聖書に火、体に殺虫剤…韓国・海兵隊のいじめ

聖書に火、体に殺虫剤…韓国・海兵隊のいじめ
2011年7月14日 読売新聞

 朝鮮戦争やベトナム戦争で勇名をはせた韓国海兵隊で、いじめや暴行が常態化していることが明らかになり、大揺れとなっている。

 海兵隊トップの 兪楽濬(ユナクチュン)司令官は 金寛鎮(キムグァンジン)国防相に責任を取って辞任する覚悟を表明した。

 問題が明るみに出たきっかけは今月4日、北西部・ 江華島(カンファド)の海兵隊監視所で隊員が銃を乱射し、4人が死亡した事件だ。逮捕された上等兵(19)は軍の調べに対し、部隊内のいじめや暴力が乱射の引き金となったと示唆した。共犯で逮捕された二等兵(20)は、上官の兵長がキリスト教徒の二等兵に「兵長は神と同じだ。俺に祈れ」と命じ、二等兵の聖書に火を付けたり、体に殺虫剤を吹き付けるなどのいじめを行ったと証言した。 【ソウル=仲川高志】



・こうした問題は歴史を通して起こることだろう。

韓国ならばキリスト教徒も多く忠誠を誓うのは神なのか国家なのか軍隊なのか…という問題はあるだろう。軍隊という組織は平時でも常識が通らないこともあるだろうし、海兵隊のような集団では規律をどう維持するのかが課題となるだろう。

鬼軍曹が部下をしごくことはあり得るのだろう。それを若い部下がどう感じるかだろう。


〈以下参考〉

韓国:上等兵が小銃乱射兵士4人死亡…江華島の海兵隊施設
2011年7月4日 毎日新聞

韓国北西部・江華島(カンファド)の海岸にある海兵隊施設で4日、上等兵1人が小銃を乱射し兵士4人が死亡、1人が負傷した。上等兵は乱射後、手投げ弾を爆発させ、本人も負傷した。軍当局は上等兵の身柄を確保し、経緯などの調査に入った。韓国国防省が明らかにした。

 事件は、同島南岸の海兵隊第2師団の施設で発生。聯合ニュースによると、上等兵は4日正午前、夜間哨戒勤務を終えて就寝中の兵士に向け小銃を乱射後、現場から離れた場所で手投げ弾を爆発させた。施設には当時、約30人がいたという。

 韓国では05年にも南北軍事境界線に近い軍歩哨所で、兵士が手投げ弾を投げて小銃を乱射、8人が死亡する事件が発生。兵士が「先輩のいじめに悩んでいた」と供述したことから、社会に衝撃を与えたことがある。
 【ソウル西脇真一】



〈以下追加引用〉

韓国軍 いじめ禁止規則施行へ
2011年7月20日 NHK

韓国では、軍の内部でのいじめなどが原因で兵士が同僚らを殺害したり、自殺したりするケースが相次いでいることから、国防省はいじめや暴力を禁止し、違反した場合は処罰する規則を急きょ設けることになりました。
韓国では今月4日、北朝鮮に近いカンファ島の韓国軍の施設で兵士が同僚や上官に向けて銃を乱射して5人が死傷し、その後の調べでこの兵士が同僚らから殴られるなどいじめや暴力を受けていたことが明らかになりました。この事件のあと、韓国軍がすべての兵士を対象に調査したところ、一部の部隊で、日常的にいじめなどが行われていたことが確認されたということです。これについて国防省の報道官は、19日、記者会見を開き、「一部の部隊に今も残っている理不尽な行為をなくさなければならない」と述べ、いじめや暴力、暴言をいかなる場合にも禁止し、違反したり、黙認した場合は処罰することを定めた規則を今週施行すると発表しました。また、兵士は階級が上の上官には従わなければならないという厳しい上下関係がいじめなどの背景にあることから、規則では今後兵士に命令できるのは所属する部隊の指揮官に限定するとしています。韓国軍では、今回の乱射事件以外にも、ことしに入って5人の兵士がいじめなどを理由に自殺し、国会や国民の間から軍内部の規律のあり方を巡って改善を求める声が強まっており、国防省では早急な対応を求められていました。


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