NNNドキュメント'11 やまない雨はない うつと共に生きる気象キャスター

NNNドキュメント'11
やまない雨はない うつと共に生きる気象キャスター
2011年10月30日25:30~ 日本テレビ

ナレーター:毬谷友子
制作:日本テレビ

「自ら死んではいけません、やまない雨はないのです」自殺予防の講演会でこう語りかけるのは倉嶋厚さん(87)。かつてお茶の間の人気を博したお天気キャスターの草分けだ。14年前、最愛の妻をガンで突然失ったことがきっかけで重度のうつ病を発症、自殺をこころみた。4か月に及ぶ閉鎖病棟での闘病生活―どん底から14年。今は自身の体験をもとに「自殺予防」を訴えている。しかし、うつを完全に克服したわけではない。「うつは闘うものではなく、共存するもの」と話す彼は、その生き方をカメラの前で見せてくれた。そこには、うつの現実、病から得た人生訓、季節を楽しむ心。そして、妻を失い孤独となった倉嶋さんを支えてきた絆があった。



・1997.6に妻・泰子さんを末期ガンで亡くし、子どももいなかった厚さんは強度のうつ状態に陥った。自殺願望があり精神科病院への入院を経て回復し、今は東京で一人で暮らしている。現在では、うつ病による自殺予防の講演会を各地で行っている。

この取材は1年も前から始めたらしい。厚さんを、どのようにドキュメンタリーとして表現するのか非常に難しいところである。取材陣も、最初は接し方が難しかったようだ。

今まで、いくつかの関連するドキュメンタリーを見てきたが、取材陣が感情移入できない番組が多かった。それは、あまりに健康な人たちが取材しているからだろう。本当の悲しみや哀しみ、苦しみに翻弄されたことのない人には理解できないと感じる。

厚さんは、お天気キャスターであり医者でも心理学者でもない。ただ、今まで経験したことを公開し役立てようとする律義さがある。こうした長期の取材につきあっているのも、そうした使命感があるためだろう。

番組では、彼がSOSを発して失意の時に助けてくれた女性との再会を取材していた。厚さんよりも年上の女性であるが、面倒をみてくれて入院の手配までしてくれたそうだ。こうした出会いが幸いしている。

ただ精神的に不調な時に取材されること、特に自宅まで来てカメラを回されることはきついなぁと感じた。また、HPを開設されているということで理系だね。

なお、題名となった書籍『やまない雨はない―妻の死、うつ病、それから… 』(文芸春秋、2002/08刊)を基にしたテレビドラマも2010年3月6日テレビ朝日ドラマスペシャル“やまない雨はない”にて放映されているようだ。

ディレクター:斎藤弘江

お天気博士 倉嶋 厚のホームページ  http://www005.upp.so-net.ne.jp/kurashima/
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