が主体であることから組織主体へと変えさせられ意のままに動かされていたということなのだ。デ・メロ師の語るように、特定の人や物が人間を幸せにしないと悟ったのは組織の呪縛から離れた後のことだった。
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