NHKスペシャル なでしこジャパン 世界一への道

NHKスペシャル なでしこジャパン 世界一への道
2011年7月25日 総合テレビ

120分の激闘の末にPK戦で王者・アメリカを倒し、世界一に輝いた女子サッカー日本代表・「なでしこジャパン」。世界が絶賛した華麗なパスサッカーは選手たち自身が議論を繰り返して作り上げてきた信頼関係に支えられたものだった。相次いだスポンサーの撤退、シドニー五輪の出場を逃した後の人気低迷、そして北京五輪でのベストフォー進出…。「結果を出さなければ、女子サッカーは忘れられる」という危機感を胸に成長してきたなでしこジャパン。その軌跡は、度重なるピンチに耐え、栄冠をつかんだアメリカとの激闘に重なる。日本代表、そしてアメリカのワンバク選手らへの単独インタビューでたどる決勝戦120分間のドラマを縦軸に、世界一の座をつかむまでの選手たちの秘話を織り込みながら、なでしこジャパン成長の軌跡を見つめる。



・この番組を見ながら、日本のオリンピック女子ソフトを思い出した。

女子ソフトもアメリカとの最終戦が印象的であり、NHKスペシャルでも放送されたと記憶している。

感動的なことは、彼女たちが日本女子サッカーの現状を真剣に考えていることであり非常に冷静であることだ。それは、彼女たちが帰国後も一過性のブームではなく専業としてサッカーができる環境を日本でも実現したいという強烈な願いなのだろう。

事業団のように働きながら生活費を稼ぎ、練習時間を確保しながらというハングリーな状況こそは、2番じゃいけない!という強烈な動機づけになったろう。

こうした試合では、いろいろなドラマがあったに違いないし、チームの持っている潜在能力を充分に発揮させたのだろう。先手先手で気勢をあげたアメリカに対して、そのムードに乗らず自分たちのサッカーをしようとした姿が印象的だ。

素人目に見ても一体感を感じたチームだが、スポーツには短時間でこうした興奮と感動を与えるということを示した。

米国ワンバク選手にインタビューをしていたがナイスな女性でした。彼女の素直な反応には余裕さえ感じられた。前半の試合で決めたかったということで、特に延長戦で自らヘッドで決めてW杯世界一を確信したというのは本当だろうし、サッカーは心理戦だということも彼女の話から聞くと妙に納得してしまう。

非常にきちんと構成されており緩む時間もなく最後まで見てしまった。この試合でのポイントとなったことを探りながら、どのように選手たちが動いたかが説明されていた。特に音響が小気味よく、試合の流れのように響いていた。

こうした番組の成否は、どうインタビューをとって編集するかという腕にかかっている。彼女ら、特に若い女性たちの他番組での生番組での発言を見ていると、話し方に難点があった。この番組では巧みに編集されて、荒が見えない形になっていた。

この放送日が、ちょうど試合から1週間目であり、通常の土・日放送ではなく急遽編成されたものだろうが、なぜ月曜日の夜10時という時間に持ってきたのか理解に苦しむ。土・日の方が視聴者多く、しかも、あと5日もあれば更に深い内容にできたかもしれない。特に、アメリカ戦だけでなく、準決勝も含めた流れや関係者インタビューもあると良かったろう。

それは、NHKが企画している大型番組シリーズ「未解決事件」を控えているためだと言えようが、時間帯を工夫すれば土・日視聴も可能だったろう。

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