洗脳体験をナラティヴに12

「『わたしが何とかして今の状況や周囲の人々を変えさえすれば、幸福が訪れる』。これも、真実ではない。自分の幸・不幸を決めるのは周囲の世界や人々ではなく、自分の頭の中にある考え方である」(アントニー・デ・メロ)3-17

† これは、「すべて社会が悪い、誰か他人が悪い」と責任転嫁する人と同じスタンスである。だから、社会が良くなれば、Aさんが変われば全ては良くなり私には幸せが訪れるという考えだろう。デ・メロ師は、すべては自分の頭の中できごとだという。つまり、幸・不幸などは捉え方に過ぎないということ。絶対的な幸福も絶対的な不幸もないということだ。しかし、多くの人たちは、自分自身の周辺整理に多大なエネルギーを費やして疲れてしまうのだ。

‡ 宗教への関わりが上記の解消にあるならば、その見方を変えさせる努力をすることが宗教の役割となるべきなのだが現実にはそうなっていない。だからこそ心理学者がもてはやされ占いなどに傾倒する人たちがいるのだろう。私が関わっていた宗教組織も、悪魔という存在を立てて、問題の根源はそこにあると主張していた。神学的には、そうした解釈もできるのだが、それで人間は納得するのだろうか。
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