クローズアップ現代 “現代型うつ”にどう立ち向かうか

クローズアップ現代
“現代型うつ”にどう立ち向かうか
(NO.3124)
2011年11月22日 NHK

今、これまでの概念では捉えきれない「うつ病」が増加している。不眠に悩む、職場で激しく落ち込むといった「うつ」の症状を示す一方で、自分を責めるのではなく上司のせいにする、休職中にも関わらず旅行には出かける…。いわゆる”現代型うつ”だ。20~30代の若者を中心に増え続けているとされ、従来の治療法が効きにくいことから医療現場は混乱している。さらに企業では休職者が増え、経営を圧迫。中には「怠け」と判断し、解雇したところ裁判で訴えられるケースも出ている。現代型うつに翻弄される医療現場と企業の実態に加え、最新の治療法も取材、対応策を考える。

出演者
神庭重信(日本うつ病学会理事長・九州大学大学院教授)



・番組HPにブログが併設され視聴者からの意見が複数載せられていた。NHKが掲載判断をしたうえでのものだろうと思うが、批判的な意見が多かった。つまり、現代型うつに属さない人たちの思いだろうし「心が弱い」という表現にイラついたということだ。

現代型うつとは従来のうつに比べて、その病状が変化していることを指す。その背景には、文化的要素が大きいということだ。若者が育ってきた時代の環境因子と現代企業が求めている人材のイメージが乖離している。番組では企業の総務担当に取材したりセミナーの様子を撮影していた。

また、治療法としてグループミーティングと称して紹介されていたが、従来の集団療法と同じく患者同士が意見交換をしながら気づきを得るという方法だ。これ自体は新しい試みではない。

番組の意図は分かっていても、やはりしっくりこないものを感じた。外からのストレスに極端に弱い世代の出現に対しては、人間的な成熟を期待して待つしかないという結論しかないだろう。彼らに薬の効用は期待できないし、従来ならば組織でカバーしていたものが昨今の職場環境ではできなくなってしまったということだ。

それを、新しい病気の出現のように報道することはどうかと感じる。むろん、ウツ的な症状はあるに違いないにしても、治療の対象としてではなく、採用した企業が育て治ししつつ見守るというのが処方箋のように感じる。
関連記事
スポンサーサイト

コメント


トラックバック

↑